My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

王様のくびかざり

2017年12月03日 | 読む☆考える(^O^)/
図書館の読み聞かせボランティア。
10月は、いわむらかずお作の
ねずみのいもほり
を読みました。図書館の大型絵本を使いました。
子供達が、「これだいすきな絵本だあ!」と言ったので嬉しかった。大型なので迫力あって楽しい絵本でした。

11月は、
今度は趣きを替えて、「王様のくびかざり」(那須田稔 作 田中清代 絵)を
読みました。
実はもう一つ、朝から近所でお寺に集まる子供の集いがあり、これに参加していて、その合間を30分抜けて読んできたのでした。読んだらすぐ戻りました。


那須田稔のものがたり絵本。
図書館にある絵本ですが、今この本は絶版のようです。素敵な絵本なんだけどなあ。ヤフオクには出品されていました。

ふとしたことから鈴のついた綺麗なくびかざりを見つけた鹿のリンリン。それを自ら王様のくびかざりとしてツノにつけましたが、猟犬に追われてしまいます。仲間を守るために危険をおかし、自分を犠牲にしようとして走り抜けるシカの王様ですが、
なかなかスリリングなお話の運びになっています。
写実的な挿し絵が、また良い。鹿のような動物に感じる、ある種の孤高さがあります。リンリンの、颯爽とした立ち姿の美しさ。

短いお話の中に、
若い鹿、若者ならではの躍動的な美しさと、若さの奢り、そして厳しい現実と自身の反省とが織り込まれていて、
ちょっとドキドキします。
最後は、主人公のリンリンがピンチに追い込まれた時に自分の事よりも、仲間の安全を考えてエネルギーを使いきろうとし、見事によい方向に展開するというハッピーエンドになります。
あーよかった!という終わり方です。

子供さん達もよく集中して聴いてくれました。

どんな事を思ったでしょうね。


因みに、「ねずみのいもほり」はこれでした。↓