My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

杏、バイオリンを 弾く

2015年10月11日 | 或る日或るとき
杏さんが、来年公開の「オケ老人」という映画で主演。
バイオリンを弾くらしい。

「通常2、3年はかかるとかいうバイオリンの基礎を1カ月で習得」
とのことです。
日頃から感じていた、彼女の真面目さと物事の分析力、
そして期限までに課題をとことん研究しつくす几帳面さとバイタリティー
それらから考えて、
すぐに納得しました。
女優を持ち上げるための大袈裟な触れ込みではないですね。

これまでバイオリニストが出てくる映像作品て、少なくとも音大をでているか、プロを描くものが殆どだったのではないかと思います。

でもこれは、アマオケの世界。
杏さんの役は数学教師。
必要以上に「芸術家のオーラ」を出す演技はないはず。
むしろ楽器に向かう率直さが現れていることが、それらしさを醸し出すはずですよね。

「マエストロ」の、解散したプロオケが再び集まった練習風景、も見ようによっては前提をアマオケとして置き換えてもいいかもしれないとも感じます。楽器に対しての初々しさが演技以外に醸し出されていたように見えましたから。こうして今考えると。
でも前提がプロオケなのだという目で鑑賞するからそれはそれで「らしさ」は成り立つので私はオッケーです。
コンサート本番風景でのプロの方々を交えた演奏場面ではハッキリと役者さんとの差は出ていましたが。ストーリーとは関係ないことなので、DVDで観た時もそこはスルーしました。

こうしてアマオケを描く映画ができるっていうことは、(小説が原作となっています。)興行に値する、今やそれだけ認知度が高いからなのだと思いますし、
日本のアマオケの数がとてもたくさんあることは既に周知の事実。
我が師匠からの情報によると、ヨーロッパでは、日本ほどアマチュアのオケは一般的ではないそうです。
弾かなくても聴く文化はものすごく発達していて芸術の誉れ高い地、数々の偉大な音楽家を生んだヨーロッパですけど、
これは経済の問題にも関係してくるのではないかなと想像します。

映画に関する記事をあまり読まないまま書いていますが、先程チラッと検索したら、高齢者のアマオケであること、棺桶とオケを掛けてありました。w
原作の言葉なんでしょうね。
読んでみようと思います。

杏さんの役はどうやら学オケ出身らしいですね。
そこのあなたも、そこのあなたも、そういえば私の娘も、
たくさんそういう方々が、ずっと弾いている。素敵なことだと改めて思います。

さらーに、
題名の「オケ老人」て。www
私のことかー?www
残念。私はオケに所属していない。悲しいことに。

楽しそうな映画ですね。