My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

こころに晴れ間

2012年03月25日 | 或る日或るとき
 昨日、いつも行くスーパーマーケットで買い物をして会計を済ませたら、
顔馴染みのレジの方が、
「私、今日でこのお店、最後になるんです。今まで良くしていただいて、ありがとうございました。」
とお辞儀をされた。

「まあ!…。そうなんですか。あらぁ。」
「良くしていただいて。ありがとうございました。」
「あっ、こちらこそ!お世話になりました。」
「いえ、ほんとに良くしていただきました。」
「あの…、おげんきでねっ!」にこっ。

午後3時ころ(私はこの時間に買い物をすることはあまりない)だったのでお客さんは混んではいなかった。
何かもっと言葉をかけたい気持ちもあったけど、
急いでいたので、(母がディサービスから帰ってくる~その前に洗濯したいの)
名残惜しい気持ちで、でも、だだだっとお店をを出た。

その方は、30歳前後?くらいのロングヘアを束ねた細面の背の高いすらりとした美人女性で、
いつもばっちりお化粧をしていて、(宝塚&浜崎あゆみのような)
たまには、これからパーティですか?という感じの派手派手なアップのヘアスタイルの時もあり、(きっと仕事の後披露宴か何かに出席かな。)
目は「ぱっちり星きらきら」ではなく、切れ長ふう?でクールなお顔。
でもそれもこれもすべて嫌みなく
ある意味それが彼女の普通で、
レジ以外にもこまごました業務にテキパキいそしんでいるその姿が
いつもさわやかだったことが印象的。

これまで私はその方と個人的会話をした記憶がそれほどなく、
夜10時閉店間際のお店に飛び混んで、だーっと買いものすることが多く、
にもかかわらずいつも笑顔で会計をしてくださる彼女に、
気持ちがとても救われていた。
なので毎日のように「遅くにすみません!」と言っていた時期もある。

母の所へ向かう途中運転する車の中で、

「良くしていただいて」
の意味がわからなくて考えたけど、具体的なことは思い浮かばなかった。
それは、たまたま別れのあいさつの一環なのかもしれないけれど。
さすれば、きっちり仕事をして来た人だからこそ出た言葉だったんだろうなと解釈した。
なんだか心に晴れ間。疲れが吹き飛んでいくみたいな感じになった。


良くしていただいたのは、こちらのほうなんです。

ほんとは私、もっといっぱい言いたいことがあったはずなんだけれど、
お元気でねとしか言えなかった。(←精いっぱいの笑顔付きw)
言葉にすることができなかった無骨なわたし。

でも、私がその人を好きだなと思っていたことが、
買い物のちょっとした短い時間の積み重ねの中でひょっとしたら、
伝わっていたのかもしれないとも思い、ほっこり・・・・。
声をかけてくださった今日のことを、大事に心に留めたく思った。
コメント (2)
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