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My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

首相夫人

2010年06月12日 | 崖っぷち★レッスン日記

シュシュの材料を買いに出て、本屋さんに立ち寄ると、
女性週刊誌の表紙が目に着いた。

なんと表紙には、昨年の我が藪の内州の支部結成40周年記念茶会においで下さったお客様が大きく載っていた。記事もあったので、ちょっと立ち読みした。
その方は菅信子さん。
お菓子席の担当だった私は、変則的なお待ちあいの座敷でお菓子を差し上げるのが大変で、、菅さんの機転に助けられ、何とか気持ち良くおもてなしさせていただけた。
さりげなく気遣いしてくださり、サッパリして気持ちの良い方だった。

この度首相夫人になったのでやはりいろいろ書かれてしまっている。
私はお茶席の縁しかないのだけれど、やはりそんなに遠いお方でもないと言う雰囲気が長く続いていたので、こういう形で有名人になられたことには、いささか胸が痛んだ。
自宅ご近所の評判とか、言動のこととか、芸能週刊誌ならではの盛りだくさん。
うーん、少しでもかかわりのあった人がこういう記事にされると、
ばかばかしいわね、そんな記事。と言って無視したくても気になる。よせばいいのに読んでしまう。
いやーな気分になった。
菅信子さんは大人だから、いちいち振り回されるようなことはないと思うけれど。
でも言動を掬いあげられて批判される立場はつらいと思う。

人は好かれるところも嫌われるところも持っている。
いろいろ書かれ、撮られ、編集され、注目を浴びることと思うけれど、
信子さんは素敵なお茶人ですよ。


じつは管直人さんが首相になるとかならないとかの世の動きを知ってから、普段にもましてTVのニュースは勿論、ワイドショーも見ていない。
総理大臣が変わると、俄かにその奥さんの取材が始まるからだ。
どんな人なのかなあ?という興味を持つのは自然だし、いけないことではない。しかし、単なる好奇心を満足させるためだけの取材が多いのはいつものことだ。

取材というのは、字から判断するに材料を取りに行くことなんだろう。(辞書を引いていないから、語義的にはごく一般人の連想というくらいにとどめてくださいね。)
私にはその、取り方、が、いやな感じに思えることが多い。

井戸端会議的に、ある人を批評するとか、好き嫌いを言い合うことは、その場限りの音声となって次々にに消えていく。それでさえ、一度聴いてしまったことは、心のどこかに残ってしまうので、次に噂の人に出会うと、かつて聞いた話とその記憶が一番によみがえってしまうものだ。意識するしないにかかわらず。
文字にするともっとそれは強力で、読み返すことができる分、整理された記憶として定着するだろう。映像で見て、音声を聴いて、文字で確認し、記憶が定着する。
今こう書いてて、気がついた。これは素晴らしい脳の働きで、学習活動の第一歩だ。これに反芻と経験を加えるともっと素晴らしい。
それなのに、くだらないことに作用するととても厄介だ。

私のレッスンで、曲がりなりにも新しい曲がどうにか弾けるようになるのは
(最初の悲惨な状況よりまし^^;という意味でしかないので!弾けるという言葉に誤解無きよう願います!重要事項)、
これが、この学習作用が機能しているからに相違ない。(時間がかかり過ぎるけどね。)
平和なことに機能すればいいことを、とかく人の世は
人を不幸にする方向に機能させてしまう。これではもったいない。
よりよく、より素晴らしく、っていう方向に機能させなくちゃね。

ゆめゆめくだらないことに脳の機能を使わないように気をつけよう。
記憶の定着と取り出す作用がうまく機能しているうちに、自分にとって意義あること、あるべきこと、それに心を傾けたいわ。
でも少し間違うと、機能の結果ばかり注目して、人生行き止まりになるから、それも気をつけます。
自戒を込めて書きました。


追記
読み返したら、「機能」という単語がうるさいですね。反省。


陰ながらのエールを送るはずが、、、^^;