My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

番組を観て

2010年03月04日 | 観たこと聴いたこと
友人からメールで知らされたtv番組を見ました。
3月4日 (木) フジテレビ「奇跡体験!アンビリバボー」
番組構成は
①世界が熱狂!美形マジシャン
②秘話 奇跡を呼ぶ豆腐←コチラが友人の親友の方ご一家のお話。
・・・・。今までこの番組を観たことはなかったのですが、まあこういうかんじは、そのなんというかね私的には、イヤ、、、、堅いこと言わないわ。^^;まあいいでしょ。みんなが見てくれたらいいんだよねっ。
さて、マジックのほうは気もそぞろで早く終わらないかしらと思って見ていましたが、(マジックファンの方には申し訳ないのですけど~^^;)
やっと後半の部へ♪
再現ドラマ仕立てでした。
以前、河野義之さんのドキュメンタリーの時にも書きましたが、私、再現ドラマ苦手。なんだかわざとらしかったりして、、、とかいろいろ。
ところがなかなか良くできていて、延々と取材の模様を放映する事に比べると、よりスピーディに伝わるものがありました。(河野さんの時もそうでした。)
少し考えも変わりました。これもOKなんだわと。
あっ、前置きが長いですね。すみません。
このような内容でした。↓   
秘話 奇跡を呼ぶ豆腐
 (番組HPから拝借いたします。大体放送されたナレーション通りです。私が書くより伝わると思う。)

笠島進一さんのお子さんは3人いらっしゃいますが、3人のうち、一番上が女の子で由貴さん、2番目に生まれた希実也くんは軽い知的障害があり、さらに一番下のお子さん、光くんがダウン症でした。
ダウン症のお子さんは、私の身近にもいて、そのお母さんの並みならぬ努力を目にしています。又そのほか、自閉症などのお子さんのいるお母さんも、それぞれ、大変な努力をしているのも知っています。光くんは、その上さらに2歳になった時、白血病という治療困難な病気も併発してしまいました。
番組では、抗がん剤の投与により食べるものも受け付けなくなっている我が子の姿が笠島さんを動かしたこと、、、そして光くんの命をつなぐものを必死で探し、今現在までの歩みになっている様子が語られていました。

感想は…なんだか言い尽くせません。

ただただ、真摯に現状に立ち向かう人には、周りの人も心を動かし、そして人と人との心のつながりを生むことを再確認しました。
私は、長女の由貴さんへの思いが格別ありました。
弟さん2人にかかりきりのお母さんを助けて成長した由貴さんがいとおしいです。

岐路に立たされた時、「この先どうなる、、、」ではなく「どうするか」で人生大きくは変わるのだと思います。
ひとりではなにもできない。でも、ひとりが動かなければ何も起こらない、と思いました。






「燃えよ剣」 えとせとら

2010年03月04日 | 携帯から
「燃えよ剣」司馬 遼太郎 新書: 663ページ 出版社: 文藝春秋

最初はどんどん読み進み、なんとなく、最後の10ページほどが惜しくて読まずに残しておいたのだけど…。
返却日が迫っているしということで、読了。^^;
実は半分読み終えたくらいの時に、この本を休憩して先に「新撰組血風録」(これも司馬遼太郎)を読了しました。


なんだか並行して読む癖がついてしまった。画像は角川文庫ですが借りたのは昔の出版の単行本でした。しかも汚い!!!ブンスカ
こちらのほうは、新撰組の隊士それぞれにスポットを当てた短編風な進み方になっています。やや客観的です。

司馬遼太郎の著作はあまり興味がなかったのですが、私が大学生のころは結構流行っていました。
実家の本棚を探索すると、しかしその当時少しは読んでいたらしい私。
「幕末」「最後の将軍」ほか数冊あったので今にしてなんだか驚き。
…思い出したわ、そう言えば読んでいた。歴史知識知識があいまいなので退屈しながら読んだ覚えが。(笑) そして、当時私の叔母の彼氏(年下だった…)が、
「つまり”司馬りょー”はさあ、(中略)~~って、言ってるンだよね。」という具合に、叔母と二人で盛り上がっていたのを懐かしく思い出しました。
??”司馬りょー”だなんて、馴れ馴れしいというか、同化してしまっているというか、そんな感じを持ち、当時大学生の私は、ある種の「嫌悪感」を持ちましたけど。つまり、彼はファンだったのですよね。それなのに私は醒めて見てしまっていたの。ごめんなさいでした!そういうことどもを含めて、なつかしいわぁ。

そして時代は平成のいま、、、ある若き女性が「燃えよ剣」「新撰組血風録」を愛読書にしているという事を私に話してくれました。へぇ。あの男臭い小説が?オネエサンの愛読書…。
娘に電話でそのことを話すと、「それはね、たぶん内容が”純粋”だからだね。それからね、プラス『萌え』だよん。(笑)」
は。^^;
当時若き日の私((笑))には、「おじさんの読む小説」にしか思えませんでしたケドネ。
なんだか”エンターティナー風純粋”のような気がして興味がわかなかったんです。


さて、この小説、もう若くはないこの年で初めて読みましたが、
殺陣のシーンがスピーディで、あっさりと上手です。でも恐ろしくなりましたけど!!
箱館戦争の最後のくだりでは、泣けました。   ^^;
その時代の行動をことさらに美化する気持ちはありませんが、
人の生き方としての理解はできますし、また、環境によって育つ個性、環境に左右されていない個性、その絡み合いがうまく描かれています。
そして恋のお話もあったんですね。あら~せつない。

登場人物の、個々歩んだ方向は様々でした…。
彼らの未来は?読み手には歴史的にもうわかっていることなのに、ドキドキ!!ハラハラ!!
「これからどうなるのか」ではなく「どうするか、だ」という沖田と土方の会話の場面が印象的で、全編通してそこに焦点が当てられているような気がします。

史実の人物が実際どんな人だったのかは、はかり知れませんが、
昭和の経済成長期に書かれたこの小説、という点に、
なにかと意味深いものを私は感じました。
あの日の叔母の年下彼氏のように(もはや遠い過去です。叔母は2年前他界しました。)
「”司馬りょー”はさあ、」って言う具合に語りたくなってきました。(笑)
















はぐれ刑事純情派
http://www.youtube.com/watch?v=4AvsMkuH73k

沖田総司の墓参
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090627/tky0906271926002-n1.htm