My violin & My life/ Life is a Bumpy road

スタートラインはいつもそこにある!
Life is Impermanent.

なんだかすっきり

2005年05月11日 | 或る日或るとき
このところ、バイオリンとの付き合い方に、少しもやもやしたものを感じていたのですが、
そんな霧のようなものをスーッと晴らしてくれた記事がありました。
先月のことになりますが、

ブログ「I VIOLINI A CONGRESSO」の<ヨーロッパ退屈日記(伊丹十三)>。
伊丹十三さんのエッセイの中で、バイオリンに触れて書かれている部分が紹介されてあります。
1976年のもの。バイオリンを弾いていたとは、知りませんでした。
記事を書いて下さったブログの管理人さんはまだ生まれていない頃とか。(その時私はもう大学生でしたけど…!)
とても心が軽やかになりました。

>ヴァイオリンというのは実に不愉快な楽器である。

というところが紹介されています。もう、笑って笑って。拍手です。
「苦笑」どころではありません。私は。
TBしました。もう読まれた方もどうか今一度。
続けて<音楽を楽しむ>も。コメントされている方々にも注目です。

伊丹さんが、多才な人であることは聞いていましたが、
私が若い時、共感する事はあまりないと思っていました。確か、俳優でしたよ。そして映画監督。「お葬式」とか、「マルサの女」とか。
(夫人の宮本信子さんも個性派女優で、魅力的な方ですね)
いつも皮肉たっぷりで、ななめからものを言うタイプの男。というイメージでした。
でも、きっといまなら、わかります。(反応遅いですね。)文庫本になっているというから読んでみようと思います。

物事に対する視点を変えるのはなかなか難しい。
でも、風がひと吹きしてくれると、風景も変わって見えます。

>思うに楽器とはその人の終生の友である。決して裏切ることのない友である。

なんだかそう思えてきます。