地方の三文小説家「東義久」の独白

東義久のブログです。

「繕い裁つ人」を観てきた。

2015-02-19 22:51:56 | ひとりごとの部屋
2月19日、京都市内のⅯoVIx京都で観てきた。
そんなに期待してはいなかったが、全体に静かな流れで、観たあと、心が癒された気になった。
主演は中谷美紀、頑固さがいい感じでオーバーでもなくよかった。舞台が神戸ということで、坂道が象徴的に使われる。三島有紀監督の腕だろうか。

組母が始めた仕立て屋『南洋裁店』を継いだ市江(中谷美紀)は、古びたミシンをカタカタ言わせて一生ものとなるような服を一着一着丁寧に作っている。昔ながらの職人スタイルを取っているため量産はできず、百貨店の営業・藤井(三浦貴大)からの再三にわたるブランド化の提案も断り続けている。祖母が作った服の仕立て直しやサイズ直しをし、祖母のデザインを流用した新作を作る日々に、市江は十分満足していた。しかし、自分がデザインしたドレスを作りたいはずという藤井の言葉が、市江の心を動かす……。と、いうストーリーである。
「とっておきの服は誰かひとりのために」「おしゃれは自分のために」「いい服は体にそってくる」すてきな言葉が語られる。
ただ、少し不思議に感じたのは、主人公が紳士服を直すシーンだ。婦人服のデザイナーが紳士服を直すのかと、少々違和感を覚えた。
藤井の演者は百恵ちゃんの子息だそうである。


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