地方の三文小説家「東義久」の独白

東義久のブログです。

映画「グリーン ブック」を観てきた。

2019-08-14 22:13:21 | ひとりごとの部屋

8月14日、台風10号とお盆だというのに、映画「グリーンブック」を観に行ってきた。観忘れていた作品だったが友人の梅ちゃんが京都シネマでやっている、と教えてくれたのだ。この作品は1962年の未だ人種差別の色濃く残るアメリカの話。トミーというイタリア系の少々ガサツなナイトクラブの用心棒と,神の技を持ちケネディのためにホワイトハウスで演奏した黒人ピアニストのドクターシャリーの二人が南部へ演奏の旅に出る話だ。いろんな差別に向かいながらシャリーはひとのこころは変えられると信じている。人種差別の残る南部へ演奏旅行へシャリーが出たのも彼のこころのなかにひとのこころは変えられるとの思いがあったからだろう。人間というのは、黒人でもなく白人でもない。どう生きているかが大事なのだということをこの映画は教えてくれる。シャリーが黒人のバーでピアノを弾いたとき、ぼくは思わず泣いていた。泣けた。深刻に描くのではなく、それでいてこころに迫るいい作品だった。今から36年前、ぼくはロスでアレサフランクリンに会ってサインをもらった。そのアレサの曲も流れた。いい映画だった。梅ちゃんありがとう。帰り、イノダに寄って映画の余韻に浸っていた。


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