地方の三文小説家「東義久」の独白

東義久のブログです。

河合寛次郎記念館に行ってきました。

2008-05-29 10:56:22 | 文学の部屋
つい先日、河合寛次郎記念館に行ってきました。
河合寛次郎といえば、炎の詩人・陶芸家、民芸運動の推進者としてよく知られています。
ぼくは、河合が暮らしたこの家が好きで、よく訪ねるのですが、今回は河合寛次郎に生前から接触のあった棟方志功のお孫さん(棟方板画美術館学芸員)の石井頼子さんのお話が聞けるということで、おじゃましました。
棟方が版画を板画と呼ぶことや、寛次郎を慕っていたこと、また、晩年は板画の地位を高めんがため権力志向に向かったことなど、いろんなおもしろい話が聞けました。
何メートルに及ぶ板画を製作していた棟方が晩年、切手の小さな世界に彼の世界を自己完結させた、ということを聞き、胸が熱くなりました。
その切手を記念にいただきました。
これは、小さな切手のなかに、聴くことと見ることの象徴として、普賢菩薩と文殊菩薩が描かれています。
ぼくの大事な棟方志功の小さな世界です。大事にしなきゃ……。
河合寛次郎記念館に行って、寛次郎の机に坐ると、こころが落ち着きます。

記念にもらった棟方志功の切手です。



河合寛次郎の絵葉書です。


リンネのライヴに出ました

2008-05-18 23:47:00 | 音楽の部屋
2008年5月18日、リンネというライヴハウスで歌ってきました。
ファンキー・チキンの橋本のたっちゃんが出てみないか、といってくれたので、
出ました。

今日は、フォークのライヴということで、
ボブ・ディランの「ユー・エイント・ゴーイング・ノー・フェア」「天国の扉」
「アイ・シャル・ビー・リリースト」などボブ・ディランのナンバーと、
「ブルースなんて大嫌いさ」という西洋乞食とひっつき虫のころのオリジナルをやりました。

お客さんのなかに、西洋乞食のころを知っているひとがいて、声をかけてくれました。
今日のメンバーは上野高志と東留以。
ぼくが歌詞を一部忘れたので、上野くんに叱られました。
でも3部のコーラスは気持ちよかった。
たっちゃんもハープで飛び入りしてくれたし、なかなかおもしろかった。
生ギターもいいです。
それに、池田元次くんがビデオを持って娘さんと来てくれました。ありがとう。
このライヴ、楽しかったので、また、やりたいですね。

今日使用したギターは茶木とWS庄司とギブソンL50でしたが、茶木の岩城一彦さんが来ておられ、懐かしがってくれました。岩城さんのドブロギターがよかったので、いつかぼくらのバンドにも飛び入りして欲しいですね。

rinne-live →ここをクリック
池田くん撮影、遊び人のよっさんがブログに入れてくれました。

http://azuma.asia →ここも覗きよし (よっさんより)

童話屋でござる(京の走り坊さんを念願の大蓮寺で収録)

2008-05-15 11:03:03 | 文学の部屋
 2008年5月14日(水)、今日はKCNケーブルテレビの収録があった。
 一日に二本分の収録である。
 午前中は、京都の精華町の学研記念公園の観月楼、午後は場所を移して京都市内の撮影で、かなりの強行軍であった。
 午前中は、「庵住さんといっしょ」を撮影した。
 これは尼さんのお話で、絵は奈良市在住のまえかわすみよさんが担当し、いつものように語りは風呂本寛(ジョージ風呂本)だ。
 美しい公園をバックに物語りは進行した。
 午後は、場所を移して「京の走り坊さん」の収録。
 今回は走り坊さん縁の大蓮寺で撮影させてもらえることになった。
 副住職の芳井教哉さんも出演していただき、ぼくにとっては感慨深い撮影となった。
 今回の読み手は、以前から、ぼくの「京の走り坊さん」を読んでくれている馬場精子さん。大蓮寺の本堂での撮影のためか、いつも以上に臨場感があってよかった。
 大蓮寺さんには感謝です。
 風呂ちゃんとぼくは、厳しいスケジュールにヘロヘロでした。
 京都KCNテレビで、「京の走り坊さん」は6月後半、「庵住さんといっしょ」は7月後半に放映の予定です。

馬場精子さんが本堂で読みました。


大連寺芳井副住職もいっしょに。 


お寺の前で。


走り坊さんの掛け軸の前で記念撮影です。

DⅠMEコンサートに行ってきました。(京都音楽事情)

2008-05-03 21:43:38 | 音楽の部屋
 2008年4月29日、京都テルサホールで開かれた第59回ダイムコンサートに行ってきました。
 今から40年ほど前、京都ではフォークコンサートがよく開かれてました。なかでもAFLとDIMEは中心的存在でした。
 そのコンサートに出ていたバンドが中心となって今も数年に1度、開催されています。
 とにかく今から40年ほど前の事、会場は出演者も客もⅠVYくずれの年配者が大半でした。ぼくもそのなかのひとりです。
 会場に入ると、北村謙氏と久し振りの握手。彼はバンジョーの名手でディスクジョッキーとしても活躍ちゅーです。
 ぼくの今日のお目当てはノーブル・フェローズ。
 メンバーは中井伯有、横田政郎、山田政美、そして助っ人としてウッドベースに横田のお兄ちゃんです。
 彼らは仕事の関係で東京にいます。横田はカナダと東京を行ったり来たりで、たまに東京でライヴハウスに出演しています。
 横田は以前、クラプトンのコンサートにも関係していたということです。お兄ちゃんは大阪のシティージュビリーの初代会長さんで、昔、あのかしまし娘にもギターを教えたことがあるそうです。
 最近は、東京で山田政美と三人でピーター・ポール・アンド・マリーのコピーバンドとしてたまにライブハウスに出ています。
 ぼくは中井から来いと電話があり、楽しみにしていました。
 PPMのナンバーが中心だと思っていたら、そうではなくおもしろく聴けました。
 「ベティーとデュプリー」なんか、横田がリードを入れながら歌ったり、中井の歌や政美の声もいいし、格好いい歳の重ね方をしていると思いうれしかったです。
 たまたま最近、新聞で僕のことが大きく掲載され、それを見た中井が写真が疲れているようだったが、実物を見て安心した、といってくれました。
 その日は、遊び人のよっさんと、最近いっしょにバンドをしてくれている上野くん夫婦とで行きました。
 ノーブルフェローズが一番洗練されていて、よかった。
 それにしても、会場の平均年齢の高さはどうだ。団塊の世代もなかなか捨てたもんじゃないぞ。