2019年7月12日付けの京都新聞の山城版の「随想やましろ」で南山城出身の大植真太郎氏のことを書いた。
偶然にテレビで彼のバレエを観て感動したのである。その彼が京都の南山城地方の京田辺市の出身であることが嬉しかった。
今回の「忘れろ」は辻本知彦と、いうダンサー兼振付家と二人で舞った。辻本はマイケルジャクソンのワールドツアーに参加したり、米津玄師のミュージックビデオの振付をしたりもしているということだ。
そんな辻本が大植真太郎が、「1993年にローザンヌ国際バレエコンクール入賞という一流のカンパニーを通っているのに、コンテンポラリーに挑戦しているのは理解不能」というぐらいだから大植真太郎の方向性はおもしろい。ぼくの随想やましろが掲載されたころは、森山未来らと一緒に招かれシンガポール公演に行っていた。
そして今、大植真太郎はフランスで新しい創作バレエを創ろうとしている。今回ぼくが気に入っているのは「忘れろ」とは違い無名のストートダンサー4人を集め創作コンテンポラリーダンスをやろうとしていることだ。パリでやるのは文化的なものには助成金が出ることを見込んでのことだろう。来年の4月が目標だそうだ。
大植真太郎の飽くなき挑戦はまだまだ続く。目が離せない。