私は42.195キロのマラソン大会に出場することに決まった。
大会会場に向かうために仲間と待ち合わせにしていた場所まで小走りで道を急ぐ私。
その日の朝の空は真っ青な快晴。
清々しいは、空気は澄んでるは、言うことなしの上天気。
道に平行して大きな川というか運河がある。
川にはコンクリートでできた立派な橋が3本かかっていて、先を見渡すと「橋を渡ってしまうほうが待ち合わせ場所までのショートカットになるな」と判断できる。
そう思って橋に近づくと、大きな立派な船がやってきて、可動橋だった橋が上がってしまった。
えー、渡れな〜い!
そう思っていると次の橋も上がってゆき、またもや渡れない。
3本目の橋は先の2つよりもっともっと立派な大きな橋。
壁のような太鼓橋のような感じで、その急坂を上がって下って渡るには疲労しそう。
私は橋を渡るのは諦めて道を急いだ。
暫く行くと橋の向かいに並ぶ古びた素敵な洋館の建物が火事。
港湾関係の仕事をされていると思われる男臭いオヤジ様達が、
火事だ!火事だ!!
と騒いでいる。
私も気になりその洋館に近づくとホテルであることに気がつく。
「こんな素敵なホテルが、、、」と見上げると、最上階の4階から煙がもうもうと立ち上がり火柱も見えている。
窓から老婆が「助けて!」と叫んだかと思ったら、老婆は意を決したかのごとくすぐ飛び降りた。
すでにネグリジェの裾は火で燃えている。
オヤジ様達が「大丈夫かっ!?」と声かけをすると、老婆は幸いなことに意識はあり、ただ右腕があらぬ方向に曲がっていて、一眼に酷い骨折をしているのがわかった。
気のいいオヤジ様達が「早く救急車呼べ!」と救助に一生懸命になっている。
「後は大丈夫そう、、、」そう思って待ち合わせ時間が迫っていた私は火事現場を後にして先を急いだ。
時間がないのでエッサホッサと走り出す。
すると前方からラグビー部らしき男性たちのランニングしている集団が近づいてきた。
私はその集団を避けられずに真ん中を突っ切ってしまった。
すると、
カット、カーット!!
「なんで撮影中に入ってくんのよ、とほほ、、、」
とばかりに映画かドラマ撮影をしている監督さんにぼやかれ、
「ス、スミマセーン!」
と謝りながら先を急ぐ私。
さっきの橋を渡れればこんなに慌てなくてよかったのになぁ、、、なんて思いながら、少し遠回りして待ち合わせの場所についた私。
じゃ行くよ?
はーい。
私が42.195キロなんて笑っちゃうよねー。
大丈夫、大丈夫!!
ちゃんと伴走するから!
クルマに乗り込んだところで目が覚めた。
以上、ざっと夢占いで見ると、
マラソン
橋
火事
吉夢のようで。
何の予知夢やら。