使えねーものは「一旦無しっ!」と決断するか、「別のもの作ります!」と決断しないとなぁ。
マイナンバーカードはもう目的意識がブレブレだし構築自体から失敗なんだと思うのです。
わたくしN○○デー○に一時期いまして、まさにマイナンバーカードの構築や地方自治体に導入している時期でございました。
あの時の関わっている社員さんたちのやり取りやら耳にしていて、
「これはヤバし」
「ダメダメ路線のシステム構築の顛末を見させられてるよ、これ」
と、痛感する日々でございました。
いわゆる仕組み作りが「結論ありきの帳尻合わせ」なのだもの。
きっと「花火を打ち上げて手柄にしたい誰かの為に動き出しちゃったパターン」のヤツです。
そういうのはずばりマズイのです。
「その時だけ」「繋ぎだから」と公表して皆が分かってやっているならいいですよ?
おそらく何百人ものエンジニアさんが困惑しただろうと手に取るようにわかりましたよ、空気感で。
困るんですよ、帳尻合わせ構築って、本当に、マジで。
プロセス踏まないから曖昧なまま勢いだけで進んじゃう。
「国からの発注なんだから、俺らは言うことだけ聞いてりゃいいのっ!!」
と怒る社員に、
「そういうことではなくてウソになることはやっちゃダメですっ!
こういう見積もりのやり方に私はハンコ押せません!」
と食ってかかっていたエンジニア歴長い営業マンもいたよなぁ。
「あーあ、レベルが低い構築だよ、これ、どう考えても。
マスコミ報道ともこの現場の矛盾もあるしさ。ヤダヤダ。」
と、うんざりしながら見てましたわ。
だからさ。
イマイチ普及しないあの仕組みを、あれやこれやの飾り付けで人の関心を集めよう、普及を広げよう、って考え方が、そもそも間違いだと。
モノを構築してきたことのない人の発想なんだよねー。
仕組み作りはその程度の洞察力とか判断力では成り立たないんだよー。