ねーさんとバンビーナの毎日

「静」→ 「淡」→ 「戻」→ 「無」→「休」→「解・涛」→「涛・停」→「抜」→24年「歩」 最終章序章スタート!

「ネタちょうだい」と言ったんだが。

2010年03月03日 09時37分36秒 | 観察屋ねーさん
オバチャマは「ネタちょうだい」と頼んでおいた。

「ネタになりそうなのがあったら準備しておいて欲しい。」と頼んでおいた。

しかしそれは相手にとって「自分が最初にネタふりする役割」と解釈されており、知らぬところでオバチャマをすっ飛ばしてネタがふられてしまっていた。


そうするとどうなるか。

もらったネタを元にネタふりする時のシナリオやら芝居やらを考えていた内容を突如変更しなきゃいけなくなるんだよねー。


テーマがすりかわったんだよねー、これ。
ネタふりしちゃった人の中で。


テーマはみんなで共通認識の元でスタートした。


オバチャマがとある社員に「貰ったネタを元にデータベース構築の考え方とか作り方を教える」というテーマだ。
その為に「ネタがあったらちょうだい」とお願いしてあった。


それがネタを探した者は、「どうせだったら自分が中途半端に作ってあるものをもっと便利に作り直して貰おう」にすりかわった。


まぁそれはそれでよい。否定しない。一石二鳥だ。


だけど「オバチャマさんがデータベース構築の説明する為のネタ」と解釈していれば、そのネタをオバチャマさんに渡すまで。
今回は自分がネタを振る役割じゃないことは言われるまでもなく理解できないと、この芝居は大混乱するか中途半端にシラけて終わる。
無意識なのか計算からなのか共通認識のテーマを知らず知らずずらしてしまっているからだ。


今回のテーマはあくまで「データベース構築を教える」だった訳だ。
「データベースを自分で作ってみる」の段階ではなかった訳だ。


だけど「どうせだし自分が便利になるネタ」と計算を入れてすり替えた為に、まだ教わってる段階の者に自分で「ネタふり」を始めちゃった。


まだ教えてるステップが途中だったのだが、「自分で作ってみる」というシナリオの段階に進められてしまった訳だ。



オバチャマは「あーあ、やっぱりこうなったかぁ。ハハハ、どうしようかな。まぁいいや。」とストップをかけずにそのままやらせ続けて観察していた。



パターン1

教えて貰ってる段階の社員が、この段階でふられたネタを理解して自分でやりこなしたらそれはそれですごいから、そうしたらストップかけずに、この人が自分で進む方向任せで、こっちが「あてがき」しながらやらせてみよう。



パターン2

「わからない…」と困り始めて、「つまらないから…」「こりゃ自分には無理ですね…」などと、上手に言い訳して逃げたしたら、まったく覚える気、興味がないことになるから、それまでだなぁ。
そうなったら距離置いてしばらく様子見よう。



パターン3

「すみません、わからないところがあって教えて貰いたいんですが。」と言ってきたら、「やりこなす意思」はあるということで、こっちはそこから即興で「教える為の要素」になりそうなものをピックアップして作り方を整理、順に教えてあげれば良い。
教えている最中に揚げ足取りが始まったら、「ただ理屈を勉強したいだけで覚える気なし、こちらを試すお楽しみに切り替わってるだけ」なので、早々切り上げるとしよう。
逆に質問が返ってくるか、教えてもらいながら教えてる側の助手(先生と生徒の関係ではない)みたいな動作(理解がまだ浅い段階にこれができる人は、そうやりながら覚えていってるのでなかなか。耳からの入力と頭で考えると手から出力が同時に出来てるから。)が見えたら、「やってみる」という段階にきてるので、順を追って負荷をかけてみよう。



で、パターン3の助手だったッス。

「「こういう手法A」と「こういう手法B」が考えられるんだけど、
君だったらどっちを選択する?
わたしは「手法A」でやっちゃってもいいと思うんだけど。」

「いや、Aだとネタ元さんが多分使っていて混乱しますよ?
Bにしたほうがいいですよ。」

そう断言してくるから、オバチャマは引き下がって「手法B」をレクチャー。

実仕事で「手法B」を使うことがあまりないオバチャマは、
人に教えながら復習も兼ねている、一石二鳥。


助手的に作成が進んでいって約1時間で要望内容を完成させてしてしまったんですが、

「はい、ではこれを、ネタ元の彼に「使い方やら使用手順の変更部分の説明」
してあげてね。人に説明するとそこでまた自分に落ちてくるからね。」

「あ、わかりました。」

そんな感じで後は放っておいたオバチャマ。


ネタ元の彼が出先から帰ってきて「どうするかなぁ?」って見ていたら、

「オバチャマさんがいる前で説明させないと。」

と、ネタ元彼がオバチャマを巻き込んで説明会。


「うおっ、すげーじゃん。
何コレ、こんなことできんのっ!?
うん、いい、これで。
オレ、すげー手間食ってた、今まで。」

と、お約束的感動表現をしてくれたので、

「自動処理の働きとか他のファイルとの関連性による動きまで出てくると、
データベースが楽しくなるでしょう?」

とふると、

「はぁ、これ、ネットワーク共有しているあっちのデータベースと関連付けして、
値を取得してるんだぁ。それもこんな簡単にできちゃうんだぁ。」

とお約束通りみたいなセリフを吐いてくれ。


習得中の彼は、

「でもオレこれ何にも考えてないですよ?
こんなにパッパと出来ちゃうならオバチャマさんがひとりでやればいいですよ。」

と言ってきたので、

「うううん。ちゃうちゃう。
まだまだ教えてる範疇(教えて貰ってる範疇)なんだってこと。
(心の中のつぶやき。
「まだまだこれから。次があるぜ、次が。
ひとつづつ補助輪外していくみたいにしてかにゃ仕方ないからね。」)」

と返したが、含みを感じてくれてましたかどうだか。


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