今日突かれたお言葉・その295

「好きとか嫌いとかいう発想ではなく、一番能力のある方々にしっかり仕事をしてもらえる環境をつくることに尽きる」と述べた。

鳩山元首相のお言葉。


好きとか嫌いとかいう発想ってのがよくわからん。
好きとか嫌いとかいう感情ならわかるんだが。



はっそう【発想】

１ 物事を考え出すこと。新しい考えや思いつきを得ること。また、その方法や、内容。
　「先入観を捨てて―する」

２ 芸術作品など、表現のもとになる考えを得ること。

３ 音楽で、楽曲のもつ気分や情緒を緩急・強弱などによって表現すること。


かんじょう【感情】

物事に感じて起こる気持ち。
外界の刺激の感覚や観念によって引き起こされる、ある対象に対する態度や価値づけ。
快・不快、好き・嫌い、恐怖、怒りなど。



「感情」が「発想」をさまたげることはありますよねぇ。
感情的な人はそこがソンしちゃうんだよね。
読み違えちゃうっていうか。

ただ「好き嫌いの感情は人からはなくならない」から仕方無いね。
少なからず実は嫌いな状態なのに好きと思い込ませてやらないほうがいいよね。
こういうのが実は巧みに「言葉の差し替え」とか「感情の差し替え」とかしちゃうんだよねぇ。

「発想」ってそもそも誰しも「好きも嫌いもない」だろう。
観察や洞察だからさぁ。好きも嫌いもないよ。


それと、

「一番能力のある方々」

っていう基準はなんなのだろうかね。

実は能力のある人っていうのはどんな環境でもやれちゃうもんですよ。
ただ、能力のある人は「この仕事がしっかりしたものか、してないか」ってところをキッチリ見定めてるから、
自分がしっかり仕事出来る環境って部分は、案外二の次だったりするんですよね。
能力がある人の仕事で環境がかわって行くのよ。
あえてそんな環境を与えられたら「やりずらい」って言われますよ、多分ね。


鳩山さんって「友愛」とか口にするくらいなので、ほ～～～んとに恵まれたお坊ちゃんなんだろうなぁ。
てか、そうなんだけどさぁ。
「環境は与えられるもの」って信じて疑わないのでしょうねぇ。

本気でやってく人は変えて行っちゃうんだけどねぇ。
これを知らないんだろうなぁ。