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TPP交渉参加についてかぶる想い出

2011年11月09日 12時20分32秒 | 思い出ねーさん
実経験上の想い出がかぶって心配になるTPP交渉参加なんですけど。
一応、あのときのことを、ここに記載しておこ~~~っと。
これはもう1992年頃の話しじゃ。



オバチャマは過去にデキレースを仕掛けた企業側(中堅中小企業)に在籍していたことがありました。
すでに会社規模が従業員7,800名くらいの規模になっている頃で、そういう戦略をかける経営陣と一緒に格闘して仕事をしていた時期がありました。

※当時の世間の風潮から「これは○デキレース(×談合)だろ?」って判断できる材料すらありませんでしたが。(ごく一部の人間だけが知ってるっていうかね。)


デキレースの○最終目標(×最終目的)は、直取引一社独占(在籍していた会社の将来の夢だった訳だよ。うち一社が他全部の下請け仕事を奪い取るみたいなこと言ってたし。世間的には「中小企業なのに○グローバル化(×国際化)がはかれてるスゴイ会社」みたいなことに(案外)なっていて、「ちゃんちゃらおかしいぜ」ったらない。)、他社はその傘下に(必然的に)入るか、自ら撤退を仕向ける訳。(ここは(意図的に)誰も言わないんですよ~~。)

その目くらませにまず行ったのが「作業ルール化を下請けみんなで考える」という体裁の会議。半年も。
その会議も、議長には首謀参画者(←とある有名大企業側)が出ていて、デキレースかました側は管理職は出席させないんですね~。(下請け他社に何か(裏取引とか裏協力を)嗅ぎつけられるとマズイから。)

裏で結論はすでに出ている(ほぼルールは決まってる)のですが、あえて議論をさせるのです。半年も。(了承していくような作業の会議だったよなぁ。)
直で見ててつくづく思ったのは、ルール定義できない会社はまんまと(疑いもなく考えもなく)調子よくのせられていくわけです。(「シメシメ・・・」ってもんですわ。)

会議期間中に勘が鋭い下請け(小さかろうが仕事が出来る(○信頼(△信用)できる)んだよ、こういう会社のほうが。)ってのもいましたよ。

「これはやり方として相当おかしい。
体のいい単価絞りと撤退の誘導ではないか。
会議の議題とか目標設定はわかるが、そもそもの目的が全くわからない。」

って、かなり下請けながらにも怒ってたっけなぁ。ホント、ホント。


(この会議も途中で参加しなくなった、この会社。
この大会社のやり方や仕向け方に相当疑念を抱いて下請けからも早々に手を退いたよ、確か。
「賢いっ!わたしも早いところそっち側に行かねば!!○作り(×やらせ)だけらのこっち側には長くいられないっ!!やだやだ。」って心で拍手を送りましたけど。)



「デキレース」って「談合」と違って、情報を秘密にせず、いかにもオープンにしてるようで、相当な作り演出(理論が正しかろうが嘘八百)が入り、何が本当の事実なのかも疑わしい事態になるんですよぉ。
「「事実だけ拾うしかない」って言っても、「事実がすべて」って言っても、大体この事実事態が相当おかしいじゃないのさっ!」って状態になっていくわけ。

目標設定ばっかり明確でも、そもそもの本質とか目的はうやむやだから(おかしな事に誰も突っつかないんだよね、ここを!)、各自が自分に都合のよい解釈で事が運ばれ、無意識なところで大混乱、流れや収拾のコントロールが不能に(これをさらにコントロールさせるルールが出来たりね。(本末転倒))、すでに帳尻あわせするしかなく、それにみんなが寄ってたかって躍起に、こうなるんだよねぇ・・・。


このプロセスを20年も辿って観察してるけど、誰も幸せになんかなってないですよ。
デキレースかましたこの会社だってなんにも幸せになんかなってないですよ。(○無茶苦茶(×滅茶苦茶)ったらないし、衰退一途。)
血を見ない体のいい痛めつけ合い。かえって悪とすら思う。


こういう実経験があるんで、TPP交渉(ルール作りっていう体裁ありき)がこういう事態にならないことを本当に願いますわぁ。
参加表明している議員さんの動きは要注意で観察しちゃいそうだわよ。




余談

こないだ「11人もいる!」ってドラマの中でデキレースが描かれていたんだけど、

「デキレースも(やり方として)仕方がないこと」

「(裏で結果が決まってようが)デキレースに参加して惨敗する経験も強くなれるひとつの経験」

みたいなセリフがありました。

「違うよっ!!何言ってるんだよ。」

「これだからまだテレビってのはおかしいんだよ。」

「お前達は「やらせ」と「作り」の境目がまだ附に落ちてないだろう??このバカタレが。」

ってツッコミ入れましたけどね、テレビに向かって。

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