仕事くださ～い。

今日ぽっかり仕事がなくて暇持て余してるから仕事あったらやりますよ。


仕事がないんだったら帰っていいよ。（余暇を楽しみなよ。）


いや、そういう訳にもいかなくて…。
夜の仕事があるんで帰る訳にもいかないんです。（笑）


じゃぁこれやってもらおうかなぁ…


いいですよ、何でもやりますよ。


（メモしながら長い説明が始まる。）


（「なんだかこのやりとり面白くなりそ～」とばかりにギャラリーが寄ってくる。）


あのすみません、結論だけ先にください。
「どうなっていればいいか、どうして欲しいか」だけくれればいいです。


だから言ったでしょ！
一番先に言って、今説明してるじゃない。
（ムキになって怒っている。）


（いや違う…こっちが見て考えて進められる部分の説明がくどくどと長いから、「何がしたい、どうしたい」って一番大事な結論が薄まっちゃって、手順が重要になっちゃって、なんだかまるでわかんなくなってるんですって…）


（ギャラリーに向かって）
いつもこうやってす～ぐ怒るんですよ？
（からかい気味に降る）


男はみんなこんなもんよ～。（笑）


（笑いながらスルー）


（向かいで深く頷いている。）


（あ～ぁ、助け舟出してもらって、す～ぐ甘えちゃってやだね～ぇ、と思っている。）


（わざと気を取り直した感を出しつつ）

わたしが「仕事ください」って要求に親切に仕事をこうやって作ってくれてる訳ですからね。えぇえぇ。
ありがたく頂戴して、説明をおとなし～く聞かなきゃいけないですよね。

（そりゃそうだ風に畏まる。）


まだ続いている長い説明に耳を傾けつつ、

「なんでこの人はいつも説明が長くてややこしくなってしまうんだろう…
面倒臭いことは全てにおいて仕方のないことなんだけど、ややこしくする必要性がまるでわからんなぁ…」

と、分析をし始める。