ねーさんとバンビーナの毎日

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今日突かれたお言葉・その125

2010年03月06日 19時30分10秒 | 突言葉ねーさん
ほんとにね、もっと、しっかり生きてかなきゃいけない。大人が。(後の言葉を探してる・・・)


取引先の従業員さん(40代前半と思われる)のお子さんが出産してすぐお亡くなりになったという話を聞き、
打ち合わせ前にその件のお悔やみの言葉を社長(63)に向けた。

社長(63)はグッと引き締まった表情に変わった。
それは今にもその従業員(もちろんお休みで不在)に対して「厳しいいかり」をぶつけたいような気持ちを押さえる為の表情とすぐわかった。

でも、それを私たちにぶつけた所で仕方無いのはわかってるからすぐにその気持ちを取り直して、少しためがあってから、

「もっとね、もっと、しっかり生きなきゃいけない。大人が。」

って言った。

なんか社長さんは感情が高ぶって少し涙目になっていたけど、オバチャマは返す言葉も返さずしばらくスルーした。


別に「親が子を殺した」とか、そう言う底辺の話ではない。
肺疾患を持って生まれて仮死状態で生まれて、そのまま生き返さなかった・・・ということだ。

上のお子さんがすでに障害を持って(心臓疾患で大手術を繰り返している)生きているから、
まわりの大人(会社の人間も)も「次の子は慎重に考えないとなぁ。」とずっと促し続けていた様子。

それに対して聞く耳持たず、どちらかと言えば反抗して、
自分の想いだけ(二人目にかけようとか?)を優先してしまったが為のこういう結果に、
みんながやりきれない思いを抱えていたって訳だ。

新卒で入社してずーーっと一緒に仕事をしてきた女性が、

「ホントにねぇ、言う事聞かないんだぁ、あの人は。(トホホ・・・)」
「こっちまでもう昨日からガックリきちゃって、なんだか仕事にならないのよ。」

と愚痴ってきたので、

「いつも大人しい感じで、寡黙に仕事してる風だけど、実はかなり頑固者とか?
強情とかいう範疇じゃなくて、頑固なのかな?」

と言うと、

「そうなのよぅ、頑固頑固。
案外人の意見を聞いてるようで最終的には自分の意見しか通さないって感じなのよねぇ。
だから今回だってもうずーーーっとまわりのみんながあれほど言ってきたのに、
人の言う事聞かないからこういうことになっちゃうのよ。」

と返してきた。

オバチャマは、

「まぁ厳しく考えればそういうことになるけどもねぇ・・・
うーーーん。」

と返すと、

彼女にとっては以外な返答だったみたいで、
「(あ、言いすぎたかな。)」って表情を見せた。

「(そんなことないわよぅっ)」っていう表情ではなくて、
「(あ、そうだったかな・・・キツかったかな。)」っていう表情を見せてから次の話題に切り替えた。


オバチャマはなんか「いいな、この会社。」と思ったんだ。
「キツイよ。」とか「面倒くせー人の事なのに。」とか、そんなことどうでもよくて、
そこまで他人の事を自分の事みたいに抱えている雰囲気にってことだ。

「しっかり生きなきゃいけない」っていうのは、
「自分の欲を抑えることができなきゃいけない」ってことなんだと思う。

「誰か(他人や子供や)の望みを叶えてあげたい。」とか、
「こうすることで迷惑がかかるから辛抱してこらえよう」とか、

そういう思いを優先出来ずに、

「自分の欲をとにかく先行したい。それのどこがいけないですか。」

っていうようなオトナへの警告だったんだ、ここの社長(63)の怒りはね。



で、想像の範疇だけど、この人は、
「上のお姉ちゃんを支えてあげられる兄弟を作ってあげるのも親としてしてあげられること。
俺たちは子より先に逝ってしまう訳だし。」
とか思ったのかもね。

でも神様の答えとしては「あなたの場合はそれは違うんですよ?」ってことだったみたいですね。

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