ねーさんとバンビーナの毎日

「静」→ 「淡」→ 「戻」→ 「無」→「休」→「解・涛」→「涛・停」→「抜」→24年「歩」 最終章序章スタート!

今日突かれたお言葉・その304

2010年10月04日 09時03分38秒 | 突言葉ねーさん
イチローは非常に個性的な打ち方をすると思っていたら、実は球がよく見える人にとって、あれはいちばん合理的な打ち方らしい。
あのイチローの打ち方を、コーチはきっと何かいろいろ言ったと思うんです。
「それじゃプロで打てないよ」とか。
でも、イチローは頑固に自分のスタイルを守った。



司馬遼太郎と井上ひさしの対談集(1995年)より、井上ひさしさんの言葉。



「球がよく見える人」

ここに集約されてますやなぁ。
「見てる」んじゃなくて、「見える」訳なんだわ。

この方はきっと試合になるとバッドの振り方とか立ち方とかそこに集中してるんじゃないんだよね~。
大半はここばかりに集中しやすいんじゃない?

試合中は多分「試合すべて」をドラマに見立ててるよ、きっと。
選手はそのドラマに出てくる俳優。

技術は日々の自主トレで鍛えてるのみ。
だからここは止められない。毎日毎日キッチリやる。
その下地あって、試合中は技術部分への集中より、試合自体に集中してるんだよ、多分。
試合自体だから、自分以外の選手もそうだし、球の運び(ピッチャーだけじゃなく守備側も)もそうだし、全部よ。


そうすると自分がどう振る舞うと一番いいかが見えてくるじゃないですか。

他人からは「自分はこうだから」的な勝手に見えても、多分こういう人の中では、「今このドラマの中での自分の役目はこうでしょ?こう振る舞うしかないでしょ?」なんだよ、多分。


こういう人って厳しいんだで。
そんだけ真剣に集中するから。


野球選手に限らず、稀にいるんだよね、こういう人は。
この記事についてブログを書く
« 今日突かれたお言葉・その303 | トップ | 「自分はこうだから」と「自... »