出勤帰りのメトロ南北線に乗車中のこと。
横にオシャレで綺麗で垢抜け系のオネーサンがiBookを膝に置き、バンバンバチバチ、パワポと格闘していた。
チコっと肘が当たるんですが、、、
それだしさ、なんだか落ち着かねーなー、おねーさーん!!(ま、もぅ、どーでもいっか、知らねーや。)みたいな私の心の声。笑
Mac使ってよりにもよってパワポなのかぁ、、、
パワポ禁止令って昔トヨタが発令したよなぁ、、、(体裁ばかり気にして中身考えなくなるから)
Excel、ワード、パワポ、アクセス使いなんてね、私たちが仕事してきた中では逆に「そんなもの使わないと仕事にならないなんて馬鹿げてる」って馬鹿にされたんだぞ?笑
もちろん周りはコンピュータに精通してる諸先輩方だぞ!
なんて思いながら、横目でチラ見。
つくづく思うのだけど「移動中によくやるよねぇ?(ヤレヤレ)」って。
1、納期に迫られてるの?
(そこの段取りをそもそもなんとかせーよ?)
2、今やらないと頭に浮かんだことが忘れちゃうとか?
(ひとまずメモに書き出すとかボイスに残してゆっくりやりなよ。そうならずに手が先に動き出しちゃうのはもう病に侵されてるよ。)
3、移動中にもノートパソコン使いこなして、私ってば超イケてる!とかいう勘違いまっしぐら中?
(逆にほんと全くイケテナイから。気がついて、早く!)
まぁ手は早い、手は早い。
狂ったロボットに見えてくる。
思い出す、、、
昭和時代、就職して「ぬぬ!」と気がついたこと。
もちろんコンピュータ相手の職場で、皆さんブラインドタッチでバリバリ入力していく。
(時代は電子組版。レイアウトを見ながらそれに添ったタグを付けながら文章を入力していくのだった。今でいうHTMLみたいなもの。(出力にかけるまではプレビューできないので、タグ付けがどこか間違うと、ペラものが巻物になって出力されてくるなんてこともザラで。笑)
職場にいた30名ほどの皆さんのタッチの速さに唖然として、「あそこまで早く正確に暗記したタグを付けながらブラインドタッチができるようになるんだろか?」とかなり焦ったが、自転車の補助輪を外す時みたいに、2〜3ヶ月もすれば知らぬうちに誰でもブラインドタッチが出来る様になるのだった。
で、次の段階ってのがありまして。
「ベテランほどがむしゃらに手を動かさない」ってヤツ。
考える時間があって入力して、みたいな、優雅さが漂うわけだ。
それなのにこなす仕事量は俄然多い、早い、と。
これは今でも思うわけで、コンピュータが何かをわかってる人ほど、そこまで手を動かさないって、アルアルだと思う。
手より頭の方が動くから。
手を早く動かせるのがパソコンが出来る人みたいな勘違いから(全く)抜けられない人が、なんだか本筋から外れたところに向かって一生懸命になってしまっている。姿は狂ったロボット。(かなしいかな)
電車の横のオネーさんに「気づきが早く訪れます様に」と念を送ったとたん、慌てふためきながらパソコンを閉じつつ下車して行った。(パソコンに集中して降りる準備をしはぐったのだね。)
「だからね、おねーさん!?」と後ろ姿にも念を送った。笑