虚業と実業。
この解釈ができていなかった頭の悪い常務(実質現場総指揮していたような役割だった)の首が飛んだのは、そう、10数年くらい前だったか。
ある日、長年信じて泳がせてはきたけれどあまりの頭の悪さ(底意地の悪さ)加減を見かねた社長♀の鉄拳が下ったのだった。
正社員16年を過ごした会社で遭遇した衝撃の事件!!だった。
この事件の前後、「(一部社員の結託して(?))何かをしちまっている」プロセスは追っていたので(「おい、しなくちゃいけない思考はそっちじゃねぇよ!知らないよ!?」っていう念をずっと送っていたのに!)、必然が訪れて「ほら見ろ、やっぱり大バカね!あーあ、本当にしょうがない。人って追い詰められると悪いところ(素)が露呈するよねー。」って感じだったわたくし。
別れの挨拶をされた時「なにやってんですか。しょうがないですねぇ、まったく。(呆笑)」って言ってしまったくらい。(年の離れた男性(オジサン)にも容赦ないのです、わたくしは。((本当の)バカ撲滅運動は始終実施中)笑))
で、虚業と実業。
虚業は自分たちで売るモノを作らずに仕入れて転売したり、すべてを誰かにやらせてそれを自分の売り物にして売って金を得るような商売。
実業は自分たちで売るものを作ってそれを売って金を得る商売。
首が飛んだ常務は、年々低迷していく主軸の事業以外の柱を建てようと年がら年中奔走していた別事業部隊をやっかんで、「あんな虚業に金を使われては困る」とすねていた模様。
私たちは「え?何が虚業なんですか?虚業と実業の区別もついてないとか?(えーーーーーーーっ、常務!マジかよ。(お願いだから経営から離れてよ。(←私の本音)))」とポカーン。
世間は虚業って案外多い。
企業としては本体実業でも、自分が所属している部署が間接部門だったら「虚」に近くなる。
ああいう環境にいると「実(じつ)」ってなんだかわからなくなる模様。あれは怖い。
「実(じつ)」がわからないのだから、騙されてることすらも気が付けない模様。
極端に言えば「騙し=実」みたいな。
私は実業の環境にしかいれなくて・・・。
ここの環境ではウソをつく必要がないっていうか、かえってそれはホントに仕事の上で非常に困ることになるので(モノを作る現場のウソは困るのです。(売る段階になるとやり方次第でしょーもないウソにまかれちゃうから慎重に。))、〇本音(×建て前)とリアルな現実(リアルな言葉)しかないのがいいのです。