ねーさんとバンビーナの毎日

「静」→ 「淡」→ 「戻」→ 「無」→「休」→「解・涛」→「涛・停」→「抜」→24年「歩」 最終章序章スタート!

メイド・イン・USA

2011年10月17日 13時03分24秒 | 観たぞねーさん
メイド・イン・USA [DVD]
クリエーター情報なし
ハピネット



出演: アンナ・カリーナ, ラズロ・サボ, ジャン=ピエール・レオ
監督: ジャン=リュック・ゴダール
公開年度:1971年
製作国:フランス


ねーさん的評価:★★★★☆


いやはや、やっぱりゴダール作品は好きだ。
「超・理屈っぽさ」もあえて観てられるし、それよりなにより、やっぱりファッションが好き。
画面に広がる色合いが好き。
フランスって、どうして色の感覚があんなに優れてるんだろう。


以下、突かれたセリフ。


言葉を並べるより生み出さなきゃ。


嫌いだが文章を作ってみよう。
なぜ嫌いなんだ?
文章はムダな言葉の集積だから。
辞書の定義だ。
辞書にはこうも書いてある。
文章とは完全な意味を作り出す言葉の集積。
全然違うね。
彼女の定義が違うのか?
文章とは意味を作り出すが完全なものではない。


沈黙は発言と同じ力を持つ。
距離は同棲と同じ苦しみだ。
無関心は干渉と同じく愛を喪失させる。
一方的な気遣いは相手には耐え難いだけ。


なぜ話を作るのですか、真実を教えて。


私にはすべてが中国(チンプンカンプン)


世論というものは各意見の矛盾を討論・分析して作られたり、厳密な裏付けを持つものではない。
官僚が機密の書庫から作為的に漏らす事柄に基づいている。
これは警察国家の典型的な手口だ。


秘密はない人だったけどウソつきだったの。


同志よ。
時代は変化した。
だが虚言は横行している。
それは社会的権威が揺らぐのを恐れる者どもの常套句“愛国心”である。
現政権は言葉だけの愛国心と核の脅威で国民を煽り、現実の社会問題から目をそらせようとする。 ← 民主党?(毒)


右翼は軍人デュムーリエが非難した華美を好むが、それは大衆に勇気と誇りがあるごとく安直な感動を与える。


この過ちの根本的原因は左翼と称する連中が反動派との関係を切れずに“共産主義”の声を受け入れようとするからだ。


まさに政治映画だ。
すなわちディズニー映画+流血。


広告はファシズムの一形態と思ったから。

ファシズム【fascism】
極右の国家主義的、全体主義的政治形態。
自由主義・共産主義に反対し、独裁的な指導者や暴力による政治の謳歌などを特徴とする。



右も左も同じこと。
人は変わりはしない。
右翼は愚かで意地悪だから。
 ← 「愚かであれ」とは、スティーブジョブスが言ってたね。
左翼は感傷的だから。 ← 決して、情緒的ではないんだよねぇ、確かに。感傷に浸ってたってしょうがないのになぁ。(毒)
それに右とか左の区別は完全に時代遅れ、やめたほうがいい。
じゃ、どうするの?


トゥルー・グリット

2011年10月17日 12時44分39秒 | 観たぞねーさん
トゥルー・グリット スペシャル・エディション [DVD]
クリエーター情報なし
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン



出演: ジェフ・ブリッジス, マット・デイモン, ヘイリー・スタインフェルド, ジョシュ・ブローリン, バリー・ペッパー
監督: ジョエル・コーエン, イーサン・コーエン
公開年度:2011年
製作国:アメリカ



ねーさん的評価:★★★☆☆


もう2回くらい観ないと上手く感想書けない感じ。
そこがコーエン作品といいましょうか。


簡単に言えば、父親を殺された娘の復讐劇の映画。
この娘役の女の子、決して、美人じゃないんだけど(劇中にもそう言われるところがある)、存在感がなかなかです。

コーエン作品って必ず「クスっ」て笑わされる、ちょっと毒のある(でも真実突いてる)台詞というか、場面があるんだけど、この映画ってそこがあんまりないような・・・。

過去やった作品のリメイクだから、ちょっとコーエン風味が出きらないって部分もあるのかしらん。



以下、作品の中の突かれたセリフ抜粋。


悪しき者は追われなくても逃げる。

追う者はいなかったから悠々と逃げたに違いない。

罰を逃れたと安心しただろうがそれは間違いだ。
彼は必ず代償を払わねばならない。
代償なしで手に入るのは神の慈悲だけだ。


架空の話はよせ。
現実だけでも大変なんだ。

犬だけなら“法定犯”だが、議員を撃てば“自然犯”だ。
その違いは“行為そのものが悪か”、単なる“法律上の悪か”ってこと。