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JTEKT田中光太郎さん解雇撤回第1回裁判行われる!

2009年09月11日 20時54分09秒 | ジェイテクト
『JTEKT 田中光太郎さん解雇撤回』裁判は7月10日提訴後、9月10日午後3時から名古屋地裁1103号法廷にて第1回裁判が行われました。
田中さんは業務でうつ病を発症し治療のため休職中でしたが、昨年12月主治医の就労可能の診断書を添えてJTEKTに復職を申し入れていました。
しかしJTEKTは今年2月27 日付けで休職期間満了を理由に退職を強行しました。
田中光太郎さんはJTEKTの社員としての地位確認と賃金120万円の支払いを求め提訴しました。

第1回裁判終了後中谷弁護士さんから裁判の内容について以下のように報告がありました。
JTEKTは『復職できる状態』にはなかった。と主張したため、原告弁護側はただちに従前の同一就労ができなくても、一定の就労の環境整備(職種の変更、短時間勤務、段階的就労など)があれば復職は可能であると復職のあり方を主張しました。
裁判所はJTEKTに『復職できる状態』とはどういう状態なのか次回までに明確にすることを求めました。『復職できる状態』かどうかといのが争点になってくるという報告でした。

高木弁護士さんからは、JTEKTの態度がきわめて一方的、強圧的態度であって田中さんを冷たく扱ったという印象をもちました。大きな企業が健康を壊して病気になった社員に対して会社のあるべき姿が問われるでしょうと感想がありました。

田巻弁護士さんからは裁判所が『復職できる状態』についてJTEKTに求めたことは大事なこと。復職にあたってリハビリを取り入れることは常識的なことではないかとコメントがありました。

第1回裁判には多くの支援団体、個人が参加して傍聴席がほぼ満席でした。
管理職ユニオン東海、愛知健康センター、愛知連帯ユニオン、名古屋ふれあいユニオン、銀産労、重工産業労組、過労死遺族の会、ATUサポート市民の会、個人など多数が傍聴に駆けつけてくださいました。ATU組合員も多数支援に駆けつけました。皆さんから温かい激励の挨拶をいただき報告集会がおおいにもりあがりました。そして最後に原告の田中光太郎さんから本日のお礼と今後の支援をお願いして集会を終えました。
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2 コメント

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許せないこと (いがの忍者)
2009-09-12 13:00:51
原告の田中さんがんばってください。
 豊田市の大手自動車メーカーでも欝で苦しんでいる人が300とも400人とも言われています。
 変則勤務で睡眠時間が少なくなりがちで不眠症状だけで精神科に送られてうつ病扱いになって休業させられます。強制的です。毎日連絡を取らされて死ぬなよ死ぬなよといわれます。うつ病になったのでなく、欝にさせられるのです。
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不当解雇裁判について (通行人)
2009-09-12 14:06:34
私も本日9月10日、裁判を傍聴しましたが、傍聴人の多さに驚きました。
非常に注目されてる裁判というのがわかりました。
トヨタ系の企業は仕事上の理由で、うつ病に悩む人がほんとに多いです。
中には自殺してしまう人もいて、異常な状態だと思います。
企業は何とも思わないのでしょうか?非常に腹立たしく思います。

私の職場でも重度のうつで休職中の人います。
過去にもうつ病者多数います。
仕事上での過度のストレス、上司らのいじめなど原因など様々です。
このような現状なのに会社側の対応は決まって不誠実な対応や理不尽な対応で、さらに働く者を追い詰める対応をするのです。
今回の提訴はその一部の事案です。
裁判という公の場で争われる働く人にとってとても重要な裁判です。
最終的に働く者にとって良い結果になることを期待しています。
トヨタ関連でうつでに悩み休職中の人、全てが立ち上がり事こそが大事な事だと思います。

このブログを読んでいる、皆さんも、自分の思っていることをこのコメント欄に書き込みしてお互いの思いを主張してみましょう。
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