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全トヨタ労働組合(ATU)

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ジェイテクト社員田中光太郎さん『うつ病回復後の解雇不当』と名地裁に提訴!

2009年07月14日 20時02分02秒 | ジェイテクト
トヨタ系の有力企業であるジェイテクト(2006年1月1日光洋精工と豊田工機合併)
の主力製品である『パワーステアリング』の設計技術者田中光太郎さん(31歳)が
うつ病回復後に解雇されたのは不当として7月10日同社に正社員としての
地位保全と賃金120万円の支払いを求め名古屋地裁に提訴しました。
田中さんは2001年4月光洋精工の奈良工場に入社し2003年2月愛知県岡崎市
にある株式会社『ファーベス』に出向になり引き続き『パワーステアリング』の
開発業務に携わっていました。
2004年11月長時間労働や上司の叱責などパワハラ、ストレスが原因でうつ病
を発症し2005年4月から3ヶ月休職を余技なくされました。
いったんは復帰したが、長時間過密労働は改善されず、サービス残業も
あって、仕事のストレス、上司のパワハラで悩みうつ病を再発、2006年8月
から病気休職中でした。
田中さんは2008年12月主治医から就労可能の診断書を会社に提出し復職を要求
していましたが、会社は2009年2月27日付けで休職期間満了を理由に退職を強行
しました。
提訴後の記者会見で、同席した弁護士は社内で別の仕事を探すなどの措置
もとらず、また就労可能の診断書もでているのに復職を認めないのは
解雇権の乱用にあたると訴えました。
また田中さんはうつ病の社員が、一方的に解雇されるケースが増えており
訴訟にはおおきな意味があると話しています。
全トヨタ労働組合の若月委員長はこれまでにもトヨタ関連に働く労働者、遺族の
いくつかの裁判に支援してきた経過をのべて、今回の田中さんの裁判にも全力で
支援していくことを表明しました。
とりわけ前途ある若い労働者である田中さんが復職を実現し、当たり前のように
働くことがてきることは社会的にも重要なことだとして心ある多くの市民
労働者のご協力、支援を呼びかけました。
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Unknown (組合員)
2009-07-17 14:25:49
現在、トヨタ関連企業では業務が原因での、うつ病などの病に苦しむ人が、多数いると聞いています。
この訴えは、多くのうつ病に苦しむ労働者の方々に病の克服に向けての希望を与える事になると思います。
私も組合員として組合の仲間のこの戦い、裁判を応援します。
(このような労働問題などに、関心がある方は一般の方も都合がよければ裁判など傍聴しましょう)
返信する
応援、支援します。 (ゴルフ太郎)
2009-07-23 00:14:16
はじめまして、ゴルフ場で勤務してますが私も仕事先でパワハラにあい6か月休職し、4月に復職しましたが先月に再発し入院しました。会社は入院してすぐに私の親を呼び出し正社員からパートにすると言ってきました。入院病棟から私は断固として反対の意思を会社に伝え全労連に加入して闘っていこうと思ってます。
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