山口県上関町では、中国電力が原発を建設するために長島の海を埋め立てようと、反対している祝島の住民や反対派の人たちの隙を虎視眈々とねらっており、埋め立て海域にコンクリートブロックを投入したり、反対派の人たちに暴力を使ったりしている。中国電力の社員が反対する人たちに「核実験で放射能物質がいっぱい地球にばらまかれたのだから、少々原発から放射能が漏れたって、たいしたことはない」と暴言を吐いたが、原爆で放射能を浴びて苦悶の死を経験してきた広島に住んでいる人とは思えない人たちが中国電力の社員にはいるということが明らかになった。このような企業に危険な原発を運転させたくはない。
佐賀県の玄海原発では、プルトニウムをウランと一緒に燃料に入れるプルサーマル運転が始まった。プルトニウムはウラン燃料を使うと核分裂によって生成されるきわめて有毒で危険な物質で、自然には存在せず、核兵器を作るために使われる。原発を運転すると自動的にプルトニウムができてしまうので、プルトニウムを持たざるを得ないので、核兵器開発が疑われるのだ。日本には原発が50基近くも運転しているから、プルトニウムはどんどん作られて溜められてきた。核兵器開発の疑惑を避けるために、日本はプルサーマルでプルトニウムを使って減らすパーフォーマンスをする必要があった。そのためにプルサーマルを燃料に使うというきわめて危険な選択をせざるを得なくなっている。しかし、使う原発はウラン燃料用に作られているので、プルサーマルを燃料として使ったときに安全が保証されるとは限らない。日本各地の原発でプルサーマル運転が計画されている。最初に事故を起こすのはいったいどこなのだろうか。おそろしい。
アメリカはイランや北朝鮮に核兵器開発を止めるように圧力をかけている。イランに対しては、戦争をしかける脅しさえも使っている。ブッシュ政権では、イラン攻撃が現実的になっていたと言われる。イランは核の平和利用に反対する権利はないと言っているが、オバマ政権になってイラン攻撃の可能性はやや減少したものの、欧米によるイラン脅迫は続いている。欧米が実際に核兵器開発を公言している北朝鮮とは違って、平和利用を言っているイランになぜこれほどの脅しをかけているのだろうか。それは、平和利用という原発は、運転すればかならずプルトニウムが生成され、プルトニウムは所持するだけでも危険なものであること、プルトニウムの有効利用が核兵器開発以外にはないことを、アメリカや欧米がよく知っているからである。
ではなぜ日本の平和利用は認めているのだろうか。それは原発の燃料のウランが日本には産出しないこと、ウラン濃縮はアメリカの技術に頼らなければできないことがあるからである。日本の原発はアメリカのウラン濃縮に頼り、アメリカはそれで儲けている。いざとなったらウラン濃縮を拒否すれば日本の原発は止まってしまうのだ。いわば日本が原発にエネルギー政策を転換することは、アメリカに生殺与奪の権利を奪われることになる。ところがプルトニウムが日本に溜まりすぎると日本が核兵器開発をやりかねないので、IAEAに日本の査察を厳しくやらせている。さらにプルサーマルを燃料として使わせ、プルトニウムを減らすように求めている。それが日本が危険なプルサーマル運転をしなければならない理由なのだ。
しかも、プルサーマル燃料を原発で燃やすと、またまたプルトニウムが生成するという。これは原発運転を止めない限り、いつまでも続く地獄なのだ。ドイツやアメリカが脱原発を進めてきたのは、この地獄を知っているからである。日本は一刻も早くこの無間地獄から抜け出す決意を固めなければならない。原爆の悲惨な結果を知っている日本がなぜ少々の放射能漏れくらい大丈夫などと言う人間を許しておけるのか、私には分からない。本当の地獄が広島と長崎に続いて日本のどこかで現れるまで、日本人は原発を作り続けるのだろうか。
佐賀県の玄海原発では、プルトニウムをウランと一緒に燃料に入れるプルサーマル運転が始まった。プルトニウムはウラン燃料を使うと核分裂によって生成されるきわめて有毒で危険な物質で、自然には存在せず、核兵器を作るために使われる。原発を運転すると自動的にプルトニウムができてしまうので、プルトニウムを持たざるを得ないので、核兵器開発が疑われるのだ。日本には原発が50基近くも運転しているから、プルトニウムはどんどん作られて溜められてきた。核兵器開発の疑惑を避けるために、日本はプルサーマルでプルトニウムを使って減らすパーフォーマンスをする必要があった。そのためにプルサーマルを燃料に使うというきわめて危険な選択をせざるを得なくなっている。しかし、使う原発はウラン燃料用に作られているので、プルサーマルを燃料として使ったときに安全が保証されるとは限らない。日本各地の原発でプルサーマル運転が計画されている。最初に事故を起こすのはいったいどこなのだろうか。おそろしい。
アメリカはイランや北朝鮮に核兵器開発を止めるように圧力をかけている。イランに対しては、戦争をしかける脅しさえも使っている。ブッシュ政権では、イラン攻撃が現実的になっていたと言われる。イランは核の平和利用に反対する権利はないと言っているが、オバマ政権になってイラン攻撃の可能性はやや減少したものの、欧米によるイラン脅迫は続いている。欧米が実際に核兵器開発を公言している北朝鮮とは違って、平和利用を言っているイランになぜこれほどの脅しをかけているのだろうか。それは、平和利用という原発は、運転すればかならずプルトニウムが生成され、プルトニウムは所持するだけでも危険なものであること、プルトニウムの有効利用が核兵器開発以外にはないことを、アメリカや欧米がよく知っているからである。
ではなぜ日本の平和利用は認めているのだろうか。それは原発の燃料のウランが日本には産出しないこと、ウラン濃縮はアメリカの技術に頼らなければできないことがあるからである。日本の原発はアメリカのウラン濃縮に頼り、アメリカはそれで儲けている。いざとなったらウラン濃縮を拒否すれば日本の原発は止まってしまうのだ。いわば日本が原発にエネルギー政策を転換することは、アメリカに生殺与奪の権利を奪われることになる。ところがプルトニウムが日本に溜まりすぎると日本が核兵器開発をやりかねないので、IAEAに日本の査察を厳しくやらせている。さらにプルサーマルを燃料として使わせ、プルトニウムを減らすように求めている。それが日本が危険なプルサーマル運転をしなければならない理由なのだ。
しかも、プルサーマル燃料を原発で燃やすと、またまたプルトニウムが生成するという。これは原発運転を止めない限り、いつまでも続く地獄なのだ。ドイツやアメリカが脱原発を進めてきたのは、この地獄を知っているからである。日本は一刻も早くこの無間地獄から抜け出す決意を固めなければならない。原爆の悲惨な結果を知っている日本がなぜ少々の放射能漏れくらい大丈夫などと言う人間を許しておけるのか、私には分からない。本当の地獄が広島と長崎に続いて日本のどこかで現れるまで、日本人は原発を作り続けるのだろうか。
久々の休みなので昨日からtwitter始めて、
リンクを読みまくっています。
二酸化炭素は植物が酸素に変えてくれるけど
原子力は分からないからいやだなーと思ってるけど
原子力の事を書く度に難しい言葉や長い文章で
分かりにくく反論する人が知人にいてめんどくさいし
反論できるだけの知識がない自分が残念です。
でも、この日記は分かりやすかったです。
ありがとうございました。
また読みに来ます。
子さんのブログも時々読ませていただいています。ときどき読みに来て下さい。
twitterにはまだ手が出ません。はまりそうで、怖いです。
上関の原発をなんとか止めたい。あんな良い海を壊すなんて・・・。