あすなろ経絡指圧療院 鳳本通商店街

指圧とわかりやすい東洋医学の話

古典を応用する意味。

2013-06-05 20:52:48 | Weblog
あすなろ経絡指圧
〒593-8324
大阪府堺市西区鳳(おおとり)東町1丁52
電話072-271-6551


今あすなろ経絡から発行の『あすなろ・ニュースレター』の
「東洋医学のお話」ですが
日本漢方(和漢医学)という
中国医学とは、少し違う独自の医学の成立と発展に影響を与えた
原点ともいえる中国の医学書について述べています。


本通りネットからのものは
次回7月27日(土)の福福寄席の出演者と
7月7日(日)の本通りネット定例ライブ道場。
今年もやります7月20日(土)の夕夏鳳祭ライブの件などなどを。
いずれもあすなろのドアポケットからどうぞ。


{明日のために今日経絡指圧}



アクセスはおなかいっぱい~
本通りネットライブ情報やおおとり、福・福寄席などの各種イベントは-
http://blog.goo.ne.jp/hondoori_2005



諸君オッス!
人気ブロガーは ほんまにつらいのうの-
【今日ちょっと外に出たんですが
世間様はさすがに暑いですね】



   ≪東洋哲学と医学から見た人間≫


「鍼灸や指圧」の話ですが
抽象的なものの見方というお話です。



   10. 物事の基本と、抽象的考え方

東洋医学の診察法から診断、治療に至るまでの
現代医学的発想にはまったくない
東洋の哲学や医学の基本的な考え方についてお話しています。

今しばらく二つの大まかな抽象的に私が捉えた
『ふにゃふにゃ病』と『かちかち病』の総括を
ちょっと東洋医学古典の立場で裏付けてみたいと思っています。

ところで東洋医学では何度も『肝』は
単なる肝臓だけのことではありませんよと申し上げています。
広い意味で言うのであれば胆嚢も肝の範疇に入りますからね。

ところで東洋医学古典をベースにしながらこの仕事をしていますと
勿論これまでの経験もさることながら
かなり応用を利かせることができるようになるということです。
時間をかければかけるほど楽しみながら
後からいい思いができるということ。
いろんな知識が、それまでの経験と結び合いまして
それがイメージとして形にできるようになるということです。

たとえば、こんな1文があるとします。
> 「肝は陽として木気が発脹する象を表わす。」
ということは、『かちかち病』の場合-
> 「肝は陽として木気が発脹する象を表わす。」
ということができなくなっているということ。

そこで治療面から院長が考えることは
直接『肝』に働きかける。
あるいは『卑』の力を借りて。
側面から『肝』に働きかけて
緩めるということになります(五行論的応用)。
ほかにもありますが、ここでは一つの例として掲げておきます。

そして『ふにゃふにゃ病』の応用としては-
> 「脾は陰として土気が重緩する形を表わす。」
という資料がありますが
「『ふにゃふにゃ』は、そのひどくなったものなんだから
「それなら、その『卑』の経絡を治療すればいいわけやな?」
となりますよね。

そして「『卑』と『肝』は同じような性質がある」
と偉い先生が語っておられるのであればなれば-
> 「肝は陽として木気が発脹する象を表わす。」
ほお、なるほどなるほど!
それなら、こいつを『ふにゃふにゃ』に応用できるのでは
(五行論的応用)??となります。
それを実際にやってみる。
これが古典を生かすということです。

この『難経』の解説書を書いた江戸時代の広岡は
> 「木と土とのこのような区別も理解しておきなさいよ」
とまで実にご丁寧に書いています。

私はこの広岡蘇仙というお医者さんを尊敬していますので
じゃあこの先生のおっしゃっていることを
実際に試してみようかということになりますわ。
その結果「よっしゃあ!」とね。
私としてはこの手の独特の感覚を
イメージ化して憶えておけばグーとなるわけですよね。

後一つの大事な応用としては-
> 「楽しいということは陽気が伸びやかになっているものです。」
という文章がありますが
「じゃあ楽しかねえということは-
『肝』の治療で何とかなるのでは?」
という具合になります。
どないですか、なかなかオモロイでっしゃろがこれ?


みっちゃん作詞と歌。
ミスターダンディー・だいすぎ院長作曲ならびにアレンジ。
・君がいるから - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=ucR3HJ7QVug



『経絡指圧整気療法』は
あすなろ経絡指圧療院が開発研究している治療法です。