あすなろ経絡指圧療院 鳳本通商店街

指圧とわかりやすい東洋医学の話

あきらめたらあかんで。

2012-06-05 12:30:23 | Weblog
最新の東洋医学の話題も含めたあすなろニュースレター』は
作製していつものあすなろドアポケットに入れました。
今回の内容ですが次回の福・福寄席と
それに関連して楽しい募集の企画のお話にも少し触れさせていただいてます。
ぜひ話題にしてくださいね。お楽しみに!

{明日のために今日経絡指圧}


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:【3日奈良県橿原市のある団体でギターデュオ・絶対ポンカンを呼んでいただきまして
3年ぶりのライブをさせていただきました。
また呼んでやってくださいね】



   ≪東洋哲学と医学から見た人間≫


「鍼灸や指圧」の話に入ってますが
“辨証と治療”というお話です。


   8. 違った視点で病気を診る

東洋医学の診察法から診断、治療に至るまでの
現代医学的発想にはまったくない
独特なプロセスを辿る辨証論治(べんしょうろんじ)のお話です。
“気血水辨証(気血津液辨証”の中の
“気血同病辨証”というところに入っています。
今血が不足する病のいくつかをご紹介しています。
特に気と血がともに不足する病です。

ところで中国の古典医学書や
それらの解釈本(江戸時代の日本人の医家たちも含む)などを見ていて
感じることなんですが昔の医家たちの
医学への絶え間なき研究心と情熱。
純粋で病人を思う彼らの深い愛を感じます。
まあ私たちも彼らが書き残してくれた資料があるからこそ
こうして臨床と研究もできるということですので
本当に私たちは心から感謝しないといけません。

ところで本日の気と血がともに病んだ病ですが
これもちょっと怖いものです。

実は血が不足して後ついに気が虚してくると気虚が起こりますが
その結果特定の部分の血を留めておけなくなってくる病状が出てきます。
不凍血(ふとうけつ)といわれるものです。
お腹の働き全体を取り仕切るところが卑といいますが
ここが極度に虚となるといわゆる出血しやすくなってきます。

気虚が進んで血の統制が利かなくなるといっそうひどい状態に発展します。
この場合バックにある証は、気不統血証といわれるものになります。

ひどくなるといろんなところから出血することになってくるわけです。
これはやはり久病からの気虚が原因になります。
症状としては血便や吐血、崩漏、息切れなどです。
ここまでくると現代医学でもなかなか治しにくい病です。

ただひとつ救いになるのは東洋医学にはとりあえずきっちりした病理があるということ。
これまでやれるだけのことはしたのであれば、やってみられるのも手かも?。
実は今そんな患者さんがやはりこちらに来られています。
【次回へと続きます】


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