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創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

墨遊 俳句

2013-03-10 21:37:39 | Weblog

 

墨遊 俳句

Kの俳句二句書く 

 啓蟄やまたも蠢く原発族 

 東日本大震災から今日で丁度2年が経過するが、復興は遅々として進んでおらず被災者の行く末が案じられる。

 復興に関しては政権が代わっても予算措置はともかく目に見える特段の進展が見られない。特に、原発については事故

 原因の究明も不十分のまま再稼働に向けての蠢動が始まっている。原発ゼロへの方向性はどこえやら、またも推進のた

 めの安全神話づくりにやっきになっているのは噴飯ものである。

 

 列島をベールで包む黄砂かな

    今年も黄砂の季節がやってきたが、例年とは違い今年は微小な有毒物質がからんでいるとかでマスクの着用は必須。 

     経済成長著しい中国の工場の煤煙や自動車の排気ガスなどによる大気汚染が国境を越えて黄砂とともにやってくるの

     だ。高度成長時代の日本の再現であるが、何とも厄介である。しかし、原発事故では世界的に迷惑をかけていることを 

     忘れてはならない。放射能汚染水の流出による海洋汚染、原子炉爆発による大気汚染は我が国の責任であることを。

 

今日は自治会の公園の清掃の日でした。空はなんとなく霞がかかったようでみんながマスク着用で公園の落ち葉を集め

ました。今年に入って中国の大気汚染の影響で黄砂に混じってPM2.5という厄介な物質が飛んできている上に花粉が春先か

らひどくなり三拍子揃っての春の訪れです。これから暖かくなって外出の機会が増えるのに外出を控えなければならなくなり不

自由なことです。震災から丸二年被災者のみなさんのことを思うと心が痛みます。みなさんが平安な日々が送れますように切に

願っております。

 

 

   

   

   

 

    

 

 

 

 

 

 

 


雛祭り

2013-03-03 13:39:44 | Weblog

色紙  

 自画  「雛祭り」  

今日は三月三日の雛祭り。

あかりをつけましょ ぼんぼりに、、、 と歌ったころを懐かしく思い出します。

子供たちが小さい時は菱餅、ひなあられ、自作のケーキでお祝いをしました。

その子供たちも大きくなって、今日は孫娘たちとお祝いをしていることでしょう。 

数年前京都祇園の料亭で同窓会がありましたが、広間で立派なお雛様を拝見することができました。

雛飾りはもちろんのこと、お道具類の素晴らしかったこと。

四季折々先人の方々から大切に継承されてきた伝統文化を観賞できた幸せに感謝しました。

私が続けている表具も絶やしてはならない日本伝統文化の一つです。

夫と二人の生活ですが、今日は自作の雛人形の掛軸を床の間に掛けました。お昼は稲荷ずしを作りました。

三時のお茶の雛菓子が待ち遠しいです。

夜は張り切ってごちそうを作りましょう。


映画 The Lady アウンサンスーチー  ひき裂かれた愛

2013-02-24 21:37:25 | Weblog

映画

 The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛

ビルマ建国の父アウンサン将軍(軍部に暗殺された)の娘でノーベル平和賞を受賞したアウンサンスーチーさんの半生を描いた映画を観ました。

今のミャンマーは小学校で地図を習ったときはビルマという国でした。私には安井昌二主演の映画 ビルマの竪琴 の映像が今でも鮮明に思い浮ぶ穏やかな仏教国のイメージがあります。

しかし、この映画を観て軍事政権下の現実に釘付けになりました。断片的なマスコミでは知りえない非人道的な圧政に蹂躙されている民衆の苦しみは一応平和な環境に居る私には到底分かり得ないものと思いました。

この映画はたまたま母親の病気見舞いに英国から一時帰国していた主人公が民主化を熱望する人々に乞われるままに現政権に対して敢然と立ち向い民主化運動を先導する彼女の不屈の精神と、これを献身的に支える家族(英国人の夫と二人の息子)の生き様を描いたドキュメンタリーに計り知れない感動しました。

度重なる自宅軟禁や離れ離れの家族に屈せず支え合って生きる夫と妻。愛する夫が余命少なくなっても会うことができないまま民衆の側にあって臨終にも立ち会わず別れざるを得なかった彼女の強い愛国心に胸が熱くなりました。

なお、主演女優のミシェル・ヨーはこの脚本に感銘して友人と映画化を実現したが、この役を演じるにあたってアウンサンスーチーさんの膨大な映像から容姿や話す英語、ビルマ語をマスターして、監督、共演者、ビルマ人のエキストラからも「本人そっくり」と驚かれたとか。

忘れてはならないのは、国際世論に抗し難く彼女の自宅軟禁を解いたとはいえ今のミャンマーは軍事政権であることに変わりなく彼女の努力にもかかわらず未だ民主化の動きは全くないということです。また、世界には貧困や圧政で苦しんでいる人々がいっぱいですが、諍いのない平和な世の中が一日でも早く来ることを切に望まずにはいられません。

宇宙から隕石が飛んできたりという時代は世界の人々が国単位ではなく、みんなが地球人とよべるように仲良くなってほしいものです。

 

 


水墨画 藪椿

2013-02-17 14:51:12 | Weblog

水墨画

  半切 「藪椿」        

しばらくお休みしていた中国水墨画に新年から挑戦しています。

絵筆を持つと創造の世界にいざなわれ、時の経つのも忘れてストレス発散になり私にとって

楽しい世界です。近いうちに裏打ちして掛軸に仕上げたいと思います。

 

先日 デザイン画で有名な[田中一光」の展覧会を観ました。

単純な中に計算された独創的な造形と配色に感動しました。その作品が出来るまでには地道な努力があり

素晴らしいセンスが輝いていました。

小学生の時の書道の軸装はとても線質が美しく、この頃から天性の美のセンスがあったことが伺われました。

小さい時の作品を大事に保存なさっていた親御さんの愛情に感謝しました。


墨遊 俳句

2013-02-08 21:15:50 | Weblog

墨遊 俳句

Kの俳句二句を書く

 盆梅の蕾はじけて佳き日かな

   例年盆鉢を箱庭風に仕立てて玄関に据え新年を迎えている。主役の紅梅は結構な古木で毎年1月下旬頃から

   つぎつぎと紅い蕾をつけ提灯行列を見る感じ。2月に入ると一輪また一輪と開花し 服部嵐雪の句 「梅一輪一輪ほどの

   暖かさ」 をつい思い出すこの頃である。優雅な花の競演をながめて今日の佳き日に感謝した。

 

 春寒やいつか来た道いばら道

   新政権になって世の中の気分だけは変わったかの感がある。出口の見えないデフレのトンネルから一日でも早く抜け出し

   たいのは山々である。アベノミックスとやらの壮大な実験が奏功すれば経済大国の復活も夢ではない。

   しかし、片や尖閣諸島や竹島問題に触発されての憲法改正と自衛隊の軍隊化、福島の反省も忘れたかのごとき原発の

   強力推進、官僚主導の復活、人からコンクリートへの回帰などなど恰も垢じみた古着を取り出すかのような言動が気かかり

   でならない。

   

寒気の中、昨日は術後三年半の定期検診に出かけました。

大学病院の中は診察を待つ人たちが行き来し、入院手続きをする人、しんどくてソファーで採血を待つ人、投薬を受け取る人、大勢の中に車いすの奥様を押して年老いたご主人が診察を待たれている姿にも出会いました。人生の縮図を見る思いで診察を待ちました。

採血、検尿、心電図、心エコー、内診など検査が終わって「異常なし」の結果を貰い、軽やかな気分で帰路に着きました。寒い間、外出を控えていましたら足元が危なげなのに気がつきました。これからは陽気に誘われて精々散歩に出たいと思います。

 

   

   

 

  

  

  


 


墨遊 色紙 節分

2013-02-02 20:45:05 | Weblog

墨遊 色紙 

 「福は内 鬼は外」 

       しあわせ いっぱい

     

あすは節分。立春。   

この間お正月を迎えたかと思ったらもう一か月が経ちました。

寒い寒いと言っていましたら今日は暖かくて過ごしやすい一日でした。

また寒くなるそうですが、三寒四温と少しずつ季節は動いていくのでしょう。

豆まきで鬼を追い出し、福がいっぱい来ますように。 

 


墨遊 俳句

2013-01-11 21:00:57 | Weblog
墨遊 俳句 

 Kの俳句二句書く

  命より重きものなし初日の出

   政権交代が決まってから明るい兆しが醸し出されているかに見える。円安と株高がその象徴であるが、
   庶民の暮らし向きは楽になるのだろうか。経済は大事だが、あの「脱原発」はどうなるのか?!
   新政権は原発を核の平和利用という大義名目で導入し安全神話を流布した政党であるが、3.11大震災
   ・津波による福島原発人災を忘れたかのような露骨な閣僚の発言が気になる。
   初日の出を拝みながら思った。「やはり、命あっての物種。生きていてこその暮らしだ」と。

  添へ書きにこれが最後とある賀状

   年賀状を出す時期になると極力減らそうとするのだが、出さなかった人から来るとつい、元日早々に慌てて
   投函してしまい一向に減らない。
   今年の賀状の中に2枚「来年から年賀状を出さないが悪しからず」と添え書きされていたのがあった。
   高齢、虚礼廃止など理由はいろいろだが、この際、自分でも年賀状の意味合いを考えて見たいと思う。

 
 年末からバタバタしたのがひびき、激しいセキにみまわれて体調を崩してしまいました。
 レンコンを摺って飲んだり、しょうが湯にしたりと努力しました。
 ビワの葉エキスの療法は身体に良いので刻んで焼酎に漬けいつも重宝しています。
 なるべく薬を使わず自然療法を心掛けています。

 今年は巳年。 のらりくらりとスタートした新年でした。

 良いストレス発散方法を学び、根を詰めることをやめ、おおらかな一年を送りたいものです。
   
   
   

 

年賀状 巳年

2013-01-01 10:21:11 | Weblog
年賀状 

 東山 しづかに羽子の 舞ひおちぬ
                      虚子の句


 巳どし

 
新年おめでとうございます
今年もよろしくお願い申し上げます

昨年末に海外在住の息子家族が一時帰国し、近在の娘家族もまじえて久しぶりに賑やかな日々が過ぎました。
新年はまた、二人だけの生活にもどり、静かなお正月を迎えています。

今年も健康に気をつけながら新たな気持ちで書道に、表装に、中国水墨画にと精進したいと思います。



墨游 俳句

2012-11-30 17:45:50 | Weblog
墨游 俳句

Kの俳句を二句書く

  秋惜しむ皇帝ダリア華やぎて

   今春苗木を買った皇帝ダリアは見る間にぐんぐん幹を伸ばし5メートル位の大樹に育ったが、
   11月の半ばに一番花が咲き今では10輪ほどの大ぶりな淡紅色の花が晩秋の青空に気高く
   咲き誇っている。はじめての経験であり、ものの本によると厳しい寒気や霜には弱く一夜で
   枯れてしまうらしく心配な時期である。また、灯火など明るいところでは開花しないとの
   ことで門燈を消しているこの頃である。メキシコ原産にしては真夏ではなく11月から12月
   にかけて咲くのは不思議である。花が終われば節を切り取って挿し木できるそうなので来年は
   沢山の苗木を作るのを楽しみにしている。
 
 
 
                          
  
 赤も黄も緑もありて落葉道

   枯葉、落葉の季節である。桜やメープルなど落葉樹はすっかり葉っぱを落として冬支度。  
   公園や山道には万華鏡のように色とりどりの枯葉のジュータンが敷き詰められていて目を
   楽しませてくれる。
   先月16日、突然の解散宣言で政界は巨大地震並に大揺れ。離合集散の破廉恥劇が目下展開し
   ている。11党乱立の醜態は何故生起したのか? 一人一党の感すらある現状は正に色彩、形体
   とも様々な落ち葉を見る思いで情けない。世襲議員の跋扈、投票者の付託を無視した選挙後の
   党籍異動、民意そこのけの愚劣な政争等々による有権者の議会制民主主義への失望や政治不信が
   政界に投影した結果ともいえるが、今回の選挙はこれまでとは違い、国民の生命にかかわる選択を
   有権者に問う重大事であると思う。「原発の即時廃絶、憲法9条の堅持」は何よりも優先さるべき
   選択肢と銘記したい。 



所用を済ませた私は、もみじ狩りにと奈良公園の浮見堂あたりまで散策しました。
一服のつもりでしゃれたお店に入りました。
そこで珍しいお茶をいただきました。

それは擂茶(れいちゃ)という台湾のお茶でした。
甘くて暖かいお茶は冷えた身体に心地よくてホットしました。

お茶には微粒雑穀粉にした大豆、黒豆、緑豆、緑茶、粟、はとむぎ、粉砂糖、黒砂糖、黒ごま、青えんどう、
白鳳豆、黒目豆、とうあずき、紅小麦、からす麦、花豆、白ごま、ひよこ豆、黒米、高きび、山芋、
おにばすの実、そば等が入っているそうでした。
健康にもとても良いお茶のようで、早速家に買って帰りました。



 
 

墨游 俳句

2012-11-10 14:46:21 | Weblog
墨遊 俳句

Kの俳句二句書く

 行く秋や丹波の里に名酒あり

  バスツアーで丹波路を辿った。焼き松茸、土瓶蒸しなど松茸づくしの昼食を堪能したあと、
  最寄りの酒蔵に立ち寄ったが老舗の有名な酒造所とか。秋の新酒の試飲は口当たりもよく美味だった。
  酒は水が命というが、人里離れた鄙びたところにこそ思いがけない名酒があるのかも。
  丹波は丹波栗、丹波黒(黒豆)でなじみがあるが、酒どころでもあった。紅葉には少し早かったが、
  秋日和の一日、美味しいものを食し、美味い酒を楽しみ大いに英気を得た。

 天を突く皇帝ダリア秋深し

  この春、10センチほどの皇帝ダリアの苗木を庭の一角に植えた。
  先年、戒壇院近くの民家の塀から伸びた枝にきれいな花々を見てその気品ある優美さに魅かれた。
  後日、皇帝ダリアと分かったが、その苗木が偶々園芸店にあったので興味深々で早速買求めた。
  ラベルには「11月に開花、一年で3~5メートルに成長する」とあったが、疑心暗鬼だった。
  ところが、日を追うごとに幹は太くなり、ずんずん身長が伸びて何と、今では4メートルくらいに。
  蕾が沢山ついており開花が楽しみな日々である。ラベルに偽りなしというところ。
  ところで、天辺に新しい枝と葉ができるたびに根元の古い枝葉は自然に枯れ落ちる様は、人間界の
  世代交代を見る思いで感慨深い。自然の摂理には抗し難いものがあると痛感した。


先日 「HOME愛しの座敷わらし」というの映画を観ました。
都会から転勤で東北の古民家に引っ越した一家のものがたりでした。
一転して現代の便利な生活から風呂も薪で沸かすという不便さの生活で家族はそれぞれに不満や悩みを
抱いていました。大自然の中でのびのびと暮らすうちに 座敷わらしに出会ったというみんなの体験が
バラバラだった家族にお互いの絆を取り戻させ、幸せをもたらすという何とも言えぬほのぼのとした余韻の
ある心地よい映画でした。
座敷わらしは東北地方の妖怪伝説で有名ですが、その昔極貧の農家で家族が生きるために間引かれた幼子の
化身といわれ、座敷わらしのいる家は繁栄するという福の神でもあるとのこと。