創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

墨遊 俳句

2017-11-29 21:35:59 | 墨游 俳句

墨遊 俳句 短冊

Kの俳句を書く

   古都は今もみじに鹿に人に充つ

      奈良公園は紅葉真っ盛り。秋晴れの公園にはあちこちに鹿が群れ、

      外国人観光客が馴れない手つきで恐る恐るせんべいをやっている光景は微笑ましい。

      餌をねだる鹿が何度もおじぎする姿は可愛くもいじらしい。

      鷺池に浮かぶ浮見堂人人人で溢れていた。

      水面に映る影は紅葉を背景に心なしか侘しいくも優雅に揺れていた。

      櫻花満開の奈良は精気に満ちてよいが、燃えるような紅葉の奈良は華やかさのなかにも

      物悲しさを秘めており格別である。(K)

                                 

 

   秋夕べ城下に流るノクターン

     金魚で有名な城下町・郡山の城ホールで開催されたピアノ演奏会に行った。

     ショパン演奏家の第一人者、アドルフォ・バラビーノ 奏する曲目はどれも繊細な中にも力強さがあり

     感銘を受けた。会場を出て駅に向かう途次でもノクターンがの情感あふれる音色が耳から離れなかった。

     秋の宵にはノクターンがよく似合う!(K)

                             

                                                         

  秋の夕べ音楽会に行きました。

  イタリア人のピアニスト アドルフォ・バラビーノと若き日本の女性のピアニスト(川島美樹)の連弾でショパンの

  夜想曲に酔いしれました。

  彼女はバラビーノに師事してイギリスで活躍中とのこと。帰途はお堀の水に月が写ってロマンチックの夜でした。

  日常の雑事から離れて英気を貰った一夜でした。

  

  

 

      

 

 

 

          

 

 

                                

 

 

 

 

 

 

             

     


墨遊 俳句

2017-11-06 14:59:42 | 墨游 俳句

墨遊 俳句

 Kの俳句を書く

    天高し打つ音高し囲碁の会

     雲ひとつない秋晴れの日曜日。恒例の囲碁大会に参加した。

     市内の囲碁クラブ合同の大会で他流試合の好機である。小中学生から80歳台の希望者約150名が

     腕を競ったが勝敗はともかく久しぶりに緊張、昂揚感を味わい脳の活性に有効な一日だった。

     三連勝高得点のあと最後の対戦の終盤で思わぬポカで大石を取られ惜敗。入賞を逸した。 (K)

   切り株の若葉たくまし刈田かな

     日本の原風景である黄金色の稲刈りが終わって旬日が経過した頃、近くの農道を散策した。

     無数の切り株が整然と列をなしている光景も風情があっていいが切り株に早や緑が芽吹いて

     風にそよいでいる様は驚きであり、生命力の素晴らしさを実感した。自然は魔術師である。 (K)

  

  早いもので今年も11月になってしまいました。昨年に比べて体調も良くなって無事新年を迎えられそうです。

  来年の日記帳、手帳、家計簿、カレンダー、年賀状も購入し、先手仕事で年末の家事計画表も出来ました。

  先日京都で開催されている 「国宝展」を観に行きました。長い行列をさけ金曜日の15時頃会場へ行きました

     それでも大勢の見物客で入場20分待ちの行列。会場は熱気に包まれていました。

  日本の国宝がはじめて勢ぞろいした見応えのあるものでした。私は中国水墨画をやっているので特に雪舟の

   作品に興味深く見入りました。

  俵屋宗達作の風神雷神図の実物は見事でした。

  開催前、毎日新聞に全紙何枚もの国宝に関するクイズが掲載されていて応募していたので一入興味が

  湧きました。先日 新聞社から俵屋宗達筆の扇子{下}が送られて来てびっくりするやら、、、。

 

 

 

        

 

    人数が限られてましたから当選するとは思っていなかったのでとても嬉しかったです。

    二曲一双 屏風の風神雷神図は素晴らしく迫力がありました。思い出が出来大事にしたいと思います。

    

 

 


墨遊 俳句

2017-07-26 16:31:30 | 墨游 俳句

俳句

                           

 

   Kの俳句を書く

      子つばめの口かぞえをり駅のビル

           奈良駅を出たとたん騒がしい小鳥の声に見上げると

         燕の雛が巣からこぼっれ落ちそうに黄色の口をいっぱい開けていた。

         餌を運んできた親が近くにいるらしい。よくは見えないが数羽いるようだった。

         食欲旺盛で親は日増しに忙しくなるだろう。元気な巣立ちを!(K)

      

        中国語とび交う古都の猛暑かな

        奈良の街は外国の観光客で年々にぎわっている。欧米系、アジア系など

          多彩な国からの来客は古都の活性化になり歓迎すべきであるが、

          中国人グループの振る舞いには面食らう場面もある。突然、甲高い声を上げたり

          駅構内のベンチで数人がたむろして会食したりなどなど。(K)

 

     連日の猛暑で家から一歩も出にくい状態が続いていました。 

     孫娘が大学の課題で「祖母のライフヒストリー」について話を聞きたいとメールがありました。

     これを機会に外出し、ホテルで昼食を共にして色々話をしました。

     過ぎ去った80年弱の私の人生を振り返ると走馬灯のように出来事がよみがえってきました。

     誕生から学生生活、就職、結婚、子供の誕生、育児、数々の転勤、お稽古事の習得、講師生活、病気、

     趣味を楽しむなど、、、。本が一冊できそうです。

     今までの人生で岐路に立った時、別の選択をしていたらこの孫娘とも会えなかった

     だろうと不思議な気持になりました。楽しい語らいに言い知れぬ幸せを感じました。


墨遊 俳句 稲穂 秋あかね

2016-09-11 16:20:56 | 墨游 俳句

    

   墨遊 俳句

     白内障の手術後、眼帯を外したときの印象を句にしました。

   眼帯のとれて眩しき稲穂かな

    いつも散歩の道すがらぼんやりと眺めていた田園風景が文字通り霧が晴れたような鮮明な

    世界に一変しました。足元に広がる田圃には見事な籾粒を豊かにつけた稲穂が重たげに

       頭を垂れてそよ風に揺れていました。

       日本の原風景がこんなに美しく くっきりと鮮やかだったとは! 感動一入です。

                               

      

      こんなにも紅かったのね秋あかね

      夕焼け小焼けの赤とんぼ  の懐かしいメロディーが聞こえて来そうな季節になりました。

       畑の棹に羽を休めている秋あかねにそっと近づいて驚きました。

    普段気にしなかった胴体の茜色に夕陽に輝いていました。

    目が良く見えるようになって見えていなかったものが見えるようになり新たな日々が楽しみです。

 

    ここ数年、新聞や雑誌が読み辛くメガネのせいだと思い何度も眼鏡の量販店  で度数を

    調整してもらいその都度新調していたのですが、最近また見にくくなったので原点に戻って

    遠方ですが随分以前しっかり診ていただい眼鏡店を20年ぶりに訪ねました。

    ふた昔も前の私のカルテが保管されていたことに先ず感激しました。

    当時の眼鏡士が丁寧に診てくだっさたところ両目とも白内障が進んでいるとのことで

    ショックを受けました。メガネ以前に白内障を治すのが先決といわれ、紹介していただいた

    眼科医で手術をしていただきました。

    眼帯を外したとたん世界が変わったようで何か元気が出てきました。