創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

写真 石峰寺 

2012-03-30 14:17:37 | Weblog
カメラ散歩 
   
  石峰寺 

伏見稲荷すぐ近くに黄檗山萬福寺の千呆性案(せんがいしょうあん)が開いた石峰寺があります。



門前に住んでいた伊藤若冲の墓と筆塚があり、その裏山に若冲が下絵を描き、その当時の住職と協力して
制作した五百羅漢があります。
森のように鬱蒼とした山の中に400以上の石仏が点在しているようです。
お釈迦様の一生を表しているそうですが石仏はまあるく優しいお顔で出迎えてくれました。

 

写真 大阪城梅林

2012-03-22 20:58:51 | Weblog
カメラ散歩 

  大阪城梅林 

 お彼岸を迎えても頬打つ風はとても冷たく、マフラーをして大阪城公園内の梅林を散策しました。
 丁度、梅が満開で馥郁とした薫が漂うなかを沢山の人が観梅を楽しんでいました。

 50年前の春分の日、私たちは挙式しました。まさにこの日は金婚記念の晴れの日でした。
 結婚式場もここ大阪城にほど近い場所でしたので感慨一入でした。

 金婚記念の旅行は暖かくなってからと思い、先ずはTホテルでのコースランチでお互いの
 今後の健康を祈念しました。
 ホテルの方の計らいで写真を撮っていただき、素晴らしい薔薇の花をいただきました。一寸した気遣いに感謝感激!
 
 その後、お城近くのNHKの歴史博物館を訪ねました。
 丁度、朝ドラのカーネーションのセットが展示中でした。
 90歳を超えてもなお現役で活躍されていた小篠綾子さんをモデルにしたドラマに毎朝元気を
 もらっています。

 夫婦が揃って元気で今日の日を迎えられたことは殊の外嬉しく感慨深いものがあります。


  

 この梅には武蔵野という名が記してあり、道行く人は立ち止まって観賞しています。
 沢山の紅梅、白梅の中でもひときわ美しく、可憐で私もカメラのシャッターを思わず押してしまいました。

 これからまた新しい人生の再スタートを祝ってくれているように感じました。
 
 

写真 修二会

2012-03-15 15:17:41 | Weblog
カメラ散歩 

 三月一日から十四日までの修二会が終わって、今年も古都奈良には待ちに待った春がやってきました。

 東大寺ミュージアムの玄関先に実物大の見事な籠松明が飾ってありました。
 
 燃え盛るお水取りの松明は見たことはありますが、実物を見るのは初めてです。
 想像以上に大きく重そうで、火をつけた松明を持って二月堂の廊下を走られる方は大変だろうと思いました。



    


 夜の別火坊の写真です。
 三月一日以前は別火と呼ばれる前行があります。東大寺戒壇院の別火坊で執り行われ、
 紙で作った紙衣を着続けられるそうです。


    

 たまたま入った某ホテルのロビーに 夜の別火坊の写真と紙衣が展示されていました。
 
 練行衆が着られた紙衣は煤で少し黒くなっていましたが、実物を目にして感動しました。

墨遊  俳句

2012-03-09 10:57:21 | Weblog
墨遊 俳句

Kの俳句二句書く

 瓦礫なほ山積みのまま春浅し

  3・11東日本大震災・津波から早や一年。瓦礫の散乱する中に大型の漁船が傾いたまま
  放置されている写真が新聞に載っていたが、船主の心境を思うと遣る瀬無い憤りを覚える。
  殊に原発汚染が深刻な地域では損壊した家屋や漁船などの処理が手つかずのままと聞く。
  原発さえなければ復興はどれほどか迅速に進んだだろうにと悔やまれる。
  そもそも安全な原発はあり得ないのに政財界挙げての「安全神話」に誤魔化されたつけが
  この惨状なのだと銘記しておきたい。季節は春めいているのに人心は未だ厳寒の最中にある。

 いかなごを肴に今宵ふたり酒

  いかなご漁の解禁日は春の訪れを告げる日でもある。明石の魚棚(うおんたな)では、いかなごの
  銀色が眩しく、馴染みの釘煮も店頭に並び買い物客で賑わっていた情景を思い出す。
  早春の宵、釘煮を肴に盃を傾け、 過ぎし日のことどもをあれこれと伴侶と語り合うのもまたよし。
  酒は百楽の長というが、彼女は専らノンアルコールをたのしんでいる。
  健康であれば言うことなし。


昨年の三月十一日は午後から自宅で水墨画を描いていました。急な地震にびっくりしてして絵筆を
おいてじーとしていました。
今まで経験した地震で一番怖かったのは、東京オリンピック前後のころ東京で体験した新潟の地震でした。
お風呂のお湯が飛び出て、子供が廊下で転びました。
今回は揺れが落ち着いてからスイッチを入れたテレビの報道では大変な惨事が起こったと知りました。
地震に次ぐ大津波の襲来、それに原発施設への影響など被害の大きさに身がすくんでしまいました。
あれから間もなく一年になりますが、被災地の現状はなかなか思うように復興できてなくて歯がゆく思います。
被災された方々にはどんなにか辛い一年だったことでしょう。
一日も早い復興を心より祈っています。
  

額装 お水取り

2012-03-01 20:14:50 | Weblog
額装   お水取り

   元東大寺管長・清水公照の作品(日本手拭)を額装にしました

     ありがたや
     ふしぎは
     一か

     二月堂 
      若狭の
       水をむかへ
     たもふぞ       

                                 
 

  東大寺の「修二会」は三月一日から十四日まで二月堂で行われます。
  これが奈良に春を呼ぶ行事で今年は1261回目ですが、天平時代から毎年欠かさず続けられています。
  十二日の深夜から十三日の未明に練行衆らが閼伽井屋(若狭井戸)からお供えのお香水(閼伽水)を
  汲む行事がお水取りです。(写真は閼伽井屋)

  伝承によると、昔、実忠和尚が行法中、「神名帳」に書かれた全国の神々の参集を求めた時に遅れた
  若狭の遠敷明神がお詫びに「ご本尊にお供えする霊水は若狭からお送りしましょう」といい、
  二月堂下の大岩の前で祈られると大岩が動き二つに割れ、黒と白の鵜が飛び立ち、そこから霊水が
  湧き出たそうです。
  これをお供えの水として今も二月堂下の閼伽井屋(若狭井戸)から汲んで供えられています。