創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

表装作品集

2011-02-25 14:17:06 | Weblog
軸装  

 自画 条幅「牡丹」を掛軸にしました。

先日の大雪から少しずつ暖かくなって、昨日は庭に出てみると木の下に
福寿草が黄色い花をつけてにっこりと咲いていました。
またその近くでは薄いピンクのクリスマスローズが頭をもたげていました。
自然の営みに感謝。

なんとなく風も柔らかく春の気配が漂ってきて嬉しくなりました。

表装の仕事も寒い間はなかなか捗りませんが、やっと「牡丹」を軸装に
仕上げました。


つまみ絵 雛まつり

2011-02-18 11:26:58 | Weblog
つまみ絵 

  「雛まつり」 

短冊に桃の花をつまみ絵にしました。

3月3日はお雛様を飾って白酒、菱餅、ちらしずしなどで女の子の成長を祈ってお祝いをいたします。
日本のすばらしい節句の文化です。





これは友人のSさんからいただいた手づくりのお雛様です。
Sさんはお孫さんと一緒に愛媛で暮らしておられます。

  もたれ合い倒れずにある雛かな 虚子

写真 京都国立博物館

2011-02-11 10:44:05 | Weblog
カメラ散歩

  京都国立博物館 「墨筆精神」


   


京都国立博物館で開催中の中国書画の世界「墨筆精神」を観に行きました。
朝日新聞社の創業者のひとり、上野理一氏によって収集され、ご子息によって
博物館に寄贈された名品の数々を拝見できました。
書を嗜むものとしては王羲之の「宋拓十七帖」は魅力ある芸術品。欧陽詢、
褚遂良、顔真卿など素晴らしい芸術品が鑑賞できました。

絵画では寿平の「花隖夕陽図」、与謝蕪村の「竹渓訪隠図」などなど
沢山のコレクションの実物を初めて観る機会を得て感激しました。
素晴らしい力眼でコレクションをされた先人のお蔭で、後世の人々が貴重な
文化遺産に触れることができ、有難いことだと思います。

墨遊 俳句

2011-02-04 19:18:36 | Weblog
墨遊 俳句

Kの俳句二句書く

 釉薬の予期せぬ効果春の雪

  はじめての陶芸、2作目の小鉢の窯だしの日は小雪の舞う寒い日だった。
  素焼きの器の全面に天目釉をかけた小鉢の底面に白色の釉薬を重ねたらどんな
  出来栄えになるかの試みだが、窯入れの時点で釉薬を重ねた部分が罅割れていた。
  異なる釉薬の乾く時間差が原因かもと気にしていたが、いよいよの窯だしである。
  まだほんのりと温もりのある器を手に恐る恐る覗き込んで「あっ!」と。
  黒に近い濃茶色を背景に斑の乳白色が放射状の花を咲かせているではないか!
  思いもかけない炎の造形に感動するとともに、これぞ世界に二つとない芸術作品と
  自画自賛し独り悦に入った。罅が斑を演出して天目釉の闇に乳白色の花火を上げた
  偶然の美に感動。

 ほっこりと信楽狸の日向ぼこ

  連日の寒波に震えていた庭先の狸公に久しぶりの日差し。心なしか微笑んでいる
  ような表情に陽春の早からむことを祈った。



今年の冬は特別寒い毎日でした。身体が固くなって外出もままならない日の連続でした。

昨日は久しぶりの陽光にひかれて京都に念願のお寺を訪ねました。
かねがね智積院の長谷川等伯の障壁画を観たいと思っていました。それと田淵俊夫画伯の
すばらしい水墨画の襖絵を是非とも鑑賞したいと出かけました。
よく手入れされた庭園を眺め、樹にとまったかわせみを見ながら しばしゆっくりと流れる時を
楽しみました。