創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

墨遊 俳句

2007-02-26 18:23:50 | Weblog
墨遊 俳句

 Kの俳句二句書く

  水取や良弁杉へ火粉舞ふ
  
   3月1日から二月堂の修二会が始まる。
   752年に東大寺開山良弁僧正の高弟、
   実忠和尚によって始められて以来一度も
   途絶えたことがないとか。
   夜空を焦がす走り松明は圧巻。良弁杉が
   火粉に包まれる光景は忘れ難い。

  藪椿落ちて車座さんざめき

   道端に藪椿がぽとぽとと落ちていた。
   申し合わせたように円を描いていた。
   何か相談しているようなざわめきがした。
   

 

墨遊 俳画

2007-02-22 12:23:36 | Weblog
墨遊 俳画

色紙「梅に鶯」

E先生の俳句を添えて描く

  鶯の鳴きに来てゐる雛の家

例年になく暖かい春の訪れで、あちこちから「梅便り」が
聞こえて来ます。
もうすぐ我が家の庭にも鶯の姿が現れてくれるのを心待ちに
しております。


つまみ絵

2007-02-19 10:21:04 | Weblog
つまみ絵

短冊 「雪と椿」

Kの句を添えて
 
 水取や伽藍を朱に大松明

真っ赤な椿の花弁に名残の雪が降っている光景を
つまみ絵にしました。
暖冬で雪に縁のない古都奈良ですが、いつもは
2月3月にどか雪に見舞われます。
春を告げるお水取り(修二会)が待たれます。

表装作品集 

2007-02-12 11:53:34 | Weblog
軸装

自作「水墨画」 雲山飛瀑

初めての水墨の山水画の作品を軸装にしました。
中国水墨画を習って三年、色々描いてみましたが
山水画が一番難しく奥が深いように思います。

天地は紺色の「君が代」の裂地を使いました。
以前から購入していた珍しい臙脂の一文字を
使い、紺との対比で山水画を引き立たせました。
軸の長さは六尺七寸ほどあり、大作です。

つまみ絵

2007-02-08 21:47:30 | Weblog
つまみ絵

色紙「福寿草」

春になると毎年庭の隅に福寿草が顔をのぞかせます。
その黄色い花を摘まみ絵にしてみました。
葉っぱは「剣つまみ」と言う摘まみ方で摘まみましたが
数が多くて小さいので摘まむのに骨がおれました。

春来喜気迎 (趙子昂)はるきたりてききむかう

春になって喜ばしいことばかりに出逢っている。
春の到来ですべてのものが喜ばしいことにと展開して
いく。まさに私の今年の実感です。感謝。

墨遊 俳句

2007-02-05 11:36:15 | Weblog
墨遊 俳句

 Kの俳句二句書く

  常夏の地よりの帰国春の雪

   シンガポールから息子が久しぶりに
   一時帰国した。早春の陽光のなか牡丹雪が
   気紛れに止んでは降っていた。
   春の雪は温かく迎えてくれたようだった。

  青鷺の首精いっぱいに水温む

   猿沢池の中ノ島に青鷺が一羽佇んでいた。
   長い首を垂直に伸ばして彫像のように
   動かない。浅春の穏やかな昼下がり。

   
   
   

墨遊 俳画

2007-02-01 15:16:52 | Weblog
俳画


色紙「お多福」

Kの俳句書く

 豆たらず鬼の居直る追儺かな

2月3日は節分です。

古都奈良では興福寺の追儺会(薬師悔過により除災招福祈願の法要後、六匹の
鬼を毘沙門天が退治し、福の神が登場する)や東大寺の節分星祭(まめまき)
元興寺の節分柴燈護魔会が行なわれます。
3月のお水取まで、寒さは続きます。

パソコンの故障でしばらくご無沙汰いたしました。
本日より再開となりました。いままで同様よろしくお願いいたします。