創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

墨遊 俳画 西瓜

2011-08-27 09:34:47 | Weblog
墨遊
  
 俳画 「西瓜」

いつまでも暑い日が続きます。
西瓜でも食べて熱中症の予防でもと思います。

遅ればせながらの夏休み、納涼を求め山口県へ出かけました。



長門峡(ちょうもんきょう)
川の急流を眺め甲高いミンミン蝉の鳴き声を聞きながら鬱蒼とした樹々の下の小径を
雨に濡れた落ち葉を踏みしめて散策しました。
心地よい風を感じてひと時の納涼でした。



石見銀山 
世界遺産に指定された銀山地区を散策しました。
山あいの涼しい遊歩道を約40分ほど辿ると龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)の
入口に到着。坑内は暗くてひんやりと寒いくらいでした。試掘跡も含め600近い坑道があるとか。
途中説明の標識を見ながら長い長いトンネルの中を歩きました。戦国時代から江戸時代にかけて
銀の採掘で栄えたようですが、当時の銀採掘のノミの跡のひとつひとつにその人たちの人生があった
のだと思うと複雑な思いに駆られました。採掘労働の厳しさを思うと観光で訪れている我々が
これでいいのかと何度も考えさせられました。世界遺産の明の部分の裏には底知れぬ闇があることを
忘れてはならないと感じました。
道中、沢山のお墓がみられましたが沢山の犠牲になった人々の思いを考えた一日でした。


写真 天竺へ

2011-08-11 13:31:56 | Weblog
カメラ散歩

 奈良国立博物館 展覧会「天竺へ」


唐の時代、仏法を求めて天竺(インド)へ3万キロの旅をした玄奘三蔵の生涯を絵画化した国宝「玄奘三蔵絵」
鑑賞することができました。
全12巻全長190メートル超の長大な画面が前期後期に分けられて同時初公開されています。
分かり易い描写の美しいこの絵巻は我が国における高僧伝絵巻の名品とのことです。

また、藤田美術館所蔵の国宝「大般若経(魚養経)」387巻は奈良朝写経の名品で、その膨大さに驚きました。
それでも600巻の一部とのことです。
以前、友人の家でお父様が写経をされたという沢山の巻物を見せられたことがありましたが、それまで私はお寺での
写経で馴染みの「摩訶般若波羅蜜多心経」(276文字)しか知らなかったので巻物の多さにびっくりした記憶が
あります。

今の私たちには想像もできない道中の苦難や危険のなかを苦労を重ねて沢山の経典を中国へ運ばれ、後々空海などに
よって日本へと伝わった数々の経典や文化は、玄奘三蔵のご苦労のお蔭で今があることの重要性を痛感します。
小さい時に読んだ「西遊記」へと繋がります。


奈良公園はいつ行っても良いところです。

墨遊 俳句

2011-08-06 17:31:00 | Weblog
墨遊 俳句

 Kの俳句二句書く

 隠れたる蜥蜴の尻尾くねりをり

  庭に出た途端、何かが目を掠めた。銀色の蜥蜴が慌てて物陰に隠れたのだ。
  植木鉢の底辺りに長い尾っぽが左右に揺れていた。頭隠して尻隠さずとはこのことだ。
  ちょっとからかいたくなったが、やめた。こちらもびっくりしたが、あちらは死ぬ思い
  だったろうから。 夏の庭は、蜥蜴やかまきり、やもりで賑やかだ。

 手作りの小鉢に茄子の紫紺映ゆ

  茄子紺というが、獲れたての茄子は艶があって紫紺の色が鮮やかである。
  浅漬けの茄子の切ったのが行儀正しく小鉢に整列しいるのは食欲をそそる。
  小鉢が陶芸教室で初めて作った作品なら格別に美味しそうに感じるのは手前味噌か。


北京から来客がありました。
彼は北京で食生活アドバイザーとして活躍しています。
早速新しいレシピを教わり色々お料理に挑戦しました。
大きなお鍋にパウンドケーキの型で無添加でおいしい食パンも教わりました。
パン焼き機が故障して使えないのでこれからはこの方法でやってみます。
北京の話を伺いながらの賑やかな楽しい食卓になりました。