創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

つまみ絵

2006-09-30 07:51:58 | Weblog
つまみ絵

色紙「コスモス」

可憐なコスモスの花。風に揺れるピンクの
やさしい色合いの花々。
そんな雰囲気が出てるでしょうか?
私の大好きな花の一つです。
グリーンのテープをこよりにして葉っぱにしました。

昨日まで友人の岡山の山荘に行っていました。
澄み切った秋の空。田園は黄金色の稲。ここかしこに
コスモスと曼珠沙華が咲き乱れていました。 


表装作品集

2006-09-25 08:19:37 | Weblog
軸装

茶掛

和漢朗詠集より(料紙に書いた自作の短冊をはめ込んで
本紙とする)

創作表具の際の寸法は本紙により少し変えることが
多いのですが、これは本格的な茶掛の寸法で
製作しました。
柱も細めで、細い風帯も付けました。


墨遊 俳句

2006-09-23 10:55:10 | Weblog
墨遊 俳句

短冊 Kの俳句二句書く

 流れゆく川面に泳ぐ鰯雲

  秋日和の高い青空に鰯雲が浮かんでいる。
  伸びやかな気分で散策する堤から川面を
  見ると鰯雲が流れに乗って映っていた。 
   
 蟷螂の会ふたび衣かはりをり

  真夏の子かまきりは鮮明な緑色であるが、

  秋近くなると成長とともに茶色に変化する。
  保護色だが、すっかり大きくなった茶色の
  かまきりとの出会は感動的である。
 

つまみ絵

2006-09-20 07:50:51 | Weblog
つまみ絵

色紙 「彼岸花」
 
今日は彼岸の入りです。 

毎年近くの田園の畦道に彼岸花が咲いていた

のですが、今年は里芋が植えられてすっかり

その姿が消えてしまい寂しくなりました。


つまみ絵では花芯に黒いペップを使用しました。

ペップの先の丸い部分のみを残して、軸は赤色の

細い紙テープで一本づつ丁寧に巻きました。

とても細かい作業でした。



表装作品集

2006-09-18 12:04:13 | Weblog
軸装

草木染「正倉院御物紋様」

毎年秋になると奈良では正倉院展が開催されます。
これもその中の一つの紋様を草木染にして表装
しました。
麻の生地のため、糊は濃い目にして
ふちはテープでまとめました。
軸先は焼き物です。

昨日は奈良国立博物館で開催中の「北村昭斎ー漆の技」を
見て来ました。玳瑁や厚貝を使った素晴らしい螺鈿細工の品々、
蒔絵作品に魅了されました。
祖父、父と三代の素晴らしい作品の数々、正倉院御物の修復など
その中でも国宝 蒔絵筝の素晴らしかったこと。
下絵も精密に描かれ、それが巻物状に表装されていました。
表装も根気がいる作業ですが、この螺鈿細工の芸術を見ると
足元にも及びません。表装も機械表装が多くなり、
最近はなんでも楽な方へ、簡単な方へと流れる風潮がありますが
貴重な日本文化を大切にしなければと痛感しました。


忙しくなって来ましたのでブログの歩調を
少しゆっくりさせて頂きます。
今後ともよろしくお願いいたします。

墨遊 俳句

2006-09-15 12:28:44 | Weblog
墨遊 俳句

短冊 Kの俳句二句書く

 残り蚊の手にまつはるや旅支度

  秋日和の或る日、旅の携行品を思い
  つくままバッグに詰め込んでいた。
  手許に秋の蚊が煩くつきまとって離れ
  ない。弱弱しいが執拗で往生した。


 秋燕の群失せにけり高架線

  南国への旅立ちか、秋燕の群が高架線
  にズラリと並んでいた。瞬時ののち
  再び窓外を見ると群は消えていた。
  そのあっけなさに空虚感だけが残った。