カメラ散歩
ならまち散策 と 信貴山縁起絵巻鑑賞
久しぶりにならまちを散歩して昨年末にオープンした食堂・竈でランチをとりました。
ここは地場野菜を使った調理に昔懐かしい竈で炊いたご飯がいただけ素朴で美味しい昼食でした。
お料理に出たお味噌や番茶など奈良特産品のコーナーもあって賑わっていました。
美味しいお料理をいただいた後、奈良国立博物館へ国宝・信貴山縁起絵巻を鑑賞に行きました。
午後1時半から信貴山の住職の講話を聴きました。
毘沙門天のくわしいお話などみんな熱心にメモをとっておられました。
そのあと長い行列について絵巻を鑑賞しました。
パンフレットによれば 聖徳太子の創建とされる信貴山朝護孫子寺所蔵の国宝・信貴山縁起絵巻は
日本三大絵巻の一つで平安絵画の傑作 ですが全三巻、全場面が今回初めて公開されたとのこと。
(山崎長者巻の部分) (延喜加持巻の部分)
命蓮上人が神通力で 長者の家から米俵の詰まった 醍醐天皇の病気平癒の祈願に応えて命蓮は信貴山で
倉を鉢に 乗せて信貴山まで飛ばしtた。長者の懇願で 祈祷し、数日後天皇の夢に剣をまとった童子が現れ病
米俵だけ京の長者の家の庭に空を飛ばし落した場面 が治ったという場面
(尼公巻の部分)
何十年も行方知れずの命蓮を探して姉の尼公は
信濃から奈良へきて東大寺で一晩中祈ると夢に大仏が
現れ信貴山までの道を示し、結果姉弟は再会することが
でき共に修行に励んだ場面
全長35メートル超の絵巻の鑑賞は大変疲れました。作品に沿って一列の長蛇の列は遅々として進まず
時間のみ経過して観終わったときは閉館間際でしたが、とても印象に残った展覧会でした。
場外に出たらすっかり夕方になってしまいました。