夏の絽の のれん
絽の帯地を「のれん」に作りました。
表装に使えないかと新しい帯地を長年取っておりましたがこのたび帯を「のれん」に仕立てて見ました。
帯の長さを半分に切り、そのまた半分のところを(輪になっている所)縫って棒を通して左右二枚吊り下げました。
帯地の表面は金や銀糸などで葉の文様の刺繍がしてあります。本来は一枚の方が涼しく見えるのですが
裏は縫い取りの糸がそのまま始末されていないので二重になるようにしました。
中央の合わせ目の所はどころどころを刺繍糸でリボン状に留めました。
裾は一尺ほどは留めず風通しよくし、ひらひらと涼しい感じです。
これで和室に入る入口が涼しそうでちょっと優雅になりました。