創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

写真  大原三千院  おわら風の盆

2012-09-28 21:44:10 | Weblog
カメラ散歩 


  お彼岸の中日に京都大原・三千院の金色不動堂前で おわら風の盆の奉納が催されました。

  編みがさを被った男女が三味線の音色にあわせて踊りを披露されました。

  男性の衣装は黒で背中には浄心と書かれ、女性は紫の美しい着物には風の文字が散りばめてあり

  独特の風情がありました。
  
  往生極楽院は豊かな苔と木立に囲まれた静かな佇まは麗しく心癒される風景でした。

  

  

  

色紙 万葉集 額田王

2012-09-21 16:43:01 | Weblog

秋篠音楽堂でおこなわれた 万葉人と出会う音楽会 秋をうたう に出かけました。

色紙 

 額田王の和歌を色紙に書きました。
 

  君待つと 我が恋い居れば 我が屋戸の 簾動かし 秋の風吹く

  天智天皇を恋しく思って恋焦がれて待っている額田王の歌


奈良大学の上野 誠先生の歌の解釈を聞き、万葉人の優雅な暮らしを思いながら先生の
朗読に合わせて歌を唱和しました。
最後の秋の風吹くは二度唱和すると言い知れぬ余韻があって一層味わい深く響きます。
万葉集というと勉強やテストのためのようですが先生のお話は分かりやすく楽しい解説でした。

オカリナ奏者の宗 次 郎さんがこの歌に合ったご自分の曲 水心 を演奏されました。
綺麗で澄んだ音色の素晴らしい曲でした。 
オカリナ演奏は以前テレビで聞いたことはありましたが、生演奏は初めてで微妙な音色や響きにすっかり魅了されました。
オカリナは陶器で出来ていて、自ら製作された1万個ものオカリナの中から歌に合った数個を選んで演奏されました。

他にも二首 学びました。

  夕されば 小倉のやまに 鳴く鹿は 今夜は鳴かず 寝ねにけらしも  雄略天皇

  秋萩の 下葉もみちぬ あらたまの 月の経ぬれば 風を疾みかも  
    *2008年木津川馬場南遺跡で発掘された木簡に書かれていたそうです。

写真 旧大乗院庭園

2012-09-14 19:00:08 | Weblog
カメラ散歩 

 奈良名勝 旧大乗院 

奈良ホテルの南側に隣接する旧大乗院庭園に行きました。

修復工事のため長い間行きたいなぁと思いながら実現できなくていました。

文化館になっていてお庭は窓から眺められますが、入場料100円でお庭が散策できました。

静かな夏の昼下がり、小島にかかる朱色の橋と石組み、緑の芝生、池面に映える百日紅の紅い花それぞれが

庭園という晴れの舞台をいきいきと演出して眩しく輝いていました。




散策を終えて出た街並みの土塀に美しい凌霄花が咲き乱れていました。

私が大好きな花の一つで思わずカメラに収めました。

凌霄花の凌はしのぐ、霄は空、雲を意味しているそうですが蔓性で大空に向かってどんどん伸び、

夏の空に映えていました。

平安時代に中国から来た植物のようで、甘い蜜を求めて蜂や小鳥たちが近づいてきます。

子規の俳句に

   家毎に凌霄咲ける温泉(いでゆ)かな

墨游 俳句

2012-09-08 17:34:50 | Weblog
墨游  俳句

 Kの俳句二句書く

  震災の記憶あらたに初秋刀魚

   北海道、青森沖の生さんまが氷漬けにされていたのを買った。秋の旬の魚の代表格で、文字通り鋭利な
   刀さながらの姿は胸のすく感じだ。これから三陸沖を南下するにつれて脂がのるらしいが、食膳を賑わせて
   くれることだろう。ただ、秋刀魚を見て東北の震災を想いだしてしまった。魚に罪はないものの放射能汚染
   の風評が懸念される。漁師さんには申し訳ないが、口にするものだけに心配する人のあることも事実であり、
   やるせない。

  ならまちの名家に憩ふ残暑かな

   残暑きびしい中、久しぶりにならまちを散策した。「今西家書院をはじめて見学させていただいた。
   室町中期の書院造りの最も古い遺構を残している建造物で重要文化財に指定されている。
   書院造りは上段、中段、下段と部屋に段差が設けられいた。柱の面取りが室町時代の特色をあらわしている
   とのこと。
   高貴な人のための上段の間から庭の借景をながめて残暑を忘れた贅沢なひとときだった。
 

 評判の大和野菜を使った古民家の店に予約をして伺いました。
 中でも宇宙芋というまるで隕石のような芋(むかご)や紫のとうがらしやそうめんかぼちゃなどなど珍しい
 和の料理に舌鼓を打ちました。 
 奈良の古民家をうまく使って落ち着いた雰囲気の中で過ごすひととき、暑さをしばし忘れました。