創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

写真 松島

2013-07-26 18:01:59 | Weblog

カメラ散歩 

一度訪れたいと思っていた松島に行きました。東北の震災があって観光なんてと足がむかなかったのですが遊覧船に乗ってみました。遊覧船の中で海産物を売る方は観光に来てくれたことをとても喜んでくださいました。僅かですが海産物を買って復興に少しでも協力したいと思いました。海岸は50cm地盤沈下しているそうでみなさん大変な思いをされ、今なおお店を開けないところもありました。船着き場近くの店で長い間ほしかった南部鉄のあられの急須買いました。少し重いので購入するのをためらっていましたが旅の佳き思い出にと求めました。

瑞巌寺は工事中でしたので日ごろ拝見できない貴重な宝物が一堂に展示されていて嬉しいことでした。(以前、仙台の博物館で伊達正宗関係の宝物を拝見したことがありましたが) 掛軸の一文字や風袋の裂地には伊達家の家紋が織り込まれてあり感動しました。

  船の上からカモメに餌を、、、、。

 

  

芭蕉と曾良と句碑   東北の旅 奥の細道

山寺立石寺は芭蕉の句 「閑さや岩にしみ入る蝉の声」で有名な寺ですが奥院までは何と1,015段もの急な石段があります。

酷暑の夏なのに八幡平は震えるような寒さで売店はストーブが焚かれていました。売店には日本で初めての地熱発電所でその熱を利用して染めた色鮮やかな麻のストールがならべてありました。その美しさに魅了されて旅の思い出に加えしました。

蔵王頂上は残雪が張り付いていて震え上がりました。濃霧と雨まじりの強い風でお釜(カルデラ湖)は見えませんでした。

同じ日本列島ながらしばし猛暑から離れ、涼に浸った夏の旅の一コマでした。


写真  中尊寺金色堂

2013-07-19 15:29:56 | Weblog

カメラ散歩 

 平泉 中尊寺金色堂 

 

 

 奥州平泉の中尊寺は藤原清衡、基衡、秀衡、泰衡四代に亘り栄華を極めた歴史の跡地。

 ゆるやかな石段をのぼるとその先に金色堂がありました。 金箔で輝く須弥壇には象牙や紫檀や螺鈿が惜しげもなく使われ

 奥州藤原文化の酔を凝縮した感がありました。美しいの一言。

 かって三代のミイラを展覧会で見ましたが、それらがここに収められ墓としての重要な役目もあり、平和への祈りをこめて

 建立されたことでしょう。

 

金色堂を訪れて詠んだ松尾芭蕉の句碑

 五月雨の 降り残してや 光堂

 

奥の細道をゆく旅姿の芭蕉翁銅像があり、観光客のカメラスポットになっていました。

 

 


写真 奥入瀬渓流

2013-07-12 22:07:04 | Weblog

カメラ散歩                                   

猛暑を避けて東北に旅立ちました。

十和田湖畔の「子ノ口」から奥入瀬渓流を「石ケ戸」まで二時間かけて散策しました。

渓流は雨上がりで水量も多く、苔むした岩肌を洗うように流れる様は躍動感があって感動でした。

 雲井の滝

渓流の両側には様々な風情の滝が流れ落ちていて目を楽しませてくれました。 オニシモツケ

茎先に散房花序を出し、白い小さな花をたくさんつけていました。大きなシモツケからの命名とか。

森林浴を味わいながらの涼しい夏のひとときでした。


美術展 奈良絵本・絵巻の美

2013-07-01 17:51:26 | Weblog

奈良絵本・絵巻の美 

先日、東大阪市民美術センターに行きました。  奈良絵本・絵巻の素晴らしい展覧会でした。室町時代後期から江戸時代中期にかけて作られた彩色絵入りの絵本や絵巻が屏風や掛軸に仕立てられ表装の点からも興味津々でした。

浮世絵と対比すべき我が国の重要文化財と位置ずけられるような立派な作品でした。一点一点手作業で作られ、個人が私的に作ったと思われる素朴なものや大名家などからの注文で絵師や書家が制作した高級品まで様々な豪華な作品が観賞できました。

絵本「一寸法師」では高下駄の下に赤い着物の一寸法師がちょこんと隠れているのが面白く興味をそそられました。

「蓬莱物語」 「伊勢物語」 「源氏物語」 等々幅広い分野での力作ぞろいでした。 書を嗜む者にとっても美しいかな文字に時間の経つのも忘れました。

表具については、裂地の取り合わせが今でも斬新な印象のものもあって創作表具として面白く感動しました。

軸装には古くなって中縁と一文字のところが剥がれてしまったものもあって、このままでは二つに剥がれ落ちてしまう危険があり、表具に長年携わっている者としては直して差し上げたい気持ちでした。