創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

写真 ヘリクリサム シルバーキャンドル

2011-04-29 07:51:58 | Weblog
カメラ散歩

  

  
  過日 苗屋さんで見つけた珍しい花に魅かれて買い求め、毎日眺めていました。

  花の名前 「ヘリクリサム シルバーキャンドル」  その名のように炎の点ったキャンドルのような形で葉はシルバー。


  この花はいつまでもキャンドルのままだと思って卓上に置き楽しんでいたのですが、最近先端部が開き始め、びっくり。
ローソク状の花と思っていたものは、実は蕾だったのです。このままではキャンドルのイメージが消えうせるので慌てて撮りました。キャンドルもいいのですが蕾が開いた花は菊のようで嬉しさが
倍増しました。

  

  南アフリカ原産でグランドカバーに向いていて宿根草だということが分かりました。
  大切にして来年も咲かせたいと思います。  

つまみ絵

2011-04-22 11:13:41 | Weblog



つまみ絵 

「すずらん」
  
すずらんをつまみ絵にしました。
  
  庭のすずらんはあちこちから芽を出し、空に向かって葉っぱが背伸びしている
  ようです。
  もうすぐ純白の鈴のような花がいっぱい咲くことでしょう。

先日は友人の出演する「大人のためのおはなし会」を聞きに行きました。

世界の国々のお話を朗読ではなく、物語を聞かせてくださる会でした。
人に物語を聞かせる「語り」は本を読むのとは違いなかなか難しいものがあると思います。
暗記したものをただ淡々と喋るのではなく、登場人物の表情や情景が聴衆の心に投影される
ような話し方の工夫などご苦労も多かったと思いました。

友人の巧みな話ぶりについ引き込まれて興味深く話に聞き入ってしまいました。
子供の頃にもどって、想像たくましく話に夢中になる時間を持てたことを感謝しています。


江戸美人図展と表装

2011-04-15 13:58:21 | Weblog
大和文華館

  

奈良学園前駅にほど近い閑静な住宅街にある大和文華館を訪れました。
会館を取り巻く庭には四季折々に美しい花々がよく手入れされて、訪れるたびに
癒されるとても素敵なスポットです。
玄関の左前に見える桜は三春の滝桜(親樹は福島県三春にあり今回の震災の影響が心配)ですが
ほんの二、三日遅れで満開は過ぎていて残念でした。

今回の開館50年記念特別展では喜多川歌麿、円山応挙や宮川長春の江戸の美人画の数々が展示されておりどれも見応えがありました。
当館所蔵の国宝・婦女遊楽図屏風(通称、松浦屏風)も展示されていました。この屏風は今までも何度も鑑賞していますが、等身大の多数の婦人や舶来の調度品が描かれていて興味をそそられる立派な屏風です。

             
                         


歌麿の「納涼美人図」は透ける着物の美しさや何気ないしぐさなどうまく表現されていて感動しました。

素晴らしい美人画の数々でしたが、私はその「表装」にとても魅かれました。
私は今まで伝統的な様式に添った表装をしていたことに気づき、ハットしました。
裂地の大胆な選択や寸法、色の取り合わせの創意工夫などなど、、。
こんな斬新な表具をした人はどんな方だったのか?との思いを馳せました。
これを機に着物箪笥に眠っている着なくなった着物を解いて、表装の布地に甦らせてみたいと思いました。

写真 親鸞聖人

2011-04-08 13:58:02 | Weblog
カメラ散歩



京都市美術館で開催中の「親鸞展 生涯ゆかりの名宝」を訪ねました。

浄土真宗の宗祖、親鸞聖人の750回忌にあたり親鸞の御影や直筆の著作や手紙が展示され、少し右上がりできっちりと書かれた直筆の作品に感動しました。

代々関係のある寺院に大切にされてきた関係の名宝が一堂に会し、中でも墨の濃淡で描かれた狩野探幽の「雲龍図」は凄い迫力でした。元信の「唐人物図・花鳥図」や円山応挙の「雪中松鹿図」、仏師快慶の「阿弥陀如来立像」や親鸞が生涯尊敬し続けた「聖徳太子像」など沢山の名品に時の経つのも忘れて見入っていました

浄土真宗の関係の学校に学び、朝な夕なに「正信偈」を唱和したことを懐かしく思い出します。
よく理解できないでいる「歎異抄」をもう一度勉強してみたいと思いました。
親鸞の教えは苦しみ悩む人たちに希望を与えましたが、震災と津波、原発事故に悩む今の日本に
親鸞がおられたら私たちにどのようなことをおっしゃたかと思いを馳せました。いつか正信偈を写経して軸装にしてみようと思っています。



                       

美術館からの帰途、満開間近の桜を見ながら知恩院から円山公園の方へ散策しました。

墨遊 俳句

2011-04-01 14:43:04 | Weblog
墨遊 俳句

Kの俳句二句書く

 一服は加賀の棒茶に桜餅

  一仕事を終えていただくお茶は疲れを癒してくれる妙薬。
  地味ではあるが馥郁とした棒茶の香りに心洗われつつ
  桜餅の甘味が舌をころがる感触を楽しむひとときは最高。
  日本人に生まれてよかった。
 
 また伸びし童の背丈豆の花

  孫が来るたびに柱につけた身長の目印がずんずん高くなる。
  祖母の背丈はとっくに超えて母親と並んでいた。
  子供の成長は頼もしくも羨ましい。


奈良の桜も昨日開花宣言があり、いよいよ一週間が花見シーズンとなりました。
しかし今春は被災地での大変なご苦労を思うと楽しんではいられない気持ちです。
せめて桜餅で春を味わって復興を祈りましょう。

今日の昼下がり、道端につくしをいっぱい見つけて嬉しくて摘んでみました。
つくしはとりたてて美しくはないのですが容姿が可愛らしく何ともいえない郷愁があります。
以前転勤が決まって仲良しの友人と小さい子供たちと「お別れのつくし取り」を
したことを思い出しました。
近所の土手でお弁当を持参してのピクニックでした。

その娘も二児の母になり孫も大きくなって私の背を越えてしまいました。