創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

表装作品集

2007-05-31 12:13:51 | Weblog
軸装

 (サイン削除) 

王羲之の蘭亭叙の一節

是の日や、天朗らかに気清く、恵風和暢せり。仰いで宇宙の大なるを観、俯して品類の盛んなるを察す。

紙表装にしてあった中学生の頃に書いた作品を、あらためて自分で裂地で表装してみました。
そのころの作品が後に自分で表装できるようになるなんて考えてもみなかったので感無量です。

昨日、デパートの催しで、プロの表具師の方の作業を拝見する機会がありました。
それは軸装の総裏打ちの作業でしたが、その紙の準備、段取りや手際いい作業振りに感心しました。たいへん勉強になりました。
これからもよりよい表具ができるよう頑張って行こうと思いました。

墨遊 俳句

2007-05-28 12:13:55 | Weblog
墨遊 俳句

 Kの俳句二句書く

  子燕の顔並べをり無人駅

   改札口に係員のいない山間の駅。
   駅舎の梁の巣に五六羽の黄色い嘴が
   見えた。親燕を待っている可愛くも
   いじらしい光景。

  池の面の五重塔も五月雨るる

   五月雨にけむる興福寺の五重塔が
   幻想的だった。猿沢ノ池に落とす影が
   青柳とともに微風に揺らいでいる風情
   も古都ならではの印象。

新緑美しくなりました。
植木屋さんに今年も庭の植木の消毒を依頼しました。
消毒後も毛虫が木に生きているし、木の下をうろうろしています。
こんなことは初めてなので聞いてみました。今年はどことも
虫の異常発生で一軒で何度も消毒を頼まれるとか、、、。
毎年沢山実のなる家の梅の実も今年は全滅ですし、地球温暖化と何か
関係がなければいいなぁと思います。
   

墨遊 俳画

2007-05-24 14:06:28 | Weblog
墨遊 俳画

色紙 すずらん

Kの句を添えて描く

    打ち下ろす鍬に跳びのる青蛙

今年も庭のすずらんが沢山咲きました。

もとから植えていたものに加え、友人に頂いたもの、北海道のおみやげ、、、と入り混じってあちこちに根を伸ばして見事に咲きました。
ついつい描いて見たくなりました。

可憐で綺麗な花ですが花が実になったものには毒があるそうです。

表装作品集

2007-05-21 10:42:43 | Weblog
表装作品 軸装

書 杜牧 漢詩 江南絶句 

  千里鶯啼緑映紅 
  水村山郭酒旗風 
  南朝四百八十寺
  多少楼臺烟雨中

    友人Mさんから中国人書家より購入された書の表装を頼まれました。

   書が引き立つように、緑色の緞子の裂地でシンプルに軸装にしました。

つまみ絵

2007-05-17 09:49:50 | Weblog
つまみ絵

色紙 「白百合」

白百合の「つまみ絵」を制作しました。

花も葉っぱもしべも「剣つまみ」という摘まみ方で摘まみました。

花びらはふんわりとゆり独特の気品が出ていればいいなぁと思います。


墨遊 水墨画

2007-05-14 11:17:42 | Weblog
墨遊 水墨画

色紙 「牡丹」

Kの俳句を添えて描く

  真青なる空に溶けゆく紋白蝶


過日、長岡京市の乙訓寺に牡丹を見に行きました。
白から薄いピンク、濃いピンク、、、と沢山の牡丹が見事に咲いていました。
一輪だけでも絵になる豪華な牡丹を描いてみました。

表装作品集

2007-05-10 10:19:51 | Weblog
風炉先屏風

風炉先屏風の京間サイズ 3.1×1.8尺(94×55cm)を制作しました。

組子に下貼り 1骨縛り 2骨締め 3蓑貼り 4蓑押さえ 5すき取りと
手間ひまかけて土台を作りました。
蝶番は丈夫な紙の紙蝶番。

表紙は薄緑色の無地を使い、裏は白金散らしを使用しました。
両面どちらでも使えるいわゆる「リバーシブル使い」の出来るものにしました。
縁は桑。

いつの日か女流歌人の和歌でも書いて、貼って使ってみたいと思います。

墨遊 俳句

2007-05-07 16:37:15 | Weblog
墨遊 俳句

 Kの俳句二句書く

  子かまきり一人前に身構えり

   蟷螂の子が生まれている。赤ん坊とは
   いえ姿態は親の立派なミニチュア。棒
   切れを近づけると両の鎌を空手の型の
   ごと構えて威嚇する。侮るべからず。

  目の合ひし蜥蜴に尾っぽ見当たらず

   植え込みの根方から出てきた蜥蜴と目が
   合った。慌てて逃げていったが彼には尻尾
   がなかった。何があったのだろうか?!

孫達が金魚すくいで金魚を釣ってきました。
孫の家では昨年長年いた鮒のようになった金魚が死んだばかり。
私共に飼ってほしそうなのでとうとう飼うことにしました。
家の中にはそれまでいた「めだか」と水槽が二つになりました。
生き物が家の中にいるとなにかしら雰囲気が違ってくるから不思議ですね。

   
   

   

墨遊 俳画

2007-05-03 10:19:31 | Weblog
墨遊 俳画

色紙「藤の花」

藤の花の美しい季節となりました。

先日、山藤の蔓を使って、いろいろな生活用品をつくった
展示会を見ました。

和紙を貼った行灯など日本古来の生活を想いうかべるような素敵な
空間でした。
作者は自然の山藤が年を追うごとになくなっていると嘆いておられました。