創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

万葉人と出会う音楽会(第四回)

2013-11-24 18:41:40 | Weblog

万葉人と出会う音楽会 

上野誠先生の万葉集のお話と中野振一郎氏(世界的なチェンバロ奏者)の演奏で大和の冬をつづるという機会に恵まれました。

   行く秋やチェンバロの曲軽やかに  Kが詠んだ一句です。

 

  今までチェンバロの演奏を目の前で見たことがなく どんなものかと興味津々で出かけました。

   外観はオルガンやピアノのようですが内部はお琴のように弦をはじいて音が出る楽器でチェンバロはドイツ語。

   英語ではハープシコードというそうです。

  

     〇 我が里に 大雪降れり 大原の 古りにし里に 降らまくは後

      我が岡の おかみに言ひて 降らしめし 雪の摧けし そこに散るけむ

        〇 沫雪の ほどろほどろに 降り敷けば 奈良の都し 思ほゆるかも

        〇 旅衣 八重着重ねて 寝ぬれども なほ肌寒し 妹にしあらねば

 

     上野先生が一首朗詠されたあと その歌のイメージに合うチェンバロの曲(F.クープラ、JPh.ラモー、A.フォルクレ各作曲)を

   中野氏が演奏されました。はじめて聴くチェンバロの音色は繊細で軽やか、時に激しく感情を吐露するかのような独特の雰囲気を

   醸し出しうっとりと聴き入りました。万葉歌にあわせた選曲はとても大変だったと思いました。

     特に 四首目の「防人の歌」は夫婦愛の様子がじ~んと心に沁みました。

 

 


墨遊 俳句

2013-11-18 18:31:44 | Weblog

墨遊 俳句

 Kの俳句二句書く 

     錦秋の古都に華やぐ花嫁姿 

             奈良公園から浮見堂へ足を伸ばした。行楽日和で人出が多くあちこちで鹿にせんべいをやるのを見かけた。

       外国の観光客には人と鹿の触れ合う光景はオドロキのようで遠巻きに眺めているのが印象に残った。

       浮見堂辺りは紅葉が真っ盛りで赤、黄、緑、茶などの彩で別世界のようだった。浮見堂の浮かぶ池の畔で

       和装の新郎新婦がカメラマンの指示にそっていろいろなポーズをとっていた。

       花嫁の艶やかな衣装が紅葉に負けない華美を演出していた。古都奈良からの門出に幸あれかし!!              

        

 

    小春日や皇帝ダリア花開く

      去年12月に咲き終わった皇帝ダリアの株から節ごとに切り取った茎(苗)を育てていた。地植えの2本はまだ蕾

      のままだがプランターの1本から見事な花が開いた。背丈は3メートルもないがよく咲いてくれた。

      プランターははじめての経験でそれも地植えに先駆けての開花で感動した。地植えのは当初5本あったが3本は枯れてしま    

      い北側に置いていたプランターのが逞しくて最近南の縁側に運んできたのだが猛暑の影響が少なかったのかもしれない。

      蕾がたくさんあり これからが楽しみである。

            

 

  

一年経つのは早いものです。紅葉が過ぎると晩秋、年賀状を準備する頃となり、なにかしら追い立てられるような気がして落ち着か        

  なくなってしまいます。 歳を重ねるごとにその感が身に沁みます。住宅地も年々高齢化で住む人がいなくなった家を業者が家具ま

  るごと解体するのをよく見かけるようになったと友人が嘆いていました。

  落ち葉のように人間も生まれてまた土に帰って行くのでしょう。それもまた美しいのかもしれません。

  皇帝ダリアも美しく咲きますが霜が降りると一瞬で枯れてしまいます。潔い瞬間です。

  でも精一杯咲いている時を楽しみたいと思います。