創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

写真 三浦明利住職

2012-04-27 09:02:41 | Weblog
カメラ散歩

 朝日新聞社奈良総局で読者交流企画「若いお坊さんと話そう会」に出席が叶いました。

 28歳の僧侶の三浦明利さんにお目にかかり、仏教の話や三浦さんのコンサートを
 聴くことができました。
 柔和な顔立ちでチャーミングでとても美しい声に魅了されました。

       
        (今年の四月出版された著書の表紙) 

 三浦さんはシンガーソングライターで宮城県名取市の高橋久子さんが書かれた詩
 (被災地からの
 ありがとう)に曲をつけられた歌も披露されました。

 月よ 星よ 届けてほしい 
 みんなの願いが届いて
 笑顔が戻ったことを 
 ありがとう 言い尽くせぬ 
 ありがとう


 私も復興支援に役立つならとCD二枚を買求めサインをしていただきました。

 高校が私と同じ仏教系の学園と知って、より親しみが湧きました。
 みなさんと合唱した中に親鸞聖人の「恩徳讃」があり、50余年ぶりに声にだして歌い
 懐かしさがこみ上げてきました。

 お父様の突然の住職退任のため25歳の若さで後継者となり檀家さんの月参りをする傍ら、コンサートを開き、 
 被災地へも出向かれて活躍されています。

表装作品集 竹久夢二

2012-04-20 15:02:30 | Weblog
軸装  
 
  竹久夢二 (炬燵の女性)

 随分前に岡山の後楽園近くの美術館で見つけた竹久夢二のハンカチを裏打ちして
 軸装に仕上げました。

 女性が炬燵に入っている姿を描いていますが、夢二独特の雰囲気を軸装にするのは
 なかなか難しく、裂地選びに歳月を費やしました。

 30年前に神戸異人館で展示されていた中国人画家の展覧会で范曽という
 中国人の描いた一枚の水墨画に魅せられました。画讃の書にも書を嗜む者には魅力的に思え
 感動しました。

 ずーと脳裡に焼き付いて離れず、後日私のように魅せられた日本人の方が范曽美術館を
 岡山の西大寺に開館されたと知って訪ねました。
 その帰りに訪れた夢二郷土美術館で、この夢二のハンカチと出会ったのです。

 漸く掛軸に仕上がりほっとしています。

墨遊 俳句

2012-04-12 20:52:36 | Weblog
墨遊 俳句

 Kの俳句二句書く

 咲き競ふしだれ桜の親子かな

  氷室神社の桜を観に行った。奈良の一番早く咲く桜として有名で先週末は満開だった。
  境内から本殿への石段脇にある大樹の枝垂れ桜は大きな花の傘のように頭上を覆って
  壮観だった。その右手にも満開の枝垂れがあるが、これは大樹の子孫を増やすために  
  植えられたもので親子である。恰も、歌舞伎の親子獅子のように艶を競っているかの
  風情に魅惑された。

  
 

 
嫋やかや若草山に春の色

  こどもの枝垂れ桜の横にあるソメイヨシノは未だ満開ではなかったが、枝越しに若草山
  が眺められた。1月の山焼き直後は焦げて痛々しかったが、本来の若草色に染まりかけ
  ており春の訪れを実感した。氷室神社には何度か来たが、この角度からの眺望ははじめて
  の発見だった。
  
  



桜の花は入学式を思い出しますが美しいのは束の間、いっときの雨や風に儚く散ってしまいます。
月に村雲 花に風、、と。散り際は潔く人生に例えられますが、また来年の桜を観たくなります。

表装作品集 篆刻

2012-04-06 17:07:13 | Weblog
額装 篆刻 

  

 主人の友人で篆刻をされている方から依頼された篆刻の作品を裏打ちして額装に仕立てました。

 近々郷里で開催の展覧会に出品されるということで、急遽制作しました。
 
 永い間篆刻をされ、あちこちの展覧会で素晴らしい賞をとられている方の作品で額装を楽しみました。

 
 
 龍、虎、石仏とも素敵な篆刻です。