創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

墨遊 俳句

2017-07-26 16:31:30 | 墨游 俳句

俳句

                           

 

   Kの俳句を書く

      子つばめの口かぞえをり駅のビル

           奈良駅を出たとたん騒がしい小鳥の声に見上げると

         燕の雛が巣からこぼっれ落ちそうに黄色の口をいっぱい開けていた。

         餌を運んできた親が近くにいるらしい。よくは見えないが数羽いるようだった。

         食欲旺盛で親は日増しに忙しくなるだろう。元気な巣立ちを!(K)

      

        中国語とび交う古都の猛暑かな

        奈良の街は外国の観光客で年々にぎわっている。欧米系、アジア系など

          多彩な国からの来客は古都の活性化になり歓迎すべきであるが、

          中国人グループの振る舞いには面食らう場面もある。突然、甲高い声を上げたり

          駅構内のベンチで数人がたむろして会食したりなどなど。(K)

 

     連日の猛暑で家から一歩も出にくい状態が続いていました。 

     孫娘が大学の課題で「祖母のライフヒストリー」について話を聞きたいとメールがありました。

     これを機会に外出し、ホテルで昼食を共にして色々話をしました。

     過ぎ去った80年弱の私の人生を振り返ると走馬灯のように出来事がよみがえってきました。

     誕生から学生生活、就職、結婚、子供の誕生、育児、数々の転勤、お稽古事の習得、講師生活、病気、

     趣味を楽しむなど、、、。本が一冊できそうです。

     今までの人生で岐路に立った時、別の選択をしていたらこの孫娘とも会えなかった

     だろうと不思議な気持になりました。楽しい語らいに言い知れぬ幸せを感じました。


オペラ 鑑真東渡

2017-07-12 14:23:01 | Weblog

                  中国オペラ 鑑真東渡 を鑑賞

                           日中国交正常化45周年記念事業

                            中国江蘇省演劇集団によるオペラを鑑賞しました

             遣唐使で中国に渡った僧栄叡(ようえい)の懇願 「律宗の戒律を日本に伝えてほしい」 に

             応えて東渡を決意し、754年に幾多の苦難の末に渡日を果たし東大寺に戒壇を設けるなど

             日本の仏教の発展に貢献した鑑真和上の物語です。

                    若い時に読み感動した井上靖の小説 「天平の甍」を想い出しました。

                 

 

               200人と大勢の劇団員による素晴らしいオペラでした。 

       742年から6度目の東渡挑戦でようやく日本にたどり着いたが、この間、度重なる暴風や漂着した島の

                   土着民の迫害、更には両眼の失明などの不運に見舞われた。

        聖武上皇以下に授戒。戒律道場として唐招提寺を建立され、ここで苦難の生涯を終えられました。

                  

                           (注) 写真三点ともWEBからの転載

                      唐招提寺には鑑真の後廟があり、お参りする右横に

              中国揚州から贈られた花、瓊花(けいか)が白く美しい花を咲かせています。 

                       また、御影堂供華苑でも5月初めに見ることができます。         

                           上品で清楚なこの花が好きで何度か訪れてお参りしています。   

                                           

        栄叡は死を前にして「難波津に咲くやこの花冬ごもりいかは春べと咲くやこの花」

        と故郷日本をしのびながら亡くなった無念の死だったことでしょう。