創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

墨遊 俳句

2007-07-30 18:53:53 | Weblog
墨遊 俳画

色紙 「とうもろこし」

   Kの俳句を添えて描く

      奈良町の柱時計や夏を打つ

夏野菜の盛り、新鮮さで美味しさが決まります。
開田高原に行ったとき購入した生のとうもろこしを削って炊きたての
ご飯に入れました。何ともいえない甘さで美味しかった事。

昨年の5月、友人達を「奈良町」に案内してまわりました。
皆とても喜んで再会を約束して帰ってくれました。
その中の友人の一人が先ほど亡くなったことを知りました。
自分が「がん」であることを誰にも言わず、「また会いたいね」と
何度も振り返りながら帰って行かれた姿が忘れられません。
楽しい会合を察して何も言わなかった友人の心を思うとき
その立派な態度に尊敬の気持ちが湧いて来ます。

墨遊 俳句

2007-07-26 11:54:41 | Weblog
墨遊 俳句

 Kの俳句二句書く

  蝉穴の暗き口あけ底知れず

   庭に穴が空いている。今朝も蝉の声
   が賑々しいがこの穴から這い出たの
   か?! 蝉穴の漆黒の闇を過ぎれば
   そこは光明の別世界であるのかも。
   

  砂山に小さき手形や土用波

   浜辺で幼児が無心に砂の山を築いて
   いた。懸命に固めた手の跡がいくつ
   もくっきりと。大きな波が押寄せ瞬
   時に手形もろとも山を崩して行った。

   
梅雨がようやくあけると厳しい日差しの毎日です。
子供たちも夏休みに入ったようですが塾やお稽古事で忙しいのか
昔のように蝉取りや水浴びの姿がありません。
以前訪れたことのある東欧では45℃の暑さとか、地球に住む人間に
怒っているようです。

   

墨遊 俳画

2007-07-23 11:22:51 | Weblog
墨遊 俳画

色紙  カサブランカ

Kの俳句を添えて描きました。

    天道虫ドームに似たる羽根ひろげ

庭のカサブランカの花が大きく咲きました。
余りの重さに支えをしてやりました。
今のシーズンは庭の花が少ないのでカサブランカだけが
誇らしげに咲いています。
店では花粉が嫌われ、切花にする時花粉が落とされてしまうようです。
そんな花を見るとかわいそうでがっかりします。

表装作品集

2007-07-12 11:04:55 | Weblog
軸装 

はすの花

中廻しには紺地の大きい花の柄を使用して表装しました。

上下は無地の薄いあずき色の裂地を使用して花の色との
調和をとりました。

一文字は薄ネズミ色の丸い柄を用いて上品に仕上げました。

遊墨 俳画

2007-07-09 07:19:04 | Weblog
遊墨 俳画

Kの句を添えて描く

 遠来の客の連れきし雷雨かな

庭先に植えたなす、きゅうりの収穫の時が来ました。
取れたての野菜のみずみずしい事。格別です。
今年もモロヘイヤや空心菜を植えました。
お料理するのが楽しみになって来ました。

墨遊 俳句

2007-07-06 22:23:08 | Weblog
墨遊 俳句

 Kの俳句二句書く

  手花火の火花散るたび手の揺るる

   孫は線香花火が大好き。火薬部分に
   点火して持たせると火玉から繰り
   出す光彩が菊花から柳葉へと変わり
   消滅する。小さな手が震えていた。

  「彦星を見たよ」と得意の幼な顔

   七夕の夜。天の川を仰いで七夕伝説
   の☆を探していた時のこと。「見た
   よ、見えたよ!彦星が」と孫が得意
   げに教えてくれた。

明日は七夕さま
鬱陶しい梅雨、明日は天の川を見ることができるでしょうか?

   
   

墨遊 俳画

2007-07-02 12:11:02 | Weblog
墨遊 俳画

色紙「どくだみ」

Kの俳句を添えて描く

  梅雨滂沱みたらし団子まるめれば

庭のつくばいの周りにたくさんのどくだみが咲いています。
昔から十薬と言って親しまれていますが、独特のきつい臭いは好きに
なれません。
白い花(ほう)は可憐で、茶花としてあちこちに活け楽しんでいます。
根はどんどん伸び、その精力の強さをものがたっています。