創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

写真  寒あやめ クリスマスローズ

2017-02-27 17:02:12 | カメラ散歩

カメラ散歩 

 

                

 三寒四温 漸く庭の草木も春らしくなってきました。

食べ物のない冬には小鳥たちがやってきては花びらを食べてしまいパンジーは哀れな姿になっていましたが

少しづつ温かくなってきて今は沢山蕾や花をつけ始めました。。

寒あやめも沢山の花や蕾をつけ、クリスマスローズは庭に彩りを添えています。

 

  

10余年も海外に住んでいた孫が大学に入り、新年はアルバイトで巫女さんになり、その神社に初詣しました。

長い間の海外生活で未知の日本文化に触れたいのかあちこち意欲的に見聞を広げているようです。

節分が過ぎ、 日も長くなって少しづつですが力が湧いてきた感じでいい気分です。

昨年は体調不順の一年でしたが、年が明けてからやる気が出て自作の水墨画を軸装にと総裏をしました。

病明けならうれしいのですが・・・

年々無理はできない歳になりましたが元気で前向きに生活していきたいと思います。

                  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

ここまで書いたところで、郵便受けを見ましたらアメリカ在住の友人のご主人からお手紙が来ました。

封を切ると、友人の訃報でした! 何ということでしょう。ショック

昨年8月に癌で亡くなったとのこと。友人は私と誕生日が同じの幼馴染で小学校の同級生でした。

一足先に渡米された今のご主人を頼ってアメリカで結婚されましたが、私も同日に結婚しており、事あるごとに

同じような事が起こり、何か同じ運命の糸でつながっている感覚がありましただけに大変な衝撃です。

毎年年賀状を交換しているのですが、昨年の賀状に息子さんの近くに引っ越されるとありましたので

新住所の知らせがあったらすぐにもお手紙出そうと思っていた矢先でした。

アメリカのお宅にも泊まらせていただいたこともあり懐かしい思い出ばかりです。

とても悲しいです。ご冥福をお祈りします。

 

 

 


表装展

2017-02-05 13:25:36 | 表装

京都文化博物館で開催されている日本の表装展の鑑賞に行きました。

私は表装を始めて四十五年になりますが、掛軸に代表される表装の歴史を知りたくて出かけました。

会場には沢山の方が熱心に観られていましたが意外にも若い人も多くて頼もしく思いました。

紙や絹などの脆い素材に描かれた大切な書画を長く保存するにはどうしたらよいか、持ち運びに

都合良くするにはどうしたものかなど先人の智恵と工夫の試行錯誤から生まれたのが掛軸であるがその発想に

今更ながら感心しました。

本紙(書画などの作品)を裏打ちして裂地で表装仕立てにしたものを軸棒をつけて巻けば作品を大切に長く

保管できて持ち運びにも便利で場所も取らず今も有難く長く続いています。

会場には修復がなされた古い軸装や今にも崩れそうな軸がありましたが日本の貴重な文化を伝える大切な

一幅一幅でした。

纈染(けちぞめ) 繍佛(しゅうぶつ)という言葉も今回の展覧会ではじめて知った言葉でした。

美意識豊かな斬新な表装もあり凝った裂地もあり当時の創作の様子が伺えて刺激になった一日でした。  

                        

                               日本の表装(冊子

描表装(かきびょうそう)という手法は古い時代からあって面白い手法だと感心しました。

今度創作表具をするときに見習ってやってみたいと思いました。

竹屋町織掛軸架鷹図はあえて裏打ちをせずに透かして夏に涼しく掛ける軸装にいいなあと思いました。

                             

                              竹屋町織掛軸 (冊子より転写)