創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

写真 法隆寺

2010-10-30 10:17:42 | Weblog
カメラ散歩

法隆寺界隈

秋の一日、世界最古の木造建築の法隆寺辺りを散策しました。

法隆寺といえば真っ先に思い出すのが聖徳太子、夢殿、玉虫厨子、
百済観音・・・
高校時代の教科書の表紙の金堂壁画。
新しく落成した百済観音堂を中心に大切な宝物を納める大宝蔵院
には貴重な宝物が納められています。

ユネスコの世界遺産に日本第一号として登録された掛替えのない宝。
次世代に大切に受け継がねばなりません。

表装

2010-10-23 12:24:09 | Weblog
表装(裏打ち)
 
 歌碑拓本

  「大和は國のまほろばたたなづく青がき山ごもれる大和し美し」
     
      巻名  古事記
      作者  倭建命
      筆者  川端康成
 
  「山吹きの立ちしげみたる山清水酌みに行かめど道の知らなく」
      
      巻名  巻2~158
      作者  高市皇子
      筆者  安田靭彦


さわやかな秋の一日表装研究会の先生と山の辺の道で拓本を採る機会に恵まれました。

巻向から檜原神社、井寺池の辺りの歌碑を採拓してめぐりました。

☆大和は國のまほろば・・・
 井寺池のほとりにこの歌碑を刻んだ石がありました。
 輝く太陽、澄んだ空気、湖面を走りぬける爽やかな風。    
 採拓しながら素晴らしい大和の國のいにしえを思い、幸せなひとときでした。

☆山吹の・・・
 檜原神社から緑濃い樹木の鬱蒼とした小径を行くと玄賓僧都が隠棲したと
 言われている玄賓庵に着きます。その手前の小さな瀧のあたりにこの歌碑が
 ありましたが小さくて見落としてしまいそうでした。

このほか採拓した数枚も一緒に裏打ちを済ませました。
これからどんな軸装にするか?色々考えるのが至福の時です。




 


つまみ絵 バラ

2010-10-15 11:06:13 | Weblog
つまみ絵 

 自作「バラ」

バラの花のつまみ絵をしました。
隣家の庭には今真っ赤なバラが咲いています。

猛暑が去って爽やかな秋らしい季節がようやく訪れました。

法隆寺界隈を散策して来ましたが季節外れの彼岸花が群をなして咲いていました。
庭先でもコルチカムや紫苑が例年より二週間遅れで今盛りです。
季節外れで庭にはピーマンやオクラが出来ています。
今年は爽やかな季節もわずかで、冬の到来が早いかも知れません。

寒くならない間にと昨日インフルの予防注射を接種してもらいました。

写真 大極殿 高御座

2010-10-08 13:31:54 | Weblog
写真 大極殿 高御座

平城遷都1300年祭の式典に今日は天皇皇后両陛下が古都奈良に来られています。

平城宮跡で念願の遺唐使船(復原)に乗船することができました。
大使、副使、留学生、留学僧、医師、技術者、船員などを乗せて唐の文化を学びに旅立った船。多くの人たちが航海の苦難のなかで持ち帰った文化が平城京で見事に花開きました。一回に150人くらいの人を乗せた船は小さく、さぞ窮屈な思いをされた航海だったと想像しました。

バーチャルリアリティーを駆使して、客席から正面と両サイドいっぱいに広がる5面マルチスクリーンに映し出された往時の平城京を俯瞰する動きのある画面は、今まさに自分が機上の人になったかのようで迫力満点でした。

朱雀門真北約800Mに堂々とそびえる「大極殿」のなかの高御座(天皇の玉座)を拝見しました。
天皇の即位式や外国の使節などの謁見などの重要な儀式がここで執り行われていたのでしょう。
大極殿の回廊からの眺望は素晴らしいものでした。特に澄んだ秋空を背にした
朱雀門は印象的でした。
日本の原点とも思われる古都奈良に住む幸せをかみ締めました。

墨遊 俳句

2010-10-02 20:48:49 | Weblog
 墨遊 俳句

 Kの俳句二句書く

  朱雀門の鴟尾金色に秋日没

   大極殿へ通じる朱雀門は、アキアカネが舞うこの頃が日本の原風景を演出している。
   特に、日没前後の残照に朱塗りの柱が朱に染まり未だ輪郭のはっきりしない半月が
   大屋根にかかる光景は印象的で郷愁を誘う。
   それにしても、路線開設時の諸事情のためであろうが歴史的史跡のど真ん中を線路が
   横切る無神経さには今更ながら無粋であり不快感を禁じえない。
   遷都祭の期間中のためか朱雀門へのルートは従来の迂回ではなく、直進できる踏み
切りが特設されている。
   臨時の措置でなくこれを機に常設にしてもらいたいものだ。

  土壁の小径を辿り萩の寺

   崩れかけた土壁に沿って細い道をゆったりと辿れば、そこは新薬師寺である。
   丁度、萩の季節で咲き乱れる萩にお寺が埋もれているようだった。
   十二神将が有名だが、萩の寺としても名高い。
   都心を離れた田園風景の中に忘れられたように息づく名刹に日常をひととき忘れた。
  
 古都奈良は遷都1300年祭で賑わっています。
 大極殿は建設途中の見学会から見ているので深い感動は無いが中央の高御座の天皇の
 玉座は初めて拝見しました。
 そこから一望できる平城宮跡は広大な素晴らしい眺めでした。