軸装
自画 水墨画 「曲水の宴」 を軸装にしました。
曲水の宴は写真や映画では見たことがありますが実際に見てみたいと思いながら
描きました。機会があれば京都の城南宮の曲水の宴の行事を観賞したいと思います。
軸装
自画 水墨画 「曲水の宴」 を軸装にしました。
曲水の宴は写真や映画では見たことがありますが実際に見てみたいと思いながら
描きました。機会があれば京都の城南宮の曲水の宴の行事を観賞したいと思います。
軸装 水墨画 四君子 秋菊
自画を軸装にしました。(半切)
四君子とは竹 梅 菊 蘭を言いますがこの絵は岩陰から咲く秋菊と芒を描きました。
裂地はオーソドックスな竹の模様でシンプルに仕上げました。
一幅を仕上げるには何か月もかかりますので次々と制作するのは大変です。
今は表装仕事には一番やりやすいシーズンですので頑張っています。
梅仕事
庭の梅の木に梅がたわわに実りました。以前私が白加賀という小さな梅の木を植えました。
毎年大きな実をつけ昨年は不作でしたが今年の収穫は多くて9.2kgありました。
早速梅仕事にかかりました。
梅の甘酢は作っておくと胡瓜もみやちりめんじゃこの酢の物にいつも重宝しています。
◎甘酢 青梅 1kg 氷砂糖 600g 千鳥酢 900 ℓ
◎梅味噌 青梅1kg 砂糖200g 味噌 1kg
◎青梅はちみつ漬け 青梅1kg はちみつ1kg
◎梅ジャム(昨年の甘酢の梅を鍋に取り出してレモン汁と砂糖少々入れ煮詰める)
昨年は梅干や紫錦梅(水戸の徳川家に伝わる独特の梅漬け)を作りましたが、まだ食べきれてないので今年は止めました。
近々、新生姜の甘酢漬けやらっきょ漬けと六月は次々と忙しいシーズンですが楽しんでいます。
軸装 紫陽花
自画 水墨画のあじさいの条幅を本格的な表装で軸装に仕上げました。
掛軸の一幅が仕上がりました。これからの季節は乾燥が早く、暑くて表装の仕事は苦労が多いです。
ところで本格表装の先行きには以前から不安を感じていますが、これにはいろいろな要因が考えられます。
先ず、良い材料の入手が難しくなってきたことです。これは手間のかかる和紙を漉く職人や軸先、上巻絹などを作り手の
高齢化と後継者不足が深刻なこと。また、座敷と床の間のある和風建築から使い勝手のよいマンションへの居住環境の変化で
掛軸や屏風の需要が少なくなったこと。更に表具制作店でも技術の継承がないまま安直な機械表装に頼らざるを得ない現実
があるようです。
一見ピーンと本紙がきれいに貼られて素敵に見える書道展や水墨画展で見かける軸装は機械での圧縮、
熱接着で短時間に仕上げた即席表具。掛軸の裏の上巻絹を省略したり、紙で代用したり、八双の棒が条幅の幅より少し出ておらず
きっちり揃えていたり(八双の棒の両端は軸を巻き取る際に軸を傷めないよう軸幅より少し出すという先人の智恵)、軸の耳折も
無いような軸も出てきて驚きです。
素人の人で軸の知識がない人が総裏の喰い先の繋ぎがあると紙を節約したように思われ一枚裏を望まれる。
上巻絹が表から見ると繋ぎ目の段差ができるからないのが良いと希望されたり、軸の本来の智恵がだんだんとなくなっていくようです。
総裏を何枚も継ぐのは軸のそりがないように、宇田紙の白土を入れて漉いてあるのは気温の変化を土が吸ったり吐いたりの原理を
分かっていないから、、と色々な面で思いがけないことが起こりびっくりします。
格安で直ぐに出来るということですが、目の肥えた方には一目瞭然その違いが分かります。
でも時代の趨勢で致し方ないのかも知れません。寺社仏閣の掛軸の修復にも影響が出なければいいのですが。
私は一つ一つ手間をかけて作る昔からの本格表装を少しでも残したいと思い30年以上頑張っています。