創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

表装作品集

2008-07-17 16:11:19 | Weblog
軸装

「祇園祭山鉾」

今日17日は祇園祭のハイライト・山鉾巡行の日。
祇園祭の山鉾図を染め抜いたハンカチの裏打ちを
しました。これから軸装に挑戦です。

八坂神社の祭礼の祇園祭宵山に京都を
訪れました。
町まちに建てられた山鉾を見て回り、「南観音山」の
山鉾に試乗させていただき、上からの眺めを楽しみ
ました。屋根下を飾る「天水引」四面は美しく150年
ぶりに復元新調されていました。

京町家の素晴らしい紫織庵を見学、「洛中洛外図」を
拝見できました。

表装作品集

2008-07-11 16:44:45 | Weblog
軸装

 「金魚」

自作水墨画の金魚の絵を軸装にしました。

涼しさを表現するため無地の水色の裂地を使用
しました。
天の右側と地の左側に縦縞の裂地をあわせて
効果的に雰囲気作りを試みました。


昨日、「ガレとジャポニスム」展を見てきました。
今までガラス細工の作品しか知らなかったのですが、花瓶から陶磁器・
木工家具まで幅広いジャンルで活躍しており、殆どの作品に浮世絵や
昆虫を含む動植物の日本的描画手法が採り入れられていて興味深く
鑑賞できました。特に、富士山、菊、蛙や蜻蛉の図柄がガラス工芸に
息づき日本の影響の大なることに感動しました。これら作品の基本として
の綿密なデッサンには驚嘆しました。
いい作品、人を感動させるものには隠れたところで努力がなされている
ことを再認識しました。
水墨画においても基礎が大切だと痛感しました。

墨遊 俳句

2008-07-04 17:42:55 | Weblog
墨遊 俳句

 Kの俳句二句書く

  冬瓜のごとき胡瓜を穫りにけり

   葉の陰にふてぶてしく肥った胡瓜が
   寝そべっていた。連日の雨を呑んだ
   ためだろう。扱いにくいが食べ応え
   があって料理のし甲斐があるかも。

  城埋める蝉の大軍鬨の声

   大和郡山城へ行ったときのこと。
   降るような蝉しぐれは、まるで城に
   攻め寄せるつわものどもの叫び声
   さながら耳を圧した。


 大岡昇平の著書「ながい旅」の映画化・「明日への遺言」を見た。
 第二次大戦中日本本土を無差別爆撃の最中に落下傘降下した米軍
 搭乗員を処刑した罪で、戦後戦犯裁判にかけられたが軍司令官として
 すべの責任を 自ら負い、部下を守り通して潔く断頭台の露と消えた
 岡田資中将の姿に感動、感涙した。  
 人間としての誇りや品格を忘れ去った現在の日本の現状は彼の目にどう
 映るであろうか。なんとも情けない人たちばかりになってしまったことかと
 嘆かれるだろう。
 戦争や諍いのない世界平和を願いながらも何時までたっても争いの
 絶えない、人類の愚かさ、情けない姿。平和を願いつつ逝った彼の
 重い遺言は私達それぞれが 次の世代へと伝えなければならない時が
 来ているように思う。