創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

表装作品  額装 松島や

2013-08-25 10:47:19 | 表装

額装 

      松島や ああ松島や 松島や

先日 東北旅行に出かけたときに瑞巌寺近くの売店で旅の記念にと求めた日本手拭を額装にしました。

松島の五大堂を中心に描かれた美しい松島の風景に魅せられました。五大堂は平安時代坂上田村麻呂が建立し、後に伊達政宗が再建した国の重要文化財に指定されています。

絵に添えられた芭蕉の句も気に入ったのですが、俳句を嗜むKが 芭蕉の句ではないと言う説もあるよと教えてくれたので 早速家に帰り調べてみました。

「月日は百代の過客にして、、、」にはじまる芭蕉の俳諧紀行「奥の細道」には松島での句は一句もなく、この句は江戸後期の狂歌師田原坊の句で仙台藩桜田欽斎の「松島国誌」に 元句 「松嶋や さて松嶋や 松嶋や」 が紹介されています。 その後、「さて」が「ああ」に変化して今に伝えられているそうです。

奥の細道には芭蕉に同行した河合曾良の句「松島や 鶴に身を借れ ほととぎす」 があります.

作者は兎も角として松島のあまりの絶景に適当な語句が思い浮かばず純粋な感動が吐露されているとも思います。

また、芭蕉は幕府の隠密だったとも言われ、松島では瑞巌寺など伊達藩の探索で忙しく句を詠むゆとりがなかったのではとの観測も。 複雑な時代背景をこの句から謎解きするロマンを愉しんでいます。

表装の日本手拭は布目が荒くて少し濃いめに溶いた表具糊に「楽々」を混入して裏打ちをしました。廻りには緑金の筋七子を使いました。 

 

  


初秋の盆景

2013-08-16 14:50:02 | Weblog

盆景  和三盆 

  四国に住む友人から和菓子が送られてきました。

  赤とんぼ、 紅葉、イチョウ、どんぐり、松ぽっくり、稲穂、まったけ、シメジ、柿、菊、桔梗など

  秋を彩るきれいな和三盆のお菓子。

  黒塗りのお盆のに並べてひと足早い秋の風物詩を演出しました。

  盆景の小さな秋に涼をもとめて連日の酷暑を少しでも和らげたらと思います。


写真 涼を求めて

2013-08-07 15:33:44 | Weblog

カメラ散歩 

猛暑からのしばしの脱却に天保山に出かけました。

水木しげる妖怪展覧会 

以前はサントリー美術館として親しんでいた美術館は所有者が変わり、水木しげるの妖怪の展覧会を

していました。真っ暗な部屋から突然お化けが現れたり、オドロオドロしい音響にびっくりしたり、あちこちできゃあきゃあと

喚く女性の悲鳴が聞こえたり・・・

しばし、暑さを忘れ涼しさを味わいました。

 

海遊館                                    

展覧会場から陸橋を渡ったところにある海遊館では、大きな水槽をのびのびと遊泳するさまざまな海の生き物たちと対面。

悠々と泳ぐじんべい鮫は迫力があり見飽きませんでした。ユーモラスな岩とびペンギンに見送られて海遊館を後にしました。

 

サンタマリア号 

かってコロンブスが航海したサンタマリア号の復元船に乗って天保山大橋をくぐって夢洲、南港を一回り。

実物はこの二分の一だったそうで、それほど大きくなく当時の航海の大変さに驚きました。

海の潮風は心地よくひとときのデイクルーズでした。