創造のよろこび♪♪

書、表装、水墨画、つまみ絵、写真、洋裁など自分の創作活動を娯しんでいます。。。

盆栽 紅梅

2012-01-28 20:00:01 | Weblog
盆栽

 紅梅


26年くらい前に購入した小さな梅が毎年花を咲かせます。

暮れになると盆鉢に植え替えて、梅の木のそばに竹や南天や福寿草を寄せ植えしています。

白砂を川に見立てて七福神の宝船を浮かべ、鶴亀をあしらい、丘には苔もはるなど箱庭のように演出した小さい世界
を楽しんでいます。今年こそ福を運んで来てほしいものです。

今年も年末に暖かな家の中に取り入れて蕾のふくらむのを日々待ち望んでいましたが、花の数も日増しに増えて満開
に近くなってきました。

お正月には間に合いませんでしたが、とても柔らかないい香りが部屋に立ち込めています。

墨遊 水墨画 福寿草

2012-01-20 15:04:46 | Weblog
墨遊 水墨画

 色紙 水墨画 「福寿草」を描きました。

 Kの俳句を添えて
   世の中は三寒四温のくりかえし

毎日厳しい寒さが続きます。
外出もままならず久しぶりに絵筆を持ちました。

被災地の東北の方々はどんなにか不自由で苦しい冬を過ごされていることと思います。
雪の中からほっこりと顔を出す福寿草のように平穏な生活が早く戻ってくることを
祈らずにはおれません。

墨遊 俳句

2012-01-12 09:44:26 | Weblog
墨遊 俳句
 
Kの俳句二句書く

 生きていることの交歓年賀状

  年賀状は生存確認でもある。日頃疎遠の方々との賀状の交換は互いに生きている歓びを交える
  年に一度の機会であり、虚礼であっても有意義と思う。
  「生きてをり生かされてをり年賀状」と先年も詠んだが、月並みではあるが人は一人では生きていけない
  現実がある。災害のたびに特にそう実感する。せめて命のある間に人のためにやることを見つけやれるだけ
  やってみなければと自省の年明けである。生きていることを噛みしめ何ができるかを考えたい。

 凜として八方睨む黄水仙

  冬は花々に乏しく彩のない季節だが、寒気に挑むようにすっくと背筋を伸ばした水仙の立ち姿はどこか気品のある
  清々しさが漂っていてこちらも姿勢を正したくなる。
  花の付き方も面白い。それぞれが黄色い(*^_^*)を別々の方向に向けており、隙のない風情があって好ましい。
   山茶花や椿の紅に水仙の黄は色を添えて冬季を演出しているようだ。


正月明けのTVで黒沢明の「生きる」を観ました。若い時に見た時の印象に比べ随分違って見えてきます。
子育てや子供夫婦との関係や老いや生や死などなど考えさせられる事が身近に沢山見えてきました。
この世に生を受け精一杯生きることの意味を考えさせられた新年でした。

 

写真 初詣 生駒宝山寺 北畠聖龍画家

2012-01-07 11:08:34 | Weblog
カメラ散歩

 生駒宝山寺 聖天


生駒駅からケーブルカーで生駒山にある生駒聖天(聖天さん)にお参りしました。
このケーブルカーは日本で初めて運行されたケーブルカーだそうです。

655年役行者が修験道場として開き、空海もここで修行したといわれています。
1678年に湛海律師が再興されたとのこと。
本尊は不動明王、鎮守神は歓喜天を祀っています。
いつものようにお札やお守りを買っておみくじを引いて大吉に喜びました。

お参りを済ませた後に和光殿で素晴らしい展覧会を観ました。




宝山寺の鐘楼にかかる絵馬を描かれた 北畠聖龍女流画家の展覧会でした。

紺絹に金泥で今年の干支の龍の絵や法華経の絵巻などを大胆且つ繊細な筆さばきで迫力のある見事な作品の数々に
驚きました。画号から最初は男の方の作品かと思っていましたが、会場にご本人がおられお目にかかることが出来ました。
写経は確かな筆致が見事で、絵の線質は細部まで素晴らしく行き届いていて、創作意欲の高揚するのを覚えました。

私も書や表装に益々精進しなければと思いました。
新年早々に嬉しい体験でした。

書初め カレンダー 龍

2012-01-02 10:16:56 | Weblog
迎春 書初め


白地のカレンダーに今年の干支 を書きました。
表装のテクニックで本紙を裏打ちして筋七子テープを周りに貼りました。
まだよく乾いていず写真は少し反って写っています。

昨年は東日本大震災や原子力発電所の想定外の被害や奈良・和歌山などの豪雨の被害で大変な一年でした。
私事では、昨年夏に母が大往生し静かな正月を迎えております。

昨日、テレビドラマ「開拓者たち」第一回を観ました。
満州での開拓者の方々の生死を彷徨ったご苦労を思い、また、幼い時に母に連れられ朝鮮から命からがら引き上げて
こられた実体験をまとめた冊子をくださった友人の苦難を重ねて観ていました。その友人は昨年暮れに亡くなりました。
今を生きる幸せをつくづくと噛みしめました。

今年は龍のように景気も上向き、被災地の方々も皆が幸せになりますように祈らずにはおれません。