天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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8月16日: ベピ・コロンボ:金星フライバイ

2021年08月16日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ヨーロッパ/日本共同の、水星へのベピ・コロンボミッションの監視カメラでとられた89のイメージの、この驚くようなシーケンスは、2021年8月10日に、宇宙船が金星に接近飛行したときに撮られた。このシーケンスには、 1024 × 1024 ピクセルの解像度での白黒のスナップショットを提供する、水星トランスファーモジュールに搭載された全3台の監視カメラ(MCAM)からのイメージが含まれている。この MCAM 1 からの初めてのイメージは、最接近の前の国際時間 13:41:02 にとられた。宇宙船はまだ惑星の夜の側にあるが、昼の側が視界に入ってくるのが見られる。宇宙船のソーラーアレイの一部が見られる。二番目のイメージは、最接近の2秒後の 13:51:56 に MCAM 2 によってとられた。552キロメートル離れた金星の表面が全て視界に入っている。MCAM 3 からの残りのシーケンスは8月10日の 13:53:56 から8月11日の 12:21:26 までをカバーしており、金星からゆっくりと離れている。このイメージは、二回の金星接近通過の二番目であり、全9回の接近通過の三回目である。ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の水星惑星軌道船と日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)の水星磁気圏軌道船から成るベピ・コロンボは、2025年にその目標軌道に着き、宇宙船は分離され、2026年前半に科学ミッションを始めるだろう。

<出典>: 「ベピ・コロンボ(BepiColombo)」

<ビデオ>: リンク先は短い音楽付き動画(.mp4)です。

<ひとこと>: 太陽に近い水星の周回軌道に入るには、極めて強大な太陽の引力に抗するために、慎重かつ強力な制御が必要になります。ヨーロッパ宇宙機関/日本宇宙航空研究開発機構(ESA/JAXA)共同のベピ・コロンボは、木星や土星などと比較した水星のその距離の近さにもかかわらず、周辺の惑星を使った速度調整を重ね、長期間かけて水星軌道に入る予定です。今回はその一つ、金星フライバイを行いました。

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8月15日: アルジェリアの森林火災

2021年08月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2021年8月12日に撮影されたこの‎‎コペルニクス・センチネル2イメージ‎‎に見られるように、8月9日以降、アルジェリア北部で複数の森林火災が発生している。最も影響を受けた地域は、首都アルジェから東へ約150キロメートル離れた、ティジ・ウゾウ(Tizi Ouzou)とベジャイア(Bejaia)付近である。‎‎アルジェリア北部での火災に対応して、‎‎コペルニクス緊急マッピングサービス‎‎が発動された。‎

<出典>: 「今週のイメージ(Images in week:ESA)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 

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8月14日: ペルーの首都リマ

2021年08月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

‎この‎‎コペルニクスセンチネル2イメージで、ペルーの首都リマが紹介されている。原版(下記)は解像度10メートル。‎ペルーの商業・産業の中心地であるリマには、チヨン川、リマック川、ルリン川があり、ほとんどがペルーの海岸の平野の平らな地形にある。この都市は、東でアンデス山脈の麓に、西で太平洋と接している。‎

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: このイメージは、宇宙からとったイメージの精度を見ていただくために取り上げました。具体的には大判(5400×5400 83.46 MB) から。


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8月13日: 紫外線のアンドロメダ銀河‎

2021年08月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

‎‎アンドロメダ銀河は紫外線でどのように見えるのだろう? 銀河の中心を回る若く青い星が支配的である。僅か250万光年にある‎‎アンドロメダ銀河‎‎(M31)は実際にすぐ隣にある。幅約23万光年‎‎にも及び‎‎、NASAの‎‎銀河進化探査(GALEX)衛星の望遠鏡からの11の異なる画像フィールドを使って、2003年に、‎‎紫外線‎‎による‎‎渦巻銀河‎‎のこの豪華な肖像をつくった。‎‎可視光線イメージでは渦巻の腕が際立っているが、‎‎紫外線ではアンドロメダの腕はリング‎‎のように見える。リングは強烈な‎‎星形成‎‎の場所であり、アンドロメダが、2億年以上前に、小さな隣接する‎‎楕円銀河 M32‎‎ と衝突した証拠として解釈されている。‎‎アンドロメダ銀河‎‎と同等のミルキーウェイ銀河‎‎は、これらの‎‎銀河のローカルグループ‎‎の中で最も大規模なメンバーであり、おそらく太陽の大気が‎‎地球を巻き込‎‎むように‎‎拡大する数十億年後ごろに‎‎衝突すると予測されている‎‎。‎

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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8月12日:  EHT 、Cen A のブラックホールからの中央のジェットを解く

2021年08月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

超巨大ブラックホールはどのように強力なジェットをつくるのだろう? イベントホライズンズテレスコープ(EHT)は、近くの活動銀河ケンタウルスA(Cen A)の中央のイメージを撮った。この新しいイメージは、二つのジェットのように見えるかもしれないが、実際には一つのジェットの両側を示している。この新たに発見されたジェットの端の明るさは、ジェットの生成の謎を解くものではないが、粒子の流出が、恐らく磁場を伴うかもしれないある強い圧力によって閉じ込められていることを意味している。イベントホライズンズテレスコープ(EHT)は、米国ハワイのカリフォルニア工科大学サブミリメートル天文台から、チリのアタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(ALMA)、フランスの NOEMA 、その他の多くに及ぶ、地球の全てからの電波望遠鏡の協同である。 EHT は、巨大な、近くのブラックホールと、それらのエネルギーに満ちた環境の観測を続けるだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: イベントホライズンズテレスコープ(EHT)は、かってブラックホールをイメージにして知られた、国際的な天文学者達のチームです。このとき、ブラックホール自体の可視化には成功しましたが、対象となったブラックホールから放出されるジェットを捕らえることができませんでした。以来、いくつかのブラックホールのジェットを追求しています。

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8月11日: 眼下のペルセウス座‎‎流星

2021年08月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

‎‎‎地球の人間は通常流星群を見上げるが、国際宇宙ステーションの‎‎宇宙飛行士ロン・ガラン(Ronald John Garan Jr.)‎‎が2011年8月13日に撮影したこの‎‎驚くべき眺め‎‎では、ペルセウス座流星を眼下に捕えている。高度約380キロメートルを周回する宇宙ステーションのガランの‎‎視点‎‎からは、スウィフトタットル彗星から吹き飛ばされたダスト‎‎、ペルセウス座流星群は下にある。白熱するまで熱せられた彗星スウィフトタットルから残されたこれらのダストは、眼下のペルセウス座流星群の流星の筋をつくった。この輝く彗星のダストの粒は、地球表面上約100キロメートルの密度の濃い大気圏を通して秒速約60キロメートルで旅している。このケースでは、短い流星のフラッシュはフレームの中央右、地球の湾曲する縁と明るい星アークトルス(Arcturus)の下の緑がかった大気光の層の下にある。2021年ペルセウス座流星群の流星雨が今週ピークに達する。今年、明るい月がほとんど隠れ、比較的かすかな流星でさえも暗い場所から晴れた天を通して見えるだろう。‎

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 昨日の記事も参考に。

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8月10日: ペルセウス座流星群が極大(2021年8月)/お知らせ

2021年08月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2021年のペルセウス座流星群の活動は、8月13日4時頃に極大となり、前後数時間にわたってとても活発な状況となることが予想されます。この状況は日本での観測に適しており、8月12日の夜半頃から13日の明け方にかけて、たいへん多くの流星を見ることができるでしょう。また、8月8日が新月で、12日頃は、ほとんど月明かりの影響がなく、とても良い条件で流星を観察することができます。普段よりも目立って多くの流星を見ることができるのは、11日の夜から13日の夜までの3夜と予想されます。3夜とも、21時頃から流星が出現するようになり、夜半を過ぎて薄明に近づくにつれて流星の数が増加していくことでしょう。最も多く流星が見られるのは、13日の夜明け近く(東京では3時台)と考えられ、このときの流星数は、空の暗い場所で観察したときには1時間あたり50個程度が予想されます。

<出典>: 「国立天文台」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 今年のペルセウス座流星は比較的多くの流星が見られると言われます。流星は、天候、時刻、空の明るさ(月や街の光)、目の慣れなどによって大きく見え方が異なります。残念ながら日本列島はこの期間曇りまたは雨が多く観測に適していません(気象庁週間予報)が、前後数日は時刻の関わらず雲の切れ間に見える可能性もあります。注意しましょう。

流星群は、太陽系内を大きな周期で周る彗星が、太陽に接近したときに緩み、まき散らしたダスト(径1ミリ程度の岩や氷)の群れの中に地球が入ったときに生じます。ペルセウス座流星は、太陽の回りを約130年周期で周るスイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)が残した流星体によって生じます。星座はこの現象と直接かかわりはありませんが、流星群が生じるとき、その星座を中心に放射状に現れることから名付けられています。ペルセウス座流星群の他、しぶんぎ座流星群(1月)、ふたご座流星群(12月)が三大流星群として知られています。

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<お知らせ>: 明日朝早く、国際宇宙ステーションに向けて、シグナス NG-16 貨物船が打上げられます。国際宇宙ステーションへの到着は12日夜の予定です。これらの中継放送はホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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8月9日: ジュノ、月ガニメデの新しい赤外線の視界と共にその10年を祝う

2021年08月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ジュノ宇宙船は、木星のマンモスの月ガニメデへの最近のフライバイ中で、打ち上げから10年後の最新の地図をつくるためにその赤外線装置を使った。‎ジュノ宇宙船の科学チームは、7月20日の最新のアプローチを含む三つのフライバイからのデータを組み合わせて、巨大な木星の月ガニメデの新しい赤外線マップをつくった。人間の目には見えない赤外線で見る、この宇宙船の木星赤外線オーロラマッパー(JIRAM)装置によるこれらの観測は、ガニメデの氷のコアと下の液体の水の海の組成に関する新しい情報を提供している。このフライバイの間にジュノによって集められた赤外線その他のデータは、木星の79の月の、形成の時から今日までの、進化を理解するための基本的な手掛かりを含んでいる。

<出典>: 「ジュノ(Juno)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 「ガニメデ」は木星の最大の衛星で惑星水星より大きい。いわゆるガリレオ衛星と呼ばれる一つ。その表面の下には膨大な水があるのではないかと言われている。木星とその衛星についてはホームページの 「木星探査宇宙船ガリレオ記念」 を参照。

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8月8日: トルコの火災による煙

2021年08月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

7月30日に‎‎コペルニクス・センチネル3号によってとられたこのイメージには、トルコ南岸沿いのいくつかの火災からの煙を示している。トルコは先週から致命的な山火事と戦っている。週末、観光客や地元住民は、ボドルムとマルマリス(Bodrum & Marmaris)から避難しなければならなかった。現在、東南ヨーロッパは非常な高温にある。ギリシャは、今日、摂氏47度のヨーロッパ史上最高記録になると報じられている。 熱波のドームの結果、多くの地域で気温が摂氏40度を超え、今週もこの天候が続くと予想され、1980年代以来の最も深刻な熱波となっている。‎‎スペイン、イタリア、ギリシャでも火災が発生しており、その一部が‎‎コペルニクス緊急マッピングサービス‎‎の引き金となった。マッピングサービスは、衛星からのデータを使って、山火事や洪水などの災害への対応を支援している。‎

<出典>: 「センチネル3号(Sentinel-3)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: この記事は8月2日付で発表されたものです。8月5日の記事と併せてご覧ください。

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マーズパーサビアランスローバーは、着陸後初めて、火星の岩の掘削を行いました。

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8月7日: プログレスとピア、地球の大気中を降下

2021年08月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

南太平洋の上空432キロメートルの地球の大気圏に降下する、ピアドッキングコンパートメントが取り付けられたロシアの国際宇宙ステーションプログレス77号補給船のプラズマの尾が撮られる。‎

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: ロシアのピアドッキング区画は、新しいロシアのモジュール、ナウカと交換するために、プログレス77号補給船に取り付けられたまま国際宇宙ステーションから切り離され廃棄された(8月2日の記事参照)。イメージでは、この二つのモジュールが地球の大気に再突入して燃え尽きる様子がステーションからとられた。

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8月6日: ロシアの「ナウカ」多目的研究室モジュール

2021年08月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションが星空と地球を覆う大気の輝きとともに、中央アフリカの上空261マイルを周回しているときに、ロシアの「ナウカ(Nauka)」多目的研究室モジュールが描かれる。‎ ‎

<出典>: 「宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: 「ナウカ」はロシア語で「科学」を意味する。このモジュールは日本時間7月21日に打上げられ、2001年以来使われてきた「ピア」ドッキングコンパートメントに替わって取り付けられた。この新しいモジュールは、ピアに比して、研究施設などを含む新しい機能が追加されている。また、ヨーロッパ宇宙機関の国際宇宙ステーションでは初めての、ロボットアームが取り付けられている。

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8月5日: 地中海、焼け続ける/お知らせ

2021年08月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このマップは、2021年8月2日の地表温度を示している。トルコとキプロスの地表温度が再び摂氏50度以上に達していることは明らかある。7月2日に公開した地図‎‎とほとんど同じ状況を示している。地中海は、数週間熱波に見舞われ、数多くの山火事が発生している。例えば、トルコは、少なくともこの10年間で、最悪の炎の中であると報告されている。‎‎この図は‎‎、コペルニクスセンチネル3号‎の、海・陸表面温度放射計からのデータを使ってつくられた。天気予報では予測された“気温”を使用するが、この衛星装置は地球から放射されるエネルギーの実際の量を直接測定している。

<出典>: 「センチネル3号(Sentinel-3)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

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8月4日: NASAのジュノ、木星の火山の月イオに起因する木星の電波に同調させる/お知らせ

2021年08月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

その強烈な火山の月イオからの木星に流れる電子の雨を聞くことによって、ジュノ宇宙船を使っている研究者達は、この怪物惑星の巨大な磁場の中に、強力な電波の放出が起きていることを発見した。この新しい結果は、木星のようなガスの巨人惑星によって発生する巨大な磁場の作用に光を投げ掛けている。木星は、強さが地球より約2万倍強い源を持つ、我々の太陽系全ての惑星で最も大きく最も強力な磁場を持っている。それは、太陽から吹く帯電する粒子の流れ、太陽風によって絶えず襲われている。太陽風がどの程度激しく吹くかによって、木星の磁場は、太陽の方向へ320万キロメートル、また、太陽から9億 6500 万キロメートル以上の範囲の土星軌道まで広がることがある。木星はその大きな磁場の中を周るいくつかの大きな月を持っておりイオが最も近い。イオは、木星と、近隣の他の大きな月の二つの間の重力の綱引きに捕らえられており、これらが、その表面全体に何百もの火山の爆発を起こさせる内部の熱を発生させている。

<出典>: 「ジュノ(Juno)」

<音を聞く>: 右上のイメージをクリックして Youtube から。

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<火星探査>: ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: 今夜(8月5日早朝)、テストフライト、ボーイングスターライナー OFT-2 の、国際宇宙ステーションとの並走とドッキングが予定されています。中継をご覧になるには、ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。
--- 8月4日 (水): <速報・追記> 日本時間4日早朝打上を予定されてきたボーイングスターライナー OFT-2 のテスト打上は再度延期されました。一日延期のようですが未だ番組表への掲載はありません。以後、打上時刻が日本時間では深夜のこともあり、打上げに成功した後にのみ取上げます。

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8月3日:GW200115:中性子星と合体するブラックホールのシミュレーション/お知らせ

2021年08月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

ブラックホールが中性子星を破壊するとき何が起こるだろう? それらの分析が、 LIGO と Virgo 天文台によって2020年1月に検出された重力波の出来事 GW200115 で示されている。この異常な出来事を良く理解するために、 この特集された視覚化がコンピュータシミュレーションからつくられた。このビデオは、増加する重力の放射を発しながら互いを周る、太陽質量約6倍のブラックホールと太陽質量約 1.5 倍の中性子星に始まっている。重力波放射のパターンは青で示されている。この二つは、中性子星がブラックホールによって完全に吸収されるまで互いに速度を増す。中性子星は衝突の間に壊れず、観測された対応する可視光線の不足に一致する少しの光が逃げた。この30秒のコマ落しのビデオは短いかもしれないが、実際の融合の出来事より約1千倍長く続いている。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<アニメーションビデオ>: イメージをクリックして Youtube から。

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<火星探査>: ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: 今夜8月4日午前1時30分から、NASAテレビで、延期された「ボーイングスターライナー OFT-2 テスト打上」の中継放送があります。深夜ですが、ご覧になるには、ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

 

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8月2日: ピア、切り離される/お知らせ

2021年08月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションでの20年間のサービスの後、ピアドッキング区画が宇宙ステーションを去り、月曜日に、太平洋上の大気圏で安全に燃え尽きた。この出発は、新しい科学モジュール「ナウカ(Nauka)」とヨーロッパのロボットアームのための余地を与えた。

<出典>: 「今週のイメージ(Images in week:ESA)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>:国際宇宙ステーションのピア(Pia)ドッキング区画は、ロシアのクルー船、貨物船のドッキングポートとして永く機能してきた。先の月曜日、新しい複合機能モジュール、ナウカ(Nauka:ロシア語で科学の意)と置き換えるために、宇宙ステーションから切り離された。イメージの白い部分がピアドッキング区画。黒い部分は同じく切り離される貨物船。このような大きな物体が空中で燃え尽きるのかと、いささか驚ろきだが! 

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<火星探査>: ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

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<お知らせ>: 明日8月4日午前分から、NASAテレビで「」の中継放送があります。ご覧になるには、ホームページの「ウェブNASAテレビ放送予定」から。

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